注射の演習。（。･＿･）ノ0|⊃―
これは人にもよく聞かれますが、私の学校の場合どうかというと・・、（知らないほうがいいかも・・）
まず、腕とお尻のモデルがあるんですが、そのモデルにブスっと針を刺すのです。やっぱりモデルだから人間の皮膚や血管とは感覚が違うんですけどね・・。例えば、筋肉注射の場合あんまり変なとこにブスってするとモデルからピーって音がするわけ。ぎゃ～大変って感じだけど、先生の視線は厳しく、はいもう１回と。ちゃんとできるまでやり直しです。あと採血するときには、血管にうまい具合に針を入れないといけないんだけど、私はモデルの血管に針がうまいこと刺さらなくて、すごく苦労しました・・。肘から指先までのモデルなんだけど、その腕には２本しか血管がなくて、見ればどこに血管があるか分かるくらいなのにだよ・・。あまりの自分の不器用さが嫌になってしまったけど、ブスブスしてました(/_;)ちゃんとモデルの血管には赤い液体が入っているんだよ。モデル相手ですが、もう手はブルブル冷汗タラタラですよ・・。
問題は次・・。友達同士で採血のやり合いです。お互い初めてでしょ・・さらに自分もやらせてもらうわけだから文句も言えないし。（というか文句など言う気もなかったけど）友達同士、どうなっても大丈夫だからといいながら、先生の目が光るなか採血開始です。注射するときとか、献血するときには針が刺さる瞬間をジーっと見つめている私もさすがにこのときは怖くて・・って感じになってました。私の血管はとっても分かりやすいので、友達は無事に採血をこなしていました。でも手がガクガク震えているのは怖かったです。でも初めてにしてはとっても上手だったと思います。先生つきっきりだしね。次私がする番・・。ついにきたって感じ。もう手はブルブル、心臓は飛び出そうな勢い。にこやかな顔（もちろんひきつった）で、採血しますねと言って、血管がでるように手をニギニギしてもらって、駆血帯を腕に巻いて、この血管ってのを見定めて（先生が見定めていたなぁ）消毒して、友達の血管目がけてブスっとするわけですよ。もう先生の全介助で。「ほら、血管の中に入ったときに感触違ったでしょ？」「分かりませんでした」「まぁやっていくうちに分かるようになるから心配しないで」心の中で、やってくうちっていつだよと叫びました。ちゃんと採血できたんですが、針を抜こうとアルコール綿を手にする瞬間に悲劇は起きた・・。なんとまだ駆血帯をとっていないのに針が抜けてしまった。友達の腕からは血がツーっとたれている。思考停止、行動停止の私。「ほら早く駆血帯はずして、綿球で抑えて」という先生の声ではっと我に返り、無事に採血終了。友達は「初めてだし、血もそんなにでてないし、全然大丈夫だよ」と優しい。天使のように見えました。見習わなきゃ。
ここで、ふ～ん看護学生ってそんなことしてるのかと思ったあなた・・。 こんなことしてます。そして問題なのは、これ以降就職するまで、注射も採血も一切やらないってこと。次にやるのは就職して、患者さんに実際にです・・。まじ。そんなの無理。まぁ学校によっていろいろ違うみたいですが、これには本当に患者さんに申し訳ない思いでいっぱいになってしまいます。
でも１つだけ言わせてもらうなら、患者さんには痛い思いしてほしくないし、どうしたらいいのか勉強もしてはいます。でもでもやっぱり経験つまないと何もできるようにはならないんです。あ～悲しいのう・・。
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