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インスパイア大澤

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2004.05.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、だいぶ間が空いて失礼しました。

では続けます。


レコードの優しい柔らかい、身体に染みわたるような音に対して、CDの音はなにか長く聞いていると疲れるような感覚がありました。

ノイズもなく、クリアなのに「なんでかなぁ?」とそのころ不思議に思ってたのです。

で、もう世の中が完全に1980年代半ば過ぎにはCD一色に変わり、もうそんなこと、つまりレコードとCDの音質の違い、にも興味がなくなった頃、1990年代半ば過ぎに、今度はある聴覚セラピーと出会いました。

その聴覚メソッドで使われる音源は、CDではなく、レコードから作られており、その理由は、CDの規格そのものが、ズバリ22Kヘルツ以上の高い音域をズバッとカットしていて不自然だから、というものでした。

もちろん、レコードというソースは、せいぜい14,15Kヘルツ程度しか収まらない規格だったそうですが、その聴覚セラピーの創始者は、CDのように規格上で抹消しているわけではないので、CDがカットしている22Kヘルツ以上の音も入っている、と確かに言われていたんです。

「なるほど!その差を私は感じてるのかな!?」

と当時、結構得心した次第です。

なお、私は知りませんでしたが、当時やはりオーディオマニアと呼ばれる人たち(LPレコード支持者)は、

「理論がどうであろうと良い音は良い音、悪い音は悪い音だ」と主張するのに対して、

CD支持派は、

「理論的、科学的に、CDの音質がLPに勝ることはあれ、劣ることはありえない」と主張する図式があったそうです。

ちなみに、「音と文明」の著者、大橋力氏の考えでは、

「LP支持派は非言語脳の活性が優位な魂をもつ人びと、CD支持派は言語脳の活性に支配された近代的精神をもつ人々が大勢を占めていた。」

と表現されています。

また、CDの規格を決める前提には、

「16Kヘルツ以上の高周波成分の有無は音質差に影響を与えない」という、当時の精密な心理学実験、つまり音楽などの高周波域を制限することが人間の聴覚に及ぼす影響を調べる実験、で確認をしていたということがあるのです。

でも、録音や音響を専門にするプロフェッショナルの一部、オーディオマニアと呼ばれる、一部の人たち、そして私(笑)も、その「人間に影響を与えない」はずの高周波域がカットされている、違和感をずっと感じていた、ということになりますね。

科学的な実験というものの難しさ、がここでも垣間見えますよね。

目に見えない領域、知覚が難しい領域のことというのは、現在の科学的検証では極めて困難だというのが、ここでもわかります。

現代科学の限界の一つ、といってもいいでしょう。


残念ながら、聴覚セラピーの中身まで行きませんでした。できればまた後日、そのあたりをお話できれば、と思います。

(ひょっとしたら続く。)笑

今日もありがとうございます。








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Last updated  2004.05.22 08:26:16
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もっそもりやま @ (  ̄ω ̄)ゞ<ももっ おじゃましまーす。 おもしろくて初めか…
インスパイア大澤 @ Re[1]:●協力関係は癒着関係ではない・・・●(10/15) レヴェランスさん >いろんなことに共通…
レヴェランス @ Re:●協力関係は癒着関係ではない・・・●(10/15) いろんなことに共通していることですね。 …

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