いろんな毎日

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自然体




くま(ミニ) 自然体 くま(ミニ)




妊娠検査薬で陽性が出たのは12月の中旬でした。

でも妊娠がわかってからも生活は変わりませんでした。

極端に重たい物は避けましたが、ちょうど年末ということもあって

押し入れの片付けや大掃除をいつもと変わらずに済ませました。

旦那さんにも妊娠は報告したけれど、やっぱり話題にすることはありませんでした。

話題にするのもはばかるほど、私達にはとても特別なことになっていたんだと思います。


紅白歌合戦が終わってから歩いて出かける初詣も、最初は混雑も考えて日にちを変えるとか

考えましたが、やっぱりいつも通り除夜の鐘が鳴る頃に神社に行きました。

何だか今回は自然体でいたかったんです。

お正月に旦那さんの実家に言っても、もちろん誰にも言いませんでした。


週数の数え方も慣れたもので、今度は自分で計算して9週になったら病院に行こうと決めました。

数え間違っていて1週少なくても8週。それならもう3ヶ月。

妊娠3ヶ月に入ったことのなかった私は、それまで普通に過ごして待ちました。


前回お世話になった病院へ迷わず行きました。車で送ってくれた旦那さんも一緒です。

待合室で2人とも普通に話はするけれど妊娠の話題には触れませんでした。

診察室に旦那さんも顔を出すと内診室へも一緒にどうぞと言われてしまうので

前とはあえて違う流れにしたくて問診から1人で行きました。


内診室で検診をした先生に「今日は1人で来た?」と聞かれ、旦那さんも一緒だと答えると

「じゃあ入ってもらって」と言うではありませんか。

内診のモニタは先生の方を向いたままで、赤ちゃんがいるのかどうかもわかりません。

辛い姿はもう見せたくなかったので先生に「またダメですかねぇ」と聞くと

「それはご主人が来てからにしましょう」と言うではないですか。


旦那さんが入ってくるなり先生は「いや~、赤ちゃん元気ですよぉ!」とひと言。

モニタも私達に見せてくれ、すっかり形になっている赤ちゃんの姿が見えました。

「よくここまで来ないで辛抱しましたね~」と感心されてしまいましたが私は脱力するばかりでした。

旦那さんも「あ、これ心臓ですよね」と静かに先生と話していて、安心しているのがわかりました。


次回は10日後。そのときに母子手帳をもらう書類をくれるとのこと。

母子手帳。前はすぐにでも欲しかったけど、もらうのが正直に言うとこわい。

もらってしまってまたダメになったら・・・今度は本当に立ち直れないかもしれない。





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