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2014.01.26
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カテゴリ: イベント

tokusatu

『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』
2012年に東京都現代美術館で開催され、約29万2000人が来場した、大変人気を集めた展覧会が国内巡回展の第二弾として、わが街「新潟」で開催されました。

以下は、展覧会趣旨の引用と展示室内の画像は、「ねとらぼ」さんからの借用になります。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の大ヒットも記憶に新しい、数々のアニメーション、実写作品でファンを魅了してきた監督・庵野秀明。その創作活動の原点であると同時に、多大な影響を与えてきたのが、庵野監督が幼少期からこよなく愛してきた「特撮」でした。円谷英二が始めた日本の特撮は、精巧なミニチュアで作られた町や山や海を舞台に、怪獣やヒーロー、スーパーマシンなどが活躍し、見る者を夢中に、あるいは圧倒し、そしてワクワクさせてきたのです。

しかし、特撮はデジタル技術の飛躍的な進歩とともに、第一線であった、その立場を失いつつあり、特撮自体の価値も見直す岐路に立たされていると言えるでしょう。そのような流れは、今日より大きなものとなり、コンピュター・グラフィックに代表されるVFXに押され、日本の特撮の歴史を作ってきた貴重な資料ともいえるミニチュアや小道具までが破棄され、散逸し、すでに失われはじめているのです。

本展覧会は、このような日本の特撮の状況を憂慮し、特撮の魅力に触れる機会を次世代に残したいとかねてから考えてきた庵野監督が、自ら「館長」となり、新潟県立近代美術館の中に特撮の「博物館」を開館するという企画です。

会場では、数々の映画、テレビで活躍したミニチュアやデザイン画など、さまざまな資料約500点を一堂に集めて展示し、それらを担ってきた作り手たちの技と魂を伝えます。

また、庵野監督の盟友であり、平成「ガメラ」シリーズの特技監督、「ローレライ」、「日本沈没」、「のぼうの城」などの監督・樋口真嗣が「副館長」を務め、企画・庵野秀明、監督・樋口真嗣で制作したオリジナル特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」を併せて公開します。

日本が世界に誇る映像の「粋」とも言える、デジタル技術に勝るとも劣らない、素晴らしい「特撮」の魅力をこの機会にぜひご堪能ください。

主な展示内容 (1) 人造-原点/『海底軍艦』『惑星大戦争』『日本沈没』などで活躍したメカたち             
(2) 超人-原点/『ウルトラマン』をはじめとするヒーローたちや防衛隊メカなど
(3) 力/特撮の職人たちが力を注いで作ったミニチュア建造物など
(4) 特撮美術倉庫/ゴジラをはじめとする怪獣や飛行機、戦車等が並ぶ美術倉庫   
(5) 特撮の父、技/円谷英二、井上泰幸や大澤哲三ら特撮を支えた人々とその技         
 ・オリジナル特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」
                   (企画:庵野秀明 巨神兵:宮崎駿 監督:樋口真嗣)

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以前開催された「ウルトラマン 創世紀展」 とは違い、円谷プロの作品だけでなく、東宝・大映の特撮映画で使用されたミニチュアやオリジナル模型が展示されています。

最初の展示コーナーでは、東宝制作の特撮映画「海底軍艦」「日本沈没」「惑星大戦争」などで活躍した、オリジナルメカが展示されています。記憶に残っている物ばかりで、懐かしさでいっぱいになりましたが「海底軍艦」は、残念ながら全く分かりませんでした。世代的にチョットズレていますが、登場する「轟天号」は斬新なデザインですネ~、今度Blu-rayで観ようかと思います。

又、1975年に公開された「メカゴジラの逆襲」で使用された、メカゴジラのボディースーツが展示されていました。40年近く経っているのに、全く色褪せていません。今にも動き出しそうなくらい、新鮮さを感じました。

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次の展示コーナーは「超人」がテーマ。ウルトラシリーズを初め、懐かしい特撮ヒーロー達が次々登場します。「ミラーマン」「スペクトルマン」「シルバー仮面」etc・・・数えきれない程のマスクや防衛隊メカが展示されています。どれもこれも、憧れたヒーロー達ばかりで、「ウォー、スッゲー!!」 の連呼でした。

ここに東映特撮ヒーローが加われば、完璧なんですけど。大人の事情ッてやつですかネ~。

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「力」がテーマの展示コーナーでは、特撮職人たちが力を注いで作ったミニチュア建造物などが展示されています。様々な映画で登場した物ばかりで、ミニチュアといっても、かなり大きいスケールモデルがズラリと並んでいます。

「平成ガメラ」のボディースーツも展示していました。ジックリ見ましたが、ホンット良く出来ています、やっぱり本物はスゴイですネ~。まッ私としては、「昭和ガメラ」世代ですけど・・・「大悪獣ギロン」カッコ良かったナ~。

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「特撮美術倉庫」と銘打ったコーナーでは、ゴジラをはじめとする怪獣や飛行機、戦車等、大小様々なスケールモデルが所狭しと並んでいます。歴史的資料館といった感じでしょうか?ここでも「ウォー、スッゲー!!」の連発でした。

ローレライ 」の巨大な潜水艦模型や「ゴジラ」の大きな足のモデル、「平成ゴジラ」に登場した「キングギドラ」が出口でお出迎えしています。

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展示会中盤に設置されたミニシアターでは、この展覧会の為に制作された、オリジナル短編映画「巨神兵 東京に現る 」を観ることができます。企画:庵野秀明、巨神兵:宮崎駿、監督:樋口真嗣。この作品は2012年に劇場公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」と同時上映されましたが、こちらの映画は一部CG処理したシーンがあったようです。10分程度のショートムービーですが、あらゆる特撮技術を集結させた物凄い作品だと思います。

この映画の語り手は「ヱヴァンゲリヲン」シリーズで「綾波レイ」役を務める林原めぐみさん。ストーリーと語りがとっても合っています。ウ~ン、ナイスキャスティング。

別のコーナーで、この「巨神兵 東京に現る」のメイキング映像が、随時上映されています。本編は勿論ですが、こちらも必見です。この映画の特撮技術を余す事無く紹介しています。特撮技術の資料映像といっても過言ではありません。

本編とメイキング映像を一つにしたBlu-rayで、販売してくれませんかネ~。

写真5

展示室を抜けると、最後に撮影エリアが広がっています。「巨神兵 東京に現る」で使用されたような街並みが再現されています。

写真1

写真4

細かな所まで、リアルに再現されています。本当に凄い技術です。職人さんならではの「技」ですネ。

写真8

写真3

「巨神兵 東京に現る」では、この窓の向こうに「巨神兵」が立っていました。まさか、ミニチュアセットからの窓越しシーンだったとは驚きです。

TVに映っているのは、新潟の情報番組「新潟一番」です。粋なはからいですネ~。オット、テレビの上には「ガンヘッド」のポスターが。実写版ロボット映画の先駆けでしたネ。

写真7

ここにも粋なはからいが。新潟のテレビ局、TeNYテレビ新潟(日本テレビ系列)の看板が・・・。

IMG_0001.jpgIMG.jpg

副館長 樋口真嗣氏による、館内の解説チラシです。このチラシの他に、音声解説機の貸出もしていました。私はスルーしてしまいましたが、かなり好評だったようです。

最後に・・・、特撮全盛期、ど真中世代の私にとって、宝箱の中にいる様な、そんな夢のようなひと時を過ごす事が出来ました。庵野館長、樋口副館長をはじめ、関係者の皆様、本当に有難うございました。

今後の巡回も検討中との事です。お近くで展示される事があれば、是非とも行かれては、如何でしょうか?楽しめること、間違いないですよ!!!






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最終更新日  2014.01.27 22:15:14
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