はじめに
■ 僕らの世界では、日頃の授業以外に、さまざまな仕事を並行して行わなければなりません。明日の授業の資料やプリントの準備、来週の授業の計画や研究、今学期行う研究授業の計画、来週行われる参観授業のための資料や授業計画、教室の掲示の更新、テストの採点、こどもの日記に返事を書く保護者への電話や家庭訪問・・・・・、
教育委員会からおりてくる調査書類の作成のように、直接授業とは関係ない仕事の方がかえっておおかったりします。
雑多なことがありすぎて、1日の仕事が混乱してしまい、つい先送り先送りで、「あ、保護者参観来週だった!!」といってあわてたり。
■ 若いときはがむしゃらに突き進むことができます。2,3日徹夜して仕上げてしまう、何てことも力技でできました。
しかしそんなことばかりやっていたら、「とりあえず間に合わせはしたが内容は・・・」という気持ちが積み重なります。
また、結婚するとそのようなことばかりはできなくなります。
■ 僕らは、質の良い仕事ができたときはじめて達成感を感じることができます。一般の会社でいえば、仕事が利益に結びついたときに成果となるのと同じではないでしょうか。
質のよい仕事。たとえば、子供の学習能力が向上したとか、こどもがわかりやすい授業ができた、とか、保護者が今日の授業に納得して安心して帰ってくれたとか、そんなことではないかと思います。
■ ところが日常の雑務に追われていると、やっつけ仕事ばかりになり、むなしさが募っていきます。
その結果、「忙しいからいけない」「教育委員会からの調査が多すぎるから、研究の時間がとられる」「学校の行事が多すぎてゆったりと仕事ができない」などと何かのせいにしてしまうことになります。
■ もちろん職場の仕事環境の改善はとても大事なことです。
おおすぎる行事は精選しなければなりませんし、雑多な事務は効率化を図るよう工夫してもらわなければなりません。
■ しかし「今」、さまざまな仕事があるという現実を前にして何かのせいにしても始まりません。
とりあえず、それらをうまくさばきながら前にすすまなければならないのです。
■ 雑多な事務をこなしながら、その上で質のよい授業を行うことが期待されている以上、状況が改善されるまでは当面そういった状況の中で成果をあげることが必要です。
そのために、教師として様々なライフハックの工夫の余地があると思いませんか?
そうすれが質のよい仕事が可能になり、さらに知的な生活を生む余裕をつくることができるとすれば・・・?
このサイトでは、教師のためのライフハックに焦点をあてて、私が日頃行っているライフハックについておすすめできることを述べています。