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Christina Aguilera - Stripped

Christina



このアルバムは凄い。まさにこの1人のアーティストの復活に相応しい。1曲目のイントロ「Stripped part1」は懺悔であり宣戦布告だ。タブロイド紙などで真実ではない事を散々書かれ、プライベートもファッションも行動も全てがメディアに取り上げられ叩かれた。本当の私は誰も説明できていないと歌う。そして今このアルバムで私は「real」になるという。そしてその宣言どうり彼女はリアルになった。あらゆる中傷もすべて見方につけ。ありのままの、今のCristinaを感じる事が出来る。まさに「Stripped」なのだ。

彼女自身楽曲制作にも積極的に取り組み、Executive producerとしてクレジットされている。それが反映してか今回のアルバムでは積極的にHIPHOP、R&Bアーティストとコラボレートしている。Redman、Lil’ Kim、そしてAlicia Keys。そしてこれらのアーティストと路線が違うが多くの曲を提供し、P!NKのアルバムなどでもクレジットされているLinda Perryだ。

Linda Perryの書く曲は弱さと強さ、愛と憎しみ、悲しみと喜びが混雑している。そしてそれをChristinaが歌う事によって絶望の中にかすかな一筋の光が射すのだ。この意味はきっとこのアルバムを聴けば解ると思う。


アルバムは新しい音と言うよりも何を聴かせたいか、何が歌いたいかが重点になっている。シングルになった「Dirty」、「Beautiful」、「Fighter」。それらの曲の中でも「Beautiful」は心を揺さぶる。


世界の何処かで血が流れている、何処かで愛しあってる、何処かで誰かが泣いていて、何処かで誰かが笑っている。


そして彼女は今を生きる僕達に向かって歌う。「We are beautiful」と。


アルバム「Stripped」アルバムを聴き終わって、これは彼女の1回目の脱皮にしかすぎないのかもしれないと思った。このアルバムで露になりつつある彼女の「輪郭」がこれからどんな風に変化し、そして彼女がどんな歌を歌うのか、これからも興味が尽きる事がない。


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