京都御所


京都の観光名所と言えば、寺院が最も多く挙げられますが、寺院以外にも沢山の
名所が存在しています。その代表格と言えるのが、京都御所です。京都市の上京区にある京都御所は、かつての皇居です。明治維新により天皇の皇居が東京の旧江戸城に移った為、現役での皇居ではありませんが、かつて天皇が御滞在していたこともあり、そのまま保存されている建造物です。かつての皇居という事もあり、通常一般人は自由に入ることはできませんが、その美しい風景を目に入れてもらおうと、桜の季節と紅葉の季節である春と秋に関しては一般公開されます。よって、紅葉シーズンになると、普段見ることのできない風景を求め、観光客が数多く押し寄せてきます。京都府の観光名所としては、敷居の高さもあってか、寺院などと比較し、年配者の方の占める割合が多いようです。また、日本の歴史を知りたい外国人観光客や、大学生も多く訪れています。敷地は非常に広く、建造物も時代背景を考慮するまでもなく、非常に質の高い物になっています。こういった建造物を眺めるだけでもかなりの興奮を覚える人が多い中、紅葉を見るためにここを訪れるというのも、中々にオツと言えるかもしれません。幕末のお話の中で、非常に激しい戦闘を繰り広げられた場所でもあり、有名な蛤御門の変での主戦場の新在家門(当時、日常は閉鎖されており、戦闘で火の手が上がった為に開門されたことから、火であぶると開く「蛤」に比喩されて俗に「蛤御門」と呼ばれるようになった。)には、当時の戦闘でついた「弾痕」も確認できます。何の保護もされていないので、実際に手で触ることもできますよ。幕末の志士の中でも烈士として有名であった「久坂玄端(くざか げんすい)」はここで強い志を持ちながら戦いました。何を思いながら戦ったのでしょうね。皆様も是非、実際にその場所に行って感じてみてください。


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