椎間板ヘルニアとの付き合い方

椎間板ヘルニアとの付き合い方

悪夢の再来



最寄り駅の改札を通り、エスカレーターを上って、小走りに電車に乗ったそのときでした。前のボーリングのときと全く同じ痛みが腰に走ったのです。激痛ではないが、後で強い痛みが出ることは分かっていましたが、その日やらなくてはいけない仕事があり、無理して出社してしまいました。

電車を降りてすぐの薬局で、とりあえず湿布を買って、会社についてすぐ貼りました。しかし、数時間すると、もう駄目でした。痛みも強くなり、どんどん腰が抜けたように歩くこともままならなくなり、昼過ぎに、仕事に何とかキリをつけて、早退しました。帰るときは、脂汗だらだらのちょっとした地獄って感じでした。

なんとか、家にはたどり着いたものの、病院までは動くことができなかったので、奥様に早く帰ってもらって、肩を借りながら、なんとか、病院まで歩いていきました。病院に行くまで、一箇所だけ交差点があるのですが、そこを肩を借りて何とか横断歩道を渡っている私に、クラクションを鳴らした車には、本当に腹が立ちました。

病院では、すぐに椎間板ヘルニアだと診断されました。『どうしてコルセットをつけていないんだ』といわれたけれど、私としては、別に前にぎっくり腰と診断されたときは、念のため、コルセットも出しておきますって感じだったので、『いつも付けてろとは言ってなかっただろ!!』と思ったのですが、突っ込まずに、MRIの予約を取ってもらい、その日は帰りました。

《次へ》


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