ハンパ者のぽつり。

ハンパ者のぽつり。

レーシック 手術前~手術直後



事前準備は1週間前からでした。

・お酒を飲まない
・1day以外のコンタクトレンズ使用なら眼鏡に切り替える。

で、生活して、1週間後に眼科で検診を受けます。
眼底・眼圧・視力などを検査し、網膜剥離やアレルギーがなければ
レーシック決行となるわけです。

手術当日/金曜日 夕方

わたくしは会社帰りにそのまま眼科へ行き手術してから帰宅…と言うやり方でした。
予約は18:00。
でも実際に手術室に入ったのは19:30過ぎでしたよ(-_-#)
手際が悪い病院です。

先ずは受付で手術の承諾書を提出し、ここで全額支払いを済ませます。
術後はよく見えないので(^_^;)。
メイクを落とし、顔をよく洗って待ちます。
手術後は洗顔・洗髪・入浴が出来ませんから。

で、手術20分くらい前に眼に麻酔を点眼します。
まぶたの自由が少しずつ奪われていく感じは不安を掻き立てますが
ここらへんで勇気を使い果たしてはいけません。これからです。

髪が落ちないようにキャップをつけて手術室へ。
リクライニングの、歯医者や美容院にあるような椅子に腰掛けます。
そのままその椅子はフラットになるまで倒れこみ、手術台に変身です。
クッションが効いているので腰は痛くなりません。
頭の部分はくぼみにすぽっと入るようになっていて、更に両サイドに
空気で膨らむ枕が付いていて頭がズレ無い様になっています。

少し寒いくらいの室内、看護師さんがタオルケットをかけてくれます。
顔にも眼の部分だけ開閉可能の布が付いた布がかけられます。
この時に「突然くしゃみしてしまったり、咳が出たりしたらどうしよう」と
かなり不安です。
…出ませんでしたからよかったですが、出ていたら本当にどうなっていたんだろう…
花粉症の方や風邪引いている方は注意が必要かもしれません。

まぶたが閉じないように瞳をガッと見開いたまま固定する器具が取り付けられます。
きっと麻酔が無かったらかなり痛いと思いますが、全然痛くないです。
凄いね。麻酔。
そして更に眼球がくるくる動かないようにリング状の押さえ金具のようなもので
ぎゅっってされます。ここでも麻酔に感謝できます。

目薬や消毒用の薬がチューチューと眼球を洗い、
真上に有る赤いライトを見ているようにと言われます。
手術中はずっとこいつを見つめ続けるわけです。

そして

「フラップ」と呼ばれるふたを角膜から切って作ります。
すぱっと。ええ、本当にスパッと切られた感覚があります。
そしてその時、見つめていた紅いランプが一瞬にして見えなくなり、
ブラックアウトします。
…不安、ピークです。
奥歯をぎゅんぎゅんに喰いしばっていました、わたくし(笑)。
(-□-;)『いかんいかん、緊張すると眼球が動く!!』と
一生懸命身体と噛み合せを緩めるようにしました。
ランプは見えませんが、回りの光は感じるようになり失明したわけではないと
ほっと一息。まだ身体は強張りますが。

ぱきぱきぱきぱき…と機械音がして、レーザーが角膜に照射されます。
レーザー光線そのものは見ることはできません。
全く見えなかった紅いランプと周りの風景が徐々にはっきり見えてきます。
『あ、見える』と思ったタイミングでフラップがペロンと戻されたのが判りました。

その後、樹脂製と思われる刷毛のような物でへろんへろんと眼球をなでられ、
完全にフラップが元の位置に戻されます。
その上から度の入っていないコンタクトで押さえ、洗浄し薬を差して……

片眼終了です。

始まってわずか3分あまりのことでした。…多分それくらい。
そして次に左目。行程は全く一緒ですが、麻酔が切れかかってきたのか
器具が痛い……(T_T)
我慢できない痛みでは有りませんでしたが、痛みがあると恐怖も伴うもので。
でも、右目の時より早く終わった気がしたのでそれほど辛い時間ではありませんでした。

術式は全て終了しました。

そのまままた椅子の形に戻った手術台に座って5分ほど眼をつぶって休み、
何とか目が開けるようになったら待合室で目薬を看護師さんに差してもらって
30分ほど眼を閉じてじっとしています。
30分が過ぎるころ、また看護師さんが目薬を入れに来ます。

この頃には麻酔も随分解けて、眼の周りが筋肉痛のような鈍痛を感じます。
2回ほど薬を入れて眼を閉じて休む…を繰り返して、術後の診察をします。

先ほど押さえに入れたコンタクトを先生がはずしてくれて、フラップのずれが無いか確認。
診察なんて30秒ですよ。


このときの視力は大体0.1~0.3くらいなので正直、
『失敗じゃねーだろーな!?』
とびくびくしますが、角膜切ってるんですから
当日に見えないのは当然ですよね。
「過度の期待」というのは「終わったその時から劇的に視力が回復する」と
思っているいうことなのでしょうかねぇ。

そして保護用のゴーグルをつけてそのまま帰宅。

さて…帰宅なんですが…見えないんですよ!!
この時点ではほんとに0.2くらいしか!!
交差点で方向がわからないし、人の動きは見づらいしで
必要以上に疲れます。

お迎えを頼めるなら絶対に誰かに来てもらうか付き添ってもらう方がいいです。

薬が喉の奥に流れてきていて苦くて食欲は無いし。
晩御飯食べていなかったんだけど、もーお家帰ってソッコー眠りましたよ。
この日は寝る時も保護ゴーグルをつけたまま就寝します。
洗顔・洗髪などは絶対に出来ません。
ばい菌入ったら取り返しがつきませんからね。
そうそう、眠るまでに1時間おきに必ず2種類の目薬を差すようにと
渡されたので忘れずに点眼。

・ベルベゾロン液/リン酸ベタメタゾンナトリウム液 眼・耳鼻科用合成副腎皮質ホルモン製剤
・オフロキシン点眼液0.3% 広範囲抗菌点眼財

の2種類です。

保護ゴーグルは花粉症の予防ゴーグルに似ています。
弦の所がやわらかい樹脂製なので、ぐにっと曲げて自分にあった角度に調節可能。

…ちょっと気になるけど、夜中にうっかり眼の周りを触ってしまったりぶつけたりしたら
大変なのでこのまま頑張って眠りました。


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