ありがとうございます　! 　宇宙（そら）・人・ペット調和塾 ～作家 阿部 佐智子です。
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愛のひかりのエネルギー、必要な方に届きますように。

ここ数日、いろいろな形で犬猫、ペット君の旅立ちのお話をお聞きする機会が増えています。

それぞれの旅立ちの形があり、そしてそこにそれぞれの愛の形があって、
お話を聞いただけで切なくもなり、その一方大きな愛を感じさせてもらえて
これはこういうお仕事をさせてもらっているがゆえのご褒美なのかな、と感じたりもします。

もちろん飼い主さん、パパさん、ママさんにとっては大きな痛みの最中であることは
じゅうじゅう承知しているつもりです。

ここ何ケースかで同じようなお話が出てきました。

それは旅立ちの直前、それまで食の衰えていた犬猫ペット君が
最後に手作りのスープを飲んだり、ママさんの作ってくれたペーストごはんを食べたり、と
それまでの様子では考えられなかった行動をとってくれたというお話です。

食べものというのは愛情の象徴でもあって、
私たちは食べものを食べることによって
その食べものの生産や調理に関わってくれた人の「愛」を確かにいただく生き物なのです。

命をいただかせていただきます、というご挨拶は
実は愛をちょうだいします、という意味でもあるのかもしれませんね。

私たちが幼い頃、お母さんの作ってくれたごはんを一生懸命食べていたのは
そこにお母さんの愛を感じることができたから。
それを食べればお母さんと繋がることができる、
お母さんに愛されている、という実感を持つことができる。

無意識のうちに私たちはそんなことを感じていたのかもしれません。

成長して、さまざまな情報が自分の中に入るようになって
そんなシンプルな命の仕組みを忘れてしまうようになって、
食の大切さも食べものの意味もわからないようになってしまってきているのかもしれませんね、
私自身も。

ペット君がきちんとごはんを食べてくれた時、
ものすごく幸せな気持ちになるのは、
そんな幼い自分を想い出しているからなのかもしれません、
それも無意識のうちに。

逆にペット君がごはんを食べられなくなった時、
自分自身を拒否されているようなものすごくつらい気持ちになるのも事実です。

私は愛猫・ぴぴ麿と愛猫・海・かいがいた時に
その痛みをトコトン味わいました。

なんで食べてくれないんだろう。

哀しくて苦しくてつらくて。
彼らは体調不良という、ニャン生最大のお荷物を抱えていた時だから。

客観的に考えればすぐわかることなのに、その時は
必死な想いばかりが先にたって、
まさに自分の想いとの格闘のような状態にまで陥るのです。

ごはんを食べる、たったそれだけのことが
私たち生物にとっていかに大切なことかが今になってわかりはじめています。

そして、そんなことははじめからわかってるよ、と言わんばかりに
ペット君が最後の最後、力を振り絞って
ママさんの手作りのスープやペーストごはんを食べてくれている。

「ママ、ありがとう、大好きだよ。
　ママの愛、しっかりもらったからね。
　ママは愛の存在なんだよ、そのことをずっと覚えていてね」

と満身創痍の身体でそう伝えてくれているんですね。

生き物は必ず天国に還ります、肉体がある、ということはそういうこと。
その、最後の瞬間、肉体として最後のご挨拶、
それが彼らからのパパさん、ママさんへの感謝の気持ちであることは間違いありません。

その瞬間、お互いの愛と、お互いの「ありがとう」のエネルギーが循環して、
もしかしたら「一つの何か」になる瞬間を味わせてもらっているのかもしれません。

「家のコ、何も食べてくれなくて」

そう思っても、最後まで手作りで何かを作ってあげるという気持ちを大切に
なさってみてはいかがでしょう。

私はぴぴ麿は病気のため病院で、海・かいは病気ではなく自宅で息を引き取りましたが、
最後の瞬間に食べものを食べてもらう、というところに気が回りませんでした。

後悔はありませんが、何かを作る気持ちの余裕があれば
最後のご挨拶、ちょっと違ったものになったのかな、とは思います。

幸い、というか我が家には今、愛犬・華実と愛猫・海・うみがいてくれるので
もしその時が来たら
大好きな食材を買ってきて、心をこめてお料理しようと思います。

そっか、もしかしてある意味、「最後の晩餐」なのかしら。

どんな生き物でも食べものと共にある感覚で旅立てるというのは
一つの心の支えになるのかもしれませんね。

桜の季節、私の兄は突然死の形で旅立ちました。
兄は独身でしたが、最後の晩餐、一人できちんとした様子でした。
ごはんを食べた後で息を引き取ったと言われました。

兄は愛と共に旅立っていったんだな、と今、少し心が軽くなりました。

このことに気づかせるためのきょうの執筆だったみたいです。

※追記

　今、愛犬・華実と桜並木のお花見散歩をしてきました。
　たった今、浮かんできたメッセージ、「翼を広げて」でした。
　どんな意味でしょう、あなたにも関係あるかもしれませんね。




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