ほげほげと

ほげほげと

2018.02.22
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「古墳のはしっこ」





 墳丘を降りて、向かった場所は、『古墳の端っこ』。

 『周濠(堀)』と『中堤(土手)』のとこ。



 ちょこっと、らくがき地図さ、かいてみた。

 こんな感じかな?

地図2


 茶色いとこが古墳の斜面。白いとこが、テラスだな。

 オレンジ色が中堤で、黄色いとこが周濠だど。


 で、まずは、赤い印さついたとこさ行く。



古墳の端っこ1


 ここは『中堤と周濠の境目』。内側部分だな。


 黄色いとこが、周濠の底でな。黒いとこが、中堤。

 色が違うと分かりやすいな。


 底の部分が黄色いのは、『鹿沼土』だからだど。  


 こっちの角度のほうが、わかりやすいかな。

 足元が中堤だど。

古墳の端っこ2

 黒い土は古墳時代から今までに、積もった土だな。

 想像してたより、少ないな~。



 ええと、ここは『古墳の端っこの場所』を確認するために

 掘ったっつってたな。

 堀の深さが浅いのが、特徴なんだって。


 特に大きな発見がなかったようで、さらっと通過して。


 さらに、奥に掘られた穴に向かう。



 らくがき地図の青い印のとこは、古墳の先端。

『中堤の外側』にあたる部分だど。

 ここでは面白いものが、めっかってるんだ。


外側の角1

 これは、中堤から外に向かって撮った写真だど。

 ここから『2本の堀跡』が、めっかってんだ。



 一本めの『堀跡』。

 古墳の堤に近いとこにある堀は、

 近代になってから掘られた『根切り堀』。

 草の侵入を防ぎ、遺跡と畑の境界を示す堀だど。


 ちょうど古墳の角にあわせて、この辺で曲がってるらしい。


 さらにここからは、

 境目を示す『石の標識』も3つ、めっかったんだって。


 ええと、なんて言ってたかな? 

 標識の名前があったはずなんだけど、聞きのがしちゃったな。


 あ、写真の右端に一個、写ってる。

 小さな長方形した石のやつだよ。

 これが角っこに合わせて、打ち込まれてたんだって。


 存在はわかっていたらしいんだけど、

 なかなか見つからないものらしくてな。

 貴重な発見だったようだよ。


「資料館に展示されるかも?」

 っつってたからな。

 また、みれるかもしんないな。



 そして、もうひとつの『堀跡』。

 外側にまっつぐ伸びた跡がある。

 これは 『平安時代』に掘られたものらしいど。


 堀の底からいくつか、『平安時代の遺物』がめっかってんだって。

 だども一番注目すっとこは、『堀底』。

 隣の『根切り堀』と比べると、造りが丁重で

 底が丸くくり貫かれてるのが、特徴なんだって。


 違う角度から見てみる。


外側の角2


 正面からみると、壁面が平らに

 固められてるのがわかるな。


 これは、『平安時代』に何かの建物が

 ここにあった証拠じゃないだろうか? 

 って、推測してんだって。


 たとえば、誰かの屋敷とか、

 祭司を行う神社や寺とかの建物があってな。

 それを囲む堀跡なんじゃないか、ってことだな。


 実はこの辺の土地は、お寺さんが所有してる場所でな。

 お陰て古墳は荒らされずに、残っていたらしい。


 もしかしたら、所有するお寺さんに関係する建物が

 あったのかもしんないね。


 古墳の南側は、平らにめ~る林が広がってる。

 ここを発掘したら、何か出てくるんじゃないか? 

 って期待してんだって。


 もしかしたら、平安時代よりもさらに古い、

 古墳時代の遺物もめっかるかも知れない、

 って言ってたな。



 なぜか、っつとな。

 実は『琵琶塚古墳の前方部分』。

 周濠や中堤んとこをよくみてみると、

 右端と左端の位置が、ずれてんだって。


 今回、穴っこ掘った左側のほうが

 内側に10メートルくらい、入りこんでんだって。


 あ、そっか。

 さっきの『端っこ確認の穴』は、こういうことだったんだな。

 ほんとに右端と左端の幅が違うのか、確認するためだったのか。


 これは、古墳を造るとき、

 ここに何かの障害物があったんで、

 避けたんじゃないだろうか? って話だったよ。


 山や沼でもあったんだべか? って思ったんだどもな。

 究者のかたの話では、

 何かの施設があったのかも知れない、っていってたな~。


 そいつを避けるために、

 中堤を斜めにしたんじゃないか、ってな。


 古墳を祀る祭壇とか、あったんだべか?


 なんだろね~。

 もっと発掘作業が進んだら、何が出てくんだべな。

 楽しみが増えたなw。






《こんなのめっけた》





 全国の古墳が、地図つきで紹介されてます。

 おもな古墳だけだどもな。

 1000基もあるんだよ。


 関東じゃ、群馬県の古墳が圧倒的に多いな。

 さすが~。


 琵琶塚古墳と摩利支天塚古墳は、

 しもつけ風土記の丘で、まとめて紹介されてっと。


 古墳の写真も載ってて、基礎情報もあって、

 いい本なんだどもな。


 ちと地図が小さくて、場所がわかりにくいよ。

 あと、文字がちっこいので、つらいな~。




 全国の古墳情報が知りたい人に、おすすめだど。





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 最後まで読んでくれて、あんがと~♪


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最終更新日  2023.07.14 00:20:47
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