My favorite things

My favorite things

June 19, 2009
XML
カテゴリ: 闘病記
先週の金曜日の夕食後、啄木は急に食べたものを吐き戻してしまいました。

木曜日に受けた抗がん剤の副作用がとうとう出てしまったようです。

苦しそうに家の中の暗いところを探してウロウロしだし、悲痛な叫び声をあげました。
なんとも表現しにくい、今まで一度も耳にしたことがない叫び声でした。
「おかあちゃん、苦しいよぉ~。気持ちが悪いよぉ~。」
我慢できずに叫んだのだと思います。

獣医さんのお宅へ電話しました。
時間外なのに電話に出てくださって、本当に感謝です。
様子を話すと、副作用でしょうとのこと。
薬がカラダの中を回って、ガンと戦っている状態。
啄木は体力があるから、大丈夫だと思う。
側についていてあげてください。
とのことでした。

その後、吐き出したいけど、吐き出せないというスッキリしない状態が夜中の12時ごろまで続いたあと、熱が高くなってきました。
カラダ全体が熱くなって、震えだし、息がはぁはぁとあらくなってしまいました。
人間ならこんなとき救急車を呼べるのですが・・・。

わたしは氷枕を用意して、そっとカラダにあててやることしかできません。
それでも、少し気持ちが良くなるのか、ウトウトと少し眠ってくれるようになりました。

明け方4時半を過ぎたころ、やっと啄木はカラダを横にして眠ってくれました。
体力が限界にきて、このまま逝ってしまうのでは・・・。
わたしは心配で眠る啄木のお腹が寝息で上下しているのをただただ見つめていました。

嬉しいことに、そんなわたしの心配は杞憂となりました。
毎朝啄木がお腹が空いて部屋の中を動き回りはじめる朝6時。
啄木はスッと起きだすと、まだ熱があっておぼつかない足取りでキッチンへ歩き出しました。
「ゴハン食べるの?」
わたしが声を掛けると、シッポを振って答えてくれました。
いつもの量というわけにはいきませんでしたが、食事を口にしてくれたことは本当に嬉しかったです。
この子は大丈夫だ、と思って、嬉しくて涙が出ました。

朝一番で病院へ。
血液検査の結果は良好でした。
むしろ、抗がん剤を注射する前よりも良くなっていました。
熱冷ましに抗生物質を注射してもらいました。
家に帰ってきて、2時間後には熱は下がり、震えもなくなり、元気が戻りました。

いやぁ~、大変でした。
でも、快復してくれて本当によかったです。

そして、昨日。

4回目の抗がん剤投与は血液検査の結果が良好でしたので、行われました。
今回の抗がん剤は今までのよりも強い薬だとか。
怖いです。

今日は副作用が出る日です。

今朝から少し元気がない様子です。
今は、風の通る、家の中で一番気持ちのよい場所ですやすや眠っています。
今日、明日は静かに、おとなしく過ごさせてあげたいです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 19, 2009 10:40:18 AM
[闘病記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: