第一ステージ☆


娘は、母と妹と村長である父親と暮らしていました
彼は、弱い人でした
村の外では人柄はよいと評判でしたが
娘や妹、その母を毎晩のよに殴ったり蹴ったりしました
その村に怒鳴り声が響かない日はありませんでした
生活費も何も十分に与えず、女性たちを奴隷のように扱いました

やがて
母親は心身ともに疲れ果ててしまいました
彼女は限界でした
体も心もぼろぼろでした
それでも子供たちのために20年間もの間、つらく苦しい日々を耐えました
このままでは母は死んでしまうだろう
そう思った娘たちは、母親をその村から脱出させました
娘たちは母について行きたかったのですが、無理でした

村長は違う村に住み、若い娘たちをはべらかして人生満喫しまくり。
娘達は二人で必死の生活です
特に妹は大学受験を控える大事な時期です
娘は、妹を支える決意をし、妹もまた頼りない姉を支える決意をしました
お互いがお互いの存在に支えられながら助け合っています

娘は、村長の存在を心から憎みました
警察に逃げ込んだ日もありました
包丁を握ったこともありました
弁護士さんに勧められ、訴訟も考えたりしました
でも、村長に時間を取られるくらいなら自分の夢に向かい努力した方が、自分のためになると思いました

娘の夢、それは世界を平和にするお手伝い
この経験を生かして、困っている女性や子供の役に立ちなさい
この経験を生かしてもっと困っている人々を助けなさい
娘への神様からのメッセージでした

「痛みを知っているからこそ人の痛みが分かる」
殺されるという恐怖と常に隣り合わせで、びくびくしてばかりいた
自分には自信がなく人の顔色ばかり見て人が怖かった
いじめられてばかりで親にも友達にも受け入れてもらえないそんな自分が情けなくて

相手に同情してもらいたいから、身の上話をしてるよに思われたらどうしよう
あんま言うと不幸自慢してるみたいだし
もっとツライ人はいっぱいいるんやし
こんな話を聞いたら皆、引いてしまうかも、嫌われるかも
あー絶対言えへん

そんな風にうだうだ考えていた娘は、今ではさらりと話せるようになりました
あの頃よりは強くなれたのかもしれません

生きるのがしんどかった今までの日々も「財産」
つらいよに思えた今までの経験は神様からの「プレゼント」
そっか、これを生かして何か形にすることがうちの「使命」なんやわ!と
大学三回生になって、やっとこさ娘は自分の進むべき道を見つけました

娘はイギリスで平和学を学ぶのが夢でしたが
持ってかれたりなんだかんだで資金を貯められませんでした
悲しいプレゼントや悔しいプレゼントがいっぱいいっぱい神様から届けられました
もういらんのに~とその都度、へこみながら泣きそうになりながらも娘は前しか見ません
『どんなときも前しか見ない』
そう心に決めたからです
あ、でも、よく弱気になります笑

本当に多くの人に助けられてここまで来れました
これからの人生も波乱万丈つらいことがいっぱいいっぱいでしょう
でも、そんな山あり谷あり人生を娘はたっぷりと生きていきたいと思うのです
明日、死んでも後悔しないよな人生を

娘はなーーーんとかして、留学を叶えるつもりです
諦めるわけにはいきません
娘が平和学を学ぶことで、将来助かる人が増えるんですもの
こんなとこで挫けてられません
きっとこれも神様からの試練なんでしょう

てなことで、留学にむけて160万もの大金をげっとするがため
娘は今日も頑張るのです、
まわりの大好きな人たちに支えられながら♪

娘は将来たいへんな大物になります
なので娘に今のうちに恩を売っておきましょう笑
いいこと、絶対ありますよ☆

娘は、なんだかんだで今日も幸せです

皆に元気を与えられる太陽のよに、
そして過去や自分の弱さもすべてを受け入れて夜空に凛と輝くお月様のよに
「お陽さまでお月さま」になれるよに

そんな思いを抱きながら
娘は今日も夢に向かって猪突猛進しまくりです☆


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