音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2018年11月11日
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カテゴリ: 映画

久しぶりに映画に行った。
殆ど半年ぶりくらいだ。
畑とか日常の仕事が多く、どうしても見たい映画も少ないので、億劫になってきたということもあり。大分ご無沙汰してしまった。
今回は、評判の良い映画で、トレーラーを観てもわくわくするので、観に行きたいとは思っていた。
世の中の評価はとても高いのだが、音楽映画なので、なかなか万人向けとはいかない。
そのためか、3日の1回目だったが、半分も入っていなかった気がする。
映画はフレディ・マーキュリーの半生を描いたものだ。
クイーンの音楽はほとんど知らないし、フレディがエイズで死んだことをかろうじて覚えているくらいだ。
映画はクイーンの前身バンドの「スマイル」にフレディーが加わることから始まり、彼らの成功と別れ、クライマックスの再会後のAid Africaの野外コンサートまでが描かれている。
その中では、ゲイの話やフレディのエイズへの感染も赤裸々に描かれている。
当然音楽の話が多くなるが、レコーディングでのギター・オーケストレーションやコーラスをテープが擦り切れる程オーバーダビングを繰り返した模様や、メンバー間の選曲やクレジットでの揉め事など、実際の出来事が再現されていて大変興味深かった。
Live Aidでの演奏曲目は「Crazy Little Thing Called Love 」以外の5曲が収録されている。
コレが感動もので、何故か涙が出てきてしまった。
圧巻は旧ウエンブリー・スタジアムで行われたlive Aidのシーン。
スタジアム上空を俯瞰し、そこから高度を下げてステージに近ずくシーンやピアノの下からメンバーに近ずくシーンなど、映像が実に素晴らしかった。
CGかと思ったが、実写のようなリアリティがある。
こちら に撮影監督を務めたニュートン・トーマス・サイジェルとのインタビューが載っていて、その時の苦労話が語られている。
新しいエンブリー・スタジアムでは、なくなってしまったステージの実寸大のセットやバックステージを作ったというのだから、リアリティがあるのも頷ける。
観客は900人で実写とCGを組み合わせたという。
また、 YouTube で観られる映像と同じものを作らないようにするため。コンサートの観客からの視点を避けて、映画の観客がバンド・メンバーになったような感覚になる映像にこだわった」というコンセプトも成功している。
キャストは万全。
特にフレディ・マーキュリーを演じるラミ・マレックの体当たり的な演技は圧倒的だった。
ただ、歯が出すぎて、ねずみ男みたいで、髭を生やした頃はラテン系のいい男に見えるので、少し気の毒な気がする。
また、フレディの別れた妻メアリー役のルーシー・ボイントンが美しかった。
映画はエレキ・ギターによる21世紀FOXのファンファーレから始まり、テンポよく進み、とても分かりやすい。
音楽産業の人間臭い側面を見ることができたのも、嬉しかった。
ということで、このロックバンドを知っている人も知らない人も、この感動的な映画を是非広いスクリーンと素晴らしい音響の劇場で見て欲しい。

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Last updated  2018年11月11日 19時00分22秒
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