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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人~番外編~
ハリーはその夜、ホグワーツから帰ってきたばかりだった。
物凄く疲れていて、ダーズリ-一家にある自分の部屋に入ったのだ。
そこは従兄弟のダドリーの部屋を一つもらった物だ。
昔すんでいた階段の下にある小さな隙間には、今は魔法用具品がギュウギュウづめになっている。
しかし、今はそんなことどうでもよかった。
シリウス・ブラック・・・・
あの、アズカバンに入れられていた人が僕の名付親だったなんて・・・。
少し驚きはしたが、シリウス自体がいい人だったので嬉しい気持ちもあった。
それよりもハリーは、自らの親戚・・・ダーズリ-一家以外の親戚に会えたことを嬉しく思うのだった。
夜もふけり、梟のヘドウィグがホーと鳴いた。
ハリーは起きていることが辛くなり、ベットに横になって目をつぶった。
力を抜き、今までのことを思い出していた・・・。
もちろん、ダーズリ-一家なんかと一緒にいたくはないのだが、ロンの家からもまだ手紙が届かなかった。
だからここから抜け出すことはできないのだった。
幸い、ハリーの名付親がシリウスだと知ったとたん、ダーズリ-一家はハリーにいたずら(意地悪)をしなくなった。
ハリーがホグワーツ特急に乗る前に受けとったシリウスからの手紙に
「ハリーに何かしでかしたらこちらもやむなく魔法を使うかもしれません。」
と書かれていたのだった。
ダーズリ-一家がその文を読んだときの真っ青な顔をハリーはいまだに覚えている。
プッ、とはきそうになったが我慢してダーズリ-一家を見ていたのだった。
もちろんハリーは、マグル(人間)の世界で魔法を使うことは禁じられており、ただの脅しだということはすぐわかったが。
ダーズリ-一家はあのシリウス・ブラックが来る、殺される(シリウスは人を殺してない)と思いこみ、ハリーをなるべく避けるようにしたのだった。
こんな人生を歩むことになったのは14年前・・・。
ハリーの父、ジェームス・ポッターが偉大なる魔法使いで、このダーズリ-一家の姉、リリーと結婚してハリーを生んでしまったからかもしれない。
それだけならよかった・・・。
その時、ヴォルデモ-ト郷(名前を言ってはいけないあの人)が力をつけ、自分に逆らう魔法使いを禁断の呪いによって殺しはじめていたのだった。
その1年後、父もその犠牲になった。
ハリーの両親は必死でハリー・ポッターを守ろうとヴォルデモ-トに立ち向かっていった。
父はその強大な魔力に力及ばず、母は恐怖に怯えながらも必死にハリーを抱えて守ろうとした。
そしてハリーに『愛』の魔法をかけ、この世を去った・・・。
・・・悲劇だった・・・。
しかし、ハリーは生き延びたのだった。
その禁断の呪いをはね返し、ヴォルデモートを瀕死の状態まで追いこんだ。 額には稲妻のようなの傷ができたが、あの死の呪文を破ったただ一人の魔法使いだった。
その後ハリーは、ハグリッドやダンブルドアに連れられ、ダーズリ-一家に引き取られたのだった。
ダーズリ-一家は魔法使いを拒み、ハリーをも拒んだ。
血がつながってはいるものの、自分がそんな関係にあるのだと近所の人々に知られたくないのだった。
(あの格好の時点で怪しい、とは思われていると思うが・・・)
毎年の誕生日には祝ってもらえず、毎年のクリスマスにも何ももらえず・・・。
ハリーはとても贔屓されていた。
ダーズリ-一家からは本当の両親が死んだと言うことを交通事故だったと誤魔化されていた。
しかし、ハリーが自分は魔法使いなんだと知り、親の本当のことを・・・悲劇を知り、ダーズリ-一家から離れる時が来た。
そう、ホグワーツ魔法魔術学校入学だ。
はじめは半信半疑だったが、9番線と10番線のあいだの柱をすり抜けて9と3/4番線についた頃にはワクワクしているのだった。
紅(あか)い列車「ホグワーツ特急」に乗ってホグワーツに行くときはとても面白かった。
蛙チョコレートや100実ビーンズ、そのほかにも色々なお菓子や食べ物があった。
どれもマグルの世界では売っていない、魔法のかかったものだった。
そうそう、忘れてはいけない者がまだあった。
ハリーは一瞬ふきだしそうになったが誰も見ていなかったのでほっとした。
(ヘドウィグが見ていたがハリーはそれにきずいていなかった。)
ロナルド・ウィ-ズリー(通称ロン)やハーマイオニー・グレンジャー(ハ-マイオニ-)、
他にもウィ-ズリ-一家の人や、マグクゴナガル副校長、
ロックハート先生(先生とはいえないが)、ダンブルドア校長、
ハグリッド、唯一クィディッチでハリーを負かしたディゴリ-一家、ルーピン先生などだ。
(忘れていたわけではなく、全員思い出せなかった。)
思い出したくない顔もあった・・・。
スネイプ、彼はとことんハリーを嫌っていた。どう思っているのかではなく、ハリーに見せる態度が嫌っているという感じだった。
それにドラコ・マルフォイ、彼はいいとこのお坊っちゃんみたいで性格は悪く、憎たらしい。
ダーズリ-一家なんて、こいつと比べたらまだ可愛いもんだ。
人を見下すのが好きらしく、ハーマイオニ-には「穢れた血」や「出っ歯」などと呼んでいた。
(もちろん無視したし、あいつのでこの方がよっぽど変だと思う。)
色々な困難やいく先々でハリーの命を狙う人々に出会ったが、たくさんの人々に助けてもらい、今ここにいるのだろうとハリーは思った。
できればずっとホグワーツに居たい、という気持ちもあったが、学校は夏休みのあいだ、大掃除や新しい新入生のリストを分担したりとかで忙しいらしく、一年中学校にいることは無理なのだ。
でも、ヘドウィグがいるから友達と手紙をやり取りすることはできる。
そう思いながらヘドウィグの方を見た。
・・・いなかった。
カゴがあいていたらしく、どこかへいってしまったらしい。そうハリーは思った。
ヘドウィグを探しに行くために家の廊下に出た。
できるだけ音を立てないようにに慎重に階段を降り、素早く廊下をとおった。
白い扉をゆっくりとあけ、外に出た。
大きな月が淡く光っていた。
ハリー「ヘドウィグ!」
ハリーは驚き、思わず声を出してしまった。幸い誰も起きなかったが。
ヘドウィグが猛スピードで飛んでくるのを見てハリーはきずいた。
・・・・・・手紙だ。
ヘドウィグが手紙を持ってきた。
誰からなんだろう?早く読みたい、ハリーはそう思った。
ヘドウィグがハリーの肩に止まり、脚を差し出した。
ハリーは脚についている手紙をとるとヘドウィグを撫でた。
ハリー「ありがとうヘドウィグ、さぁ、部屋に戻ろうか。」
ヘドウィグはホーと甘えたように鳴き、羽を閉じた。
ハリーは手紙に目を向けた。
古い、黄色がかった手紙だったが、とても綺麗な字で書かれている。
送信者は・・・シリウスだった。
ハリーは早く見たいという気持ちを押さえて、静に扉を閉め2階の自分の部屋に戻っていった。
END NEXT TO 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット㊤、第1章リドルの館」
だぁぁぁ~!!!大失敗作ぅ!!!
友に見せるため30分で書いたものとはいえ、ひどすぎる・・・(汗
ごめんなさい!皆様!読んじゃった方、想像壊しちゃってほんとすみません!><;;
では、今後はちゃんと書くのでよろしくお願いします・・・^^;;
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