わんぱく　どっぐず

闘病記

負けるなイヴ！悪戦苦闘闘病記
～　アカラス編　～
●　はじめに　
アカラスとの出会いは、イヴがまだ幼犬(８ヶ月)のとき。皮膚全体が赤くなり掻き崩しが見られ、通院を始めました。
病院は飼い始めた当初から訪れているアニマルクリニックイシムラ。診てくれるのはいつも院長先生かＴ先生。
いつもトリミングをお願いしている DOG Salon R&R の店長さん、並びにスタッフのみなさん。
そしてご心配頂いている多くの方々へ感謝の意を示しつつ、ここに闘病記を書き記していこうと思います。
管理者・家族のメモ代わりでもありますので、誤字脱字等お見逃し頂ければ幸いです。
なによりもイヴが早く良くなりますように…。

●　アカラス(ニキビダニ)とは？　
イヌニキビダニ、毛包虫、デモデックスなどともよばれる肉眼で確認できない程の皮膚の中を住処とする小さなダニ。
アカラスが毛包に多数寄生し皮膚炎を起こします。
皮膚はいくらか赤みを帯び、小さなうろこ状を呈し、顔面と前肢のみ発症することが多いのですが、時には全身に広がるケースもあります。
アカラスはほとんど全ての犬に寄生していることから、発症するかどうかは遺伝的要因・年齢的要因・ホルモンの不均衡などに因るものだといわれているそうです。
発情やストレスがきっかけとなってアカラス症を発症しまうこともあります。
免疫力の低下している幼犬、高齢犬は発症しやすい傾向にあるようです。
感染抵抗力の問題で、免疫力が弱い場合は直りにくく、さほど弱くなければ、細菌感染を押さえてあげれば治るようです。

●　診断・診察　
上記にもありますように、発疹・赤みを帯びて来るので、痒がって掻き崩す前に獣医さんの元へ連れて行くことをおすすめ致します。
カビやノミ・アレルギーなどと間違った診断をされては治るものも治らなくなる恐れがありますので、獣医さんには顕微鏡で調べて頂いて下さい。
皮膚の奥を住処としているので発見が難しいようです。そのため、皮膚を採取し、顕微鏡を使って診断して頂きます。

●　症状　
掻き崩し・発疹・赤み・痒み・脱毛・フケ
＊イヴの場合

後頭部・首筋部分に赤み・発疹・痒み・掻き崩し・脱毛が見られ、全体的に皮膚のサイクルが早くなり、フケが出るようになりました。

●　治療方法　
まずは環境の改善、薬浴(殺菌作用の高いシャンプーでのボディーウォッシュ)・抗生物質等の投与など。
アカラスに効果的と言われているお薬は以下の通りです。
　・イベルメクチン(アイバメクチン) 　アカラス等、寄生虫を駆除するお薬です。
　・ミルベマイシン　フィラリアのお薬。イベルメクチンと同じ効果があり、イベルメクチンよりも安価。
　・抗生物質　微生物や細菌の増殖を防ぐためのお薬。
　・必須脂肪酸　皮膚を強くするためのサプリメントのようなもの。ビタミン剤等。
＊イヴの場合
　・薬浴　ノルバサンシャンプーで、３日に１回(２度洗い)もしくは、１週間に１度(４度洗い)を行っています。
　・投薬　抗生物質・かゆみ止め・ブタさんの飼料(イベルメクチン・ミルベマイシンと同じ効果があり、２つよりもより安価)・ビタミンB1
　＊注射・塗り薬は使用して下りません。

●　予防法・完治例　
残念ながらアカラスについての予防法は無いようです。
遺伝的な問題・免疫力の向上もしくは低下の問題もあるので、気長に向き合っていかなければ鳴りません。
幼犬の場合は免疫力が向上するので完治率が高いようです。
成犬の場合は完治したという例もあるようですが、幼犬に比べると難しいようです。
少し前までは安楽死を進められる程の病気でしたが、今ではそういうケースは稀だそうです。

●　アカラスに効果的といわれている物　●

シャンプー

病院で頂いている物。
殺菌効果があり、肌に優しいシャンプー。