音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2018年10月16日
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カテゴリ: クラシック音楽

アコーディオン奏者の アンドレーアス・ボーアゴー(Andreas Borregarard) という方のゴルトベルク変奏曲を聴く。
いつものeclassicalで24bit 96kHzFlacを$13.48で購入。
このサイトはリリース時に安くなっている傾向があり、この音源もその対象だった。
残念ながら、現在はレギュラープライスの$21.56になってしまった。
彼は1981年デンマークのエラルド生まれ。
彼のサイトを見ると、自分はクラシックの音楽家ではなく、ただの音楽家といっている。
ある種のこだわりがあるようだ。
アコーディオンはピアノやチェンバロとは発音方法が全く違い、オルガンと同じような蛇腹を収縮させてた空気を開かれた弁のリードを振動させる方式なので、音の輪郭が甘く、運動性もかなり悪い。
吹奏楽器ともいえるので、鍵盤楽器に比べると、機械的ではなく人間的というか柔らかみがある。
気分的には能天気というか楽天的な気分が支配的だ。
速いパッセージにも限界がある。
テンポはかなり遅く、ハイブリッド仕様なのでCD層のために2枚組になってしまったが、ゴルトベルク伯爵の子守唄がわりだったこの曲には、かえって相応しいのかもしれない。
このブログを書くにあたって、グールドをはじめいろいろな演奏家の演奏を聴いてみた。
ピアノニストの演奏ではグールドの影響が強く、テンポが速めの演奏が多い。
また、装飾音符を入れなければならない、お約束になっているようだ。
チェンバロの演奏もピアノに準じた感じだった。
パイプ・オルガンの演奏は聞いたことがないが、今回のアコーディオンと発音原理は同じなので、同じような傾向なのかもしれない。
アコーディオンの演奏を聴くと、ピアノやチェンバロはどうしても細身で神経質に聞こえてしまう。
テンポが遅いせいかアコーディオンではそういう感じは全くなく、心安らかに聞ける。
ただ、ダイナミックスの幅が狭く音色もそれほど変化がないためか、ずっと聞いているとやかましい感じがしてくる。
なので、あまり音量は上げないほうがいいように思う。
演奏そのものは、遅いテンポでも、だれた感じはなく一切なく、技術的にも危なげはない。
また、第20変奏のように比較的速い曲では、小気味のいい演奏が楽しめる。
ピアノの演奏に飽きたときの口直しに最適?な演奏だ。

Bach:Goldberg Variations

Andreas Borregaard(accordion)

Recorded July 2016 at the Dorfkirche Rahnsdorf (Berlin), Germany





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Last updated  2018年10月16日 21時25分28秒
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