☆ Sanctuary ☆  Smile for you

釈尊の生誕と出家(7)

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          釈尊の生誕と出家(7)
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話はラージャグリハと移ります。
ゴータマは苦行に苦行を重ねます。

四画で囲んで
あるところの
詳細がこっち
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☆二人の仙人
アーラーラ・カーラーマ仙人のところにやってきたゴータマは禅定に励みました。
ゴータマは修行に入るとすぐにアーラーラ・カーラーマの説く境地に到達してしまいました。
そして、ゴータマはアーラーラ・カーラーマもかなわぬほどの
禅定力を発揮するようになりました。

アーラーラ・カーラーマのもとでの修行に満足しえなかったゴータマは、
次にラージャグリハにいるウッダカ・ラーマプッタ仙人のもとを訪ねます。
ここでもゴータマはすぐにこの仙人の説く境地に達してしまい、
師を凌ぐ禅定力を発揮したのです。

二人の仙人の説いていた教えの詳細については割愛します。
聞いてもわけのわからない禅定の教えなので。

そしてゴータマは師を求めて修行することをやめてひとりで修行にはいっていきました。
ゴータマの修行は6年間の苦行を行ったのでした。

☆6年間の苦行
時には、一週間に一食、あるいは半月に一食という厳しい絶食の修行をしました。
また、野菜だけを食べたり、きびだけを食べたり、草だけを食べたり、
木の実だけを食べたりする修行もしました。

さらに、直立したまま精神統一をしたり、茨の上に伏したり、
茨の床に寝たり、水に浸かる修行をしたり、呼吸を止める修行をしたりしたのでした。

また、墓場で死骸の骸骨を敷いて寝床にしたこともあり、
子供たちがやってきてゴータマに唾をかけたり、
耳の穴に木片を入れられていたずらされたりしましたが、
ゴータマはそんなことも意に介せずに平静心を捨てず、心の修行に励んだのでした。

☆骨と皮の姿
こうした長年に渡る苦行のためにゴータマの体には塵垢がたまり、
自然に体の皮の苔が生えるほどになってしまったのです。

小食と厳しい肉体行によってゴータマの体は痩せ細り、
腹と背中が張り付くほどになってしまい、あばら骨が浮き上がり、
目は落ち窪み、まるでミイラのような姿になってしまったのです。

痩せ衰えたゴータマは沐浴をしようとしてネーランジャラー河に
入るとあまりの軽さに流されてしまいそうになりました。

そうした苦行をしながら、禅定をして、心を揺らさぬ修行をしていましたが、
苦行に苦行を重ねても人生の真理への答えは見出せずにいたのでした。

☆苦行を捨てる決意
苦行に苦行を重ねていたゴータマは、あるとき、はたと悟ります。
「苦行は悟りへの道ではない!」
「このままでは自分は死んでしまう。
 苦行を続けて死ぬことが人間の目的であるならば、
 人はなぜ生まれる必要があるのか!
 これは決して悟りへの道ではない!」

ということに気づいたのです。
そしてゴータマは苦行を捨てる決意をしました。

☆スジャーターとの出会い
そのとき、近くの村に住む少女スジャーターがやってきました。
心清らかなスジャーターはゴータマに乳粥の供養を供えました。
ゴータマはその供養を受けました。

村娘スジャーターの話の詳細は こちらの日記 です。

さてゴータマには父王から護衛を命じられた五人も一緒に
修行をしていたのですが、ゴータマの姿を見て、
「ゴータマは苦行を捨てた。堕落した」 と軽蔑し、ゴータマから離れて行きました。

一人になったゴータマは、今までの修行方法を改め、肉体行を捨てて、
むやみに食を否定せず、心の調和と安らぎを求めるべく、
みずからの心を見つめる修行へと入っていったのです。

・・・ 釈尊の生誕と出家(8)へ つづく・・・

【スジャーターの村の娘たち】


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