本だけ日記。

本だけ日記。

2007.09.08
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読書のほうが相変わらずがんがんいきたい(^-^)。
しかし、昨今の、読者を泣かせることしか
狙っていないような小説を読む気はない。

とにかく、本当に「文学」といえる作品を
体系的にちゃんと読みたいと思っているので、
まずはドストエフスキーにこだわりたいと思う。
(バルザックがずっと放置状態(^_^;))

■で、『悪霊』を何十年ぶりか再読している。
驚いたことに、前回読んだときの印象が、
すっかり消え去っている(^_^;)。

■ともあれ最初のメモは、農奴解放である。
ロシアの歴史にとって、農奴解放のもつ意味は大きい。

個人的には、ある大学の講義で、
ムソルグスキーの《ボリス・ゴドゥノフ》を取り上げ、
そのときにロシアの歴史と農奴解放について
触れたことがあるが、
ロシアの文化芸術を理解する上で、
社会との関わり、とりわけ農奴解放は重要だと
今回、『悪霊』を読み始めて、再認識した。

■小説では、主人公のステパンが、
陸軍中将夫人ワルワーラに庇護されており、
それにも関わらず、農奴解放に快哉をあげる。
このとき、ワルワーラに睨まれるのだ。
この辺りは時代をしっかり映し出している。





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最終更新日  2007.09.08 18:04:30
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