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妹と橋本のビブレに買出しに行く。野猿街道を走るが、夕方になっても道路の両端の店たちは明るいまま。どこもかしこも営業中。ふわー、ほんとに大晦日かいな…昔はもっとしーんとしてただならぬ雰囲気があったような気がするぞ……と言いながら、紅白も15分くらいしか見なかったんだけど。
Dec 31, 2001
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南大沢のアウトレットに行く。喜び勇んで行ったが買ったのは、① カンタベリーのウインドブレーカー(部活用)② アディダスのジョギングシューズ(学校上靴用)欲しかったカシミアのタートルはこれと言うのがなかった。残念。
Dec 30, 2001
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印刷屋にたのんだ年賀状の枚数はギリギリだったが…職場のプリンターで行った宛名印刷でミスをしてしまい、足りなくなってしもた… 今自分の家のプリンター(だいぶ前に貰ったものだが、家でプリンターを使うことがなかった)と格闘中だが、古すぎてインストールもままならない… 仕方ない、残り10枚全て手作業か… では皆さん、また年明けにお会いしましょう。来年もよろしくお願いします。よいお年を。
Dec 29, 2001
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…とは言え、実際いつも通り部活をやってきただけ。昨日でほぼ必要なことは終わらせた(といってもまだ仕事はあるんだけど、実家に帰ると暇なので少し仕事を持ち帰る予定…)ので、残り半日で年賀状書きしてました。 職場のスロ仲間と「お疲れ~」って飲んできたけど…スロットの話ばかり。あー眠い。もうねよう…
Dec 28, 2001
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私の住むこの街は「お菓子」でも有名である。(それだけでどこかわかる方もいらっしゃるでしょう) 明後日から実家へ帰るので、今日の学校帰りに「柳月」というお菓子屋さんに寄り、土産用にあれこれ買い込んだ。柳月で有名なお菓子に「三方六」というバームクーヘンがある。バームクーヘンの外側に白樺の風情をあしらうように二色のチョコレートがかかっていて、中もしっとり。プラスチックののこぎり型のナイフも付いていてまたかわいい。そしてとても美味しい。私も大好きなのだ。 「三方六」というと思い出す生徒がいる。 三年前初めて学級担任を持ったときの生徒だ。今は学級編成で私の受け持ちではなくなったが、良く言えばやんちゃ坊主、悪く言えばとんでもない悪ガキなのだ。そして彼は私の人間として一番嫌いな性質「人を踏み台にしてのし上がる」「強い者にもみ手をし弱い者を叩き潰す」というのを大いに発揮していた。もちろん面白いところもある子で、悪いところばかりでもない子だったが、笑ってすまないことを数多くやってきた彼には正直手を焼いていた。 ある日、その子に「せんせー、三方六は好き?」と聞かれた。「大好きだよ~」「今うちに4つもあるさ~。もらって来たんだよね~。一つ先生にあげるよ~」「いいの??やった、ありがとう!」 その時はそれで終わった。めんこいとこもあるじゃねーか、ま、でも本当に持って来はしまい、と思っていた。 次の日の朝教室に行くと、教卓に提出物がごっそり。それはいつもの風景。しかし、なにやら箱がある。 三方六だった。「えー!!ほんとに持ってきてくれたのー!!」「言ったじゃん。」「ほんと、もらっていいの?」「いいって!」 その後職員室で「○○が持ってきてくれたんですよー」と切り分けてみんなでいただいた。多くの先生が「○○が持ってきたの!?」と驚いた。 たまに思い出してはつい微笑んでしまう、彼との思い出だ。
Dec 27, 2001
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気が付くと…休みに入って5日目だ。 夜中遅くまで起きてゲームやったりHPいじったり、朝も朝はいえない時間にのそのそ起きて、太陽が真上にある空の下学校に向かい、部活→仕事→終わったらスロットだのご飯食べに行くだの… とんでもない休みだ!と思われそうだけど…(自分でも実際はちょっと思わないでもないけど)、学校営業日(?)は土日もない、毎日残業も当たり前、何かあれば24時間いつでも呼び出しあり(幸せなことに今のところは一度もないが、結構ある話)…という身分だから、この時期くらいは心身ともにリラックスさせてね、というところなのです。(実際本当に休むときは休暇届を出している) さて、今日は小学校の終業式だったそうです。中学校とスタートが5日も違うわけですが、当然休みが終わるのも小学校の方がはるかに遅いのです。 …って、ちょっと待ったぁ!となるのです。 何がって…その「5日」の間には3連休が挟まっているのです。実質その5日の中で正規の「冬季休業日」は2日間しかないことになります。しかし、小学校はその3連休をきっちり休んだ上で中学校の5日後に終業式、そして始業式まではその5日分もちゃんと冬季休業となるのです。 では、その休業日はどこで決められるのか?? それは、校長会という校長センセーの集まりで年度当初に決められるそうです。なるべく休業日を減らして…という考えがあるのでしょう。でも、昔に比べて長期休業がやたら短くなったよね、とは多くの人が言うところです。 来年から完全週休2日となり(部活や塾が激化するだろうことも目に見えますが)、教科書で教える内容や行事の見直しがされています。文化祭は1日でやってしまおうとか、この行事はなくしてしまおうとか。円周率が3だとか、地理は都道府県のうち2つを押さえさせればいいとか、相対評価やめちゃおうとか。 それを「ゆとり」と呼ぶもんだから笑っちゃいます。 子供は…あまりの部活、塾の激化に疲れ果てているのが現状です。部活を終えおにぎり齧ってそのまま塾へ、学校の休み時間は塾の課題…学校で彼らに与えられるものの中に「気持ちのゆとり」もあったんじゃないの?友達とバカやって大笑いするとか、行事でみんなで何かを作り上げていくとか、勉強だけでは得られないものがたくさんつまってたはずじゃないの? 本当にこれでいいの?
Dec 26, 2001
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今日も部活。しかし平日なので今日は学校に一杯人が来ていた。いっぱいといってもたかが知れているが、長期休業中に学校に来るのは基本的に管理職(校長・教頭)、そして受験担任、部活のある先生。 部活を終え、「今日は受験業務をしよう!」と金庫から指導要録を出し、公立の願書を各学校受験する人数分に分けて出した。そう、いよいよ内申書書き。 今の段階でわかっている情報、2年生までの欠席数やら成績やら、部活やら役職(生徒会などの)やらを1人ずつ書き込んでいく。もちろん鉛筆書きで、あとからペン入れをしていくのだ。本当はパソコンで書式を作ろうかと思ったが、ひとまず調べながら下書きしてからでもいいか、と思い仕事を進めた。 3組の先生がふと私の仕事に気づく。(私は2組)「あれ?あれー?何してんのよー!ちょっと、早いんじゃない?」「えー?でも先生ももう公立の願書、人数分分けたって聞きましたよ~」 2~3日前、私とその隣のクラス(2・3組)の副担任をしている某先生(スロ仲間)が、「ねぇ、もう3組の分願書全部揃えたんだよ~。俺頼まれて一緒にやったさ」と言っていたのだ。だから慌ててこうしてやってるのに。 実を言うと私とその隣のクラスの先生は仕事があまり…早くない。気づくと締切日に火を噴いているのはこの2人。ついでに言うと、この副担任の先生も早くない。(生徒会誌の原稿も大幅に遅れ、私のクラスの生徒はそれで罰ゲームするハメになったのだから) その「仕事遅い仲間」がスタートダッシュを切っているとは何よりものプレッシャーじゃないですか!!「ねぇ、今もう内申書書くのはフライングでしょ」と私に言って来たのは当の副担任。プレッシャーかかる話をしてきたのはあんたじゃ!!と返すと今度は隣のクラスの先生が「あ、俺分けただけ♪まとめて棚に放り込んじゃった」と来たもんだ。そうか、私は飛ばしすぎなのか??「ねーねー、もうやめてパチスロしに行こうよ~」とまで来たもんだ…(プレッシャーかけといて遊ぼうってか!!)ふと見ると、職員室の2台のパソコンに1組の先生(非常に仕事が早い)と教頭&3組の先生が座っている。1組の先生は…ほら、やっぱりもう評定つけてるよ…隣の2人は?…あら、マージャンゲームやってるよ…そしてのこのこスロット打ちに行った私。(内申書は3人分完成!…途中でやめたとも言う)この差なんだな。明日は働くぞー!!!
Dec 25, 2001
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これから出勤です。 テスト作りと部活…生徒は「先生、イブらしいことやりましょうよ!」と言っているが、全道全国大会を目指す男子が練習している横で何を浮かれたことをしろってーんだ!「せんせー、ケーキ作ってきてぇ」「じゃ、あんた達が飲むシャンメリーと私が飲むドンペリ準備してくれるならよいでせう」「ドンペリ!ドンペリ?どこで仕入れるんだ~そんなの~」う~む、ゲームぐらいはやるかなぁ。 夜。友達とご飯食べに行く。その前に六花亭でホールケーキを買い、2切れずつ食べた後だったが…その店でもケーキが!!さすがに3つ目は食べきれませんでした。 あと、仕入れた人生ゲーム4をやったが…大負けしてしまった… 今年もあと一週間ですね。
Dec 24, 2001
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今日は部活が12時半からだったのだが、早めに学校へ行き、テストを作っていた。 テストとは3学期始まってすぐに行われる学年末テスト。1月の中旬とは早すぎるが、実際1月の終わりには評定を出して高校への出願があるのだから、これでもギリギリらしい。考えたら長期休業中にテストを作るなんて初めてだな。生徒にもこれだけ長い勉強時間があるのだから(とはいっても受験勉強も同時進行しなくてはならないが)、少しは趣向を凝らしてもいいだろう。ほほほ。 生徒を3時過ぎに帰し、学校を出た。考えたら買い物をしなくてはならない。漂白剤とシャンプー。マフラーを一本作りたいので灰色の極太の毛糸も欲しい。この前買ったベージュのダウンジャケットに合うチノパンも欲しい。あと電話のモジュラーのコードと、パソコンに接続するプリンターのコード。行くとこ一杯あるぞ…と長崎屋へ行くことにした。チノパン以外は全部揃うだろう… …と思ったら、大混雑。 駐車場の中に入ったはいいが、車が動かん。 人間の混雑には慣れているつもりだが(前には進めるから)車の渋滞だけは耐えられん。動かないんじゃ埒があかない。 そこで初めて「今日は日曜」ということに気づく。(長期休暇に入ると曜日感覚がなくなる) 普段の土日は大体学校で部活、少し仕事をして帰ることがほとんどなのだが、あと一週間くらいこの状態が続く。考えたらスカッとまる1日休んでないなぁ。そういう中途半端な休暇なのだ。 仕方なく手ぶらで帰ってきた。家事をしてから出直そう…その頃には車が減っていることを願って。
Dec 23, 2001
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…が、部活もあり昼近くに出勤。休み用の練習メニューを作る。珍しく部員も揃ったので(いつもは塾などで誰かかれかいない。)新しい練習を盛り込む。(定着するのに10日はかかりそうだ…) 生徒に注意しながら練習をさせている最中、電話が入ったとの放送がかかる。こんな冬休みに入って電話とはなんぞや?と思いながら体育館の教官室内で電話を取ると、学級の生徒だった。 話は公立高校の受験料を今持っていっていいか、ということ。本当は昨日までに回収しいったん学校保管することになっていた。(実際出願とありそれを使うのは年明けだが)その子は先先週に出した「公立の受験料を集めます」という通知を親に見せてなかったのだ。これは怖い。「余裕のある時期に集めて学校保管だからいいものの、いざ合格して入学金振り込みの締め切りなんて時間単位で切られるんだぞ!明日持って来い!もうやるなよ!」…と昨日説教した生徒だった。体育館にいるから来るように、と言って電話を切る。 ところで、昨日の終業式直後、生徒を帰したあと私立高校の推薦分の願書を点検していたら、ミスが見つかった。すぐその生徒に電話して学校に来させて書き直しさせた。 昨日の放課後といい、今日といい、何かある。100%完璧にやっているつもりでもこの状態、休みと言えども明日以降も呼び出したり連絡が来たりするかもしれない。やはりこの休みは何となく落ち着かなくなりそうだぞ。
Dec 22, 2001
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まだ暑さ残る8月17日から始まった2学期が終わってしまった。今外は雪。一番長い2学期だったけど、冬休みも3学期もいつもあっという間に過ぎてしまう。別れがいよいよ近づいてるんだなぁ。 終業式を終え、学活のあといつも通り給食を食べる。ぎゃーぎゃーいいながら一個だけ残ったシュウマイを奪い合ったり、牛乳を飲もうとするヤツを笑わせたり。クリスマスケーキ(と言っても今年のはやたら小さかった)をうまいだの何だの言いながら食べたり。 いつも終業式は慌しい。ラッキーなのは2期制なので通知表が年2回しかないこと。これがあると長期休業をうきうきと待てない。あれは大仕事。成績つけるのも(この時期はエクセル大活躍)、出席日数調べたり所見書いたり(これが一番の大仕事)、終業式が終わるとぐったりしてしまう。 …なんていいながら実際はないならないで慌しい。配布するプリント類をたくさん印刷したり、つけてなかった小テストを採点したり、慌てて学級通信を印刷したりと朝からバタバタ。今は終業式の日まで授業があるためその合間をぬって細々こなしていく。かと言って生徒とあーだこーだ言いながら掃除なんかもやっちゃうわけで(これも一興なのだけど)終わった時にはまた達成感がある。 生徒を帰してからも部活、内申書書き、今月の欠席日数調べ、と延々仕事が続いて学校を出たのは6時近くだった。 明日も明後日も学校へは行くけど、いつもの休みとはちょっと違う。生徒も気の張り詰める休み。私も気合を入れなきゃならない休み。 ひとまず終わった。また新学期みんなが元気に揃うように。
Dec 21, 2001
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教員の飲み会は「性質が悪い」と聞く。といっても、教員以外の社会人の飲み会に出たことないからわからん。 私の勤務校の飲み会、今まで数多くあったが昔はすごかった。酔いつぶれるのは普通としても、平日にやって翌日みんな酔っ払い状態で授業はいるとか。物騒なことはなかったが、全裸になるなど限界のないおふざけが多かった。 そう考えると昨日は美しかったかもしれない。 今年一年が美しかったってことかしら。ほほほ。 考えればそんな悪いことなかったし、いい年だったのかな。生徒みんな元気に学校来てたし。小さい問題はたくさんあれど、大問題もなかったし。 そう思えばいい一年だったのかもしれないな。
Dec 20, 2001
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私の学級には「生徒会誌編集委員長」がいる。 「委員長」という呼び名からそれはもう、どんな行事にも輝き大活躍する生徒を思い浮かべそうだが、実際彼は「面倒くさいことは避けつづけ、の~んびりと過ごしてきた」生徒だ。 ひょんなことから「委員長」という名を得てしまった彼は、初めて一生懸命な姿を見せる。 原稿書きの分配。(コラムが多く、学級の半分以上が一筆書かねばならない)そして取り立て。自分の原稿書き。いいぞいいぞ。 締め切りは月曜日だった。そして今日も「今日原稿取らないと○○先生(顧問)からこっぴどくやられる~」と言っていた。 基本的に彼は私の学級に関わる原稿全てを担当している。原稿は彼のもとから書き手に渡り、書き手から私に推敲で渡り、彼に戻す…という手順で彼に戻る。それを委員会で集めて集約し、印刷会社にあとを頼む、という形で作られる。「あと誰の原稿が来てないの?」「あとは、△△先生。」「へっ??」 私の学級の副担任である。(パチスロ仲間でもある。) 昨日彼はお腹が風邪菌にやられ、もはや入院か食中毒か、という症状を見せていた。さらにはなぜか仕事が人一倍ある彼だ。きっとまだ、書いてない。「う~ん、書いていないような気がするけど…」「えっ?…俺は△△先生を信用したいなぁ。」「いや、書いてない。20円賭けてもいい!」「いや、書いてる!俺給食賭けてもいい!」「まず職員室行ってみよう」 そんな会話の後給食時間が終わり、私は職員室に戻った。「△△先生、原稿書いた?」「あ!まだ書いてない!!」「よっしゃー!給食ゲット~!!」「??」 職員室に彼が来た。「××~!!給食ゲット~」「あーーーー!!!」 そんな彼は一生懸命原稿を督促していた。事情を説明された先生は平謝りしていた。 まぁ、給食はいいだろう。一生懸命働いてるんだからたっぷり食べなさい~。いつも半分以上残してるけど、明日は全部食べていただくからね~。ほほほ。
Dec 19, 2001
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今日は朝からバタバタしていた。テストを印刷しようと思えばマスターが切れて時間を食い、私立推薦の子が願書の書き方間違った~!と来たり、机の上は生徒が提出してきたノートで散乱し、慌しい気分のまま1時間目授業を終えた。 ふ~っと職員室に戻ると、私の前の席の「新聞委員会」担当の先生が 「あなたの学級、○○新聞社の新聞コンクール、賞に入ったよ」「なにぃ~~!!!」 考えたら新聞製作は涙涙の状態だった。切羽詰った時期に学級の新聞委員がある病気で出席停止になり、残った新聞部の班員も呆然。班の中の一人(文化祭でのラジオ体操ダンサーの一人)がレタリングやら推敲やらと苦心し、あとの子に原稿を書かせ、何とかギリギリに仕上げ。清書も委員の子がやる予定だったが、字が上手い班員が急いで書き上げた。そんな代物だったのだ。 2時間目の準備もそこそこに新聞をコピーし色画用紙に貼り付け、「おめでとう!!○○新聞コンクール佳作入選!!」と書き、教室に乗り込んだ。 その清書した子は毎日新聞は読んでいたが、たまたま発表が載った昨日は読んでいなかったそうで、ビックリした~、と喜んでいた。 それ以上に喜んでいたのが、委員代わりにみんなをまとめて働いたダンサーの彼。「え?ええっ?あーーーーーー!!!!ま、まじっすか??わ、やったぁああ!!!」と顔を赤くして絶叫していた。 この新聞部は仕事も多い上作文やらレタリングやら、比較的子供が好まない仕事が多い。好きな子は本当に好きだが、残念ながら私の学級には「その道のプロ」なる子は不在で、なかなかやりたがる子がでなかった。そして今回部員になった子も比較的目立たない、おとなしい子達ばかりだ。 しかも今回は制作期間も3者面談中で、私が面倒を見ることもほとんどかなわなかった。何とか完成させてくれさえすればいい、というのが正直な気持ちだった。 そんな彼らは今まで校内で目立ったことをしたり(ダンサーは別として)、賞を受けたことは一度も無かった。最後の最後で大逆転だったのだ。 みんなが辛いと逃げたがる仕事で冠とれたこと。そんなことが担任はやたら嬉しくて仕方ない。 本当、よかったね。
Dec 18, 2001
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中学3年国語の教科書の終わりの方に掲載されている魯迅の『故郷』。色々な会社の教科書に採用されているので知っている方も多いのでは。 先日いいだけ時間をかけて読み終えた。本来であれば卒業前ぐらいに読む予定の場所であるが、冬休み明けの学年末テストが休み明け翌日からで、ぜひ『故郷』で問題を作りたい私としては今読んでしまわなくてはならなかった。 その内容はとても切ない。30年ぶりに故郷に帰ってきた主人公が、苦しい社会情勢にすさんでしまった近所の人々や親友を目の当たりにするのだ。きれいな思い出は同じように甦ることはまず望めない。しかし、心の中から兄弟のように思い、尊敬して会いたくてやまなかった彼の親友は疲れ果て、その心まで麻痺してしまうのだ。まさに「故郷は遠きにありて思ふもの」のままでいれば…というあらすじだ。 私自身が近代文学を専攻していたからどうしても余裕を持ってやれるうちにやりたかったこともある。年明けになると生徒は恐らく入試のことで余裕が無くなる。 しかし、この教材を扱うのは今回が初めてと言ってもよく、意味を捉え難い文もいくつかあった。「希望とは、道のようなものだ。もともとそこには道は無い。たくさんの人が歩いてこそ道はできる。」 というような文が最後にある。上に書いたような内容の最後にいきなり出てくるのだ。要はおかしな社会情勢に声も上げず抵抗もせず、では希望はかなわない、「望みを持つなら行動を起こさないと何もかなわない」というメッセージなのだが。 生徒の多くは最初はチンプンカンプンだった。まずはあらすじを捉えさせていく。苦しい社会情勢に変わっていってしまった登場人物の変貌や、変わり果ててしまった主人公の親友の姿。 人間は金じゃない、愛なんだよ!というよくあるメッセージも、みんなが中流階級と言われる日本に住むからこそ言えることで、(衣食住があった上で貧乏、というのは贅沢か?ということ)狂った社会情勢に身包みはがされそうになって生きていくのに必死な人に「金じゃない、愛なんだよ!」なんてことは簡単には言えないよな、なんてこともも話題になった。「みんな、正月に神社へ行くよね」「行く!!」「5円とか10円とか入れて祈るじゃない。」「するする!!」「じゃあね、志望校合格を祈るじゃない。で、入試まで『祈ったからいいや』と言って勉強しなくても受かるかね?」「そりゃ無理でしょ」「じゃ、最後の文の解釈もそうだよね。道ができないかな、って指くわえて森見てたってできんよね。木を切って土地を開墾して人が通れるようになって初めて道ができるじゃない?」「はあ」「受かりたい、受かりたいって言って何もしないってのは指くわえて森見てるのと一緒よね。神社に行くのも神頼み、人任せよね」「あぁ…」「先生!こーいうのって…スゴク難しいんだけどさぁ、こーやって先生から教えてもらってわかったけど、自分じゃわかんないじゃん、何でこんなの出てくるの?」「だから勉強するんじゃないの?」感想を見ると、まじめに勉強しなきゃなぁ、自分でがんばらなきゃ何もかなわないんだよな、なんて言葉が多かった。だからこの教材は最後に出てきてるんだろうか、なんて考えてしまった。 それ以来「希望」という言葉が現実味を帯びたような気がする。今時期みんなそれぞれに希望がある。自分ががんばらないとかなわない、そんなことを忘れないように今の時期を乗り切って行ってほしい。
Dec 17, 2001
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昨日はせっかくの終末、洗濯掃除するぞー!と意気ごみながら、実際帰ると(夜遅かったのもあるけど)寒い寒い。13℃…というと、今時期の体育館より若干暖かいくらい。上着を着れば何とかなるけど手がかじかんで、キーボードを打つ手がぎこちなくなる。何もする気が起こらない。とにかく風呂に入るとか、乾燥機で暖めた布団に入ってしまうとかしかできない。しかし、いつも来る灯油屋さんは早くても電話の翌日じゃないと来てくれない事がほとんど。今朝電話したら…「明日になりますがいいですか?」「えっ?…………(3秒位)……今日はもう無理でしょうか……」「今日はもう配送車が行っちゃってるんですよ…どうされます?」「う~ん……じゃ、(明日でも仕方ないので)とりあえずお願いします…」「あ…もしかしてもう灯油が全然残っていないですか?」「…そーなんです…」「じゃ、一応配送車に電話してみます。」「いいですか?すみません…お願いします」ということで無理を言って今日配達してもらうことができた。あぁありがたい。部屋で普通に過ごせることのなんてありがたいことか。今後はこまめにチェックして切らすことの無いようにしなきゃ、とも反省いたしました。ううう。
Dec 16, 2001
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今日は…新規開店のパチンコ屋で○万負け。自爆。(お約束?)そして…ストーブの灯油が切れた。こんな時間じゃ配達は明日。今外はマイナス気温な上、びゅーびゅー風が吹いている。さっきからお湯を沸かしてみたり、布団乾燥機を起動させてみたり、電気カーペットを使ってみたりしているが…付け焼刃だ。心と体と懐が寒い。びゅー。
Dec 15, 2001
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あぁ、いつか来るとは思ったが…とうとうやらかしました。進路業務のミス。 昨日発表になり通知を持たせたが、今朝推薦することになった生徒(「回転椅子」参照)が、「先生、昨日の通知○○高××科推薦決定になってたけど、俺△△科で出したんだよね。なんで?」「はぁ!?」「いやさー、3者面談までは××科って言ってたけど、倍率高そうだから最終志願表には△△科って書いたんだよね。」 あぁ、真っ暗。やらかしたー……(3者面談終了ですぐ推薦希望表に記入してしまい、最終志願表はたいして見てなかったのね…) すぐ職員室に戻り進路の先生に言う。するとあっさり「大丈夫でしょ。校内だけの話だし、同じ高校の科の変更だもん。管理職に通しておくから」と来た。まず良かった。次、母親に電話。結局繋がったのは昼過ぎであった。(事件直後の1時間目は心臓バクバク言って授業になってなかったような…) 母親の話によると、ギリギリで志願変更したのは倍率が心配になったからだけだそうだ。母親にしてみれば、そんなことで変えるよりも、やりたいことができる××科でがんばったほうがいいんじゃないか、と言う。どっちにしても倍率はかなり高いし、勉強しなきゃ受からないのはどっちもどっちだから。 本人もギリギリまで迷ったけれど、本当に変えてしまっていいんだろうか?学校からそう通知が来たんだし、やはりがんばればいいのに。…という話だった。 まずは本人次第と言うことで、再び緊急の3者面談を行うことになった。 正直言ってこれで志願変更を戻されたら…怖かった。私のミスから安全圏へ行こうとした生徒を再び引き戻すことになる。失敗しなければいい。でも万が一… でも、行きたいなら科まで変えるなよ…ずっと××科と言っていて、何でやりたいこと今諦めるのよ…という思いも。 さて、「回転椅子」の彼は、母親と私に囲まれてう~むという顔をしていた。母親が語る。私は「あんたがどうしたいか考えて。」それだけしか言わなかった。「う~ん、やっぱ俺××の方へ行きたい…」 とんだミスから戻った志願変更。怪我の功名になってくれれば救われる。でも今後は気をつけよう。やはり心臓に悪い。
Dec 14, 2001
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朝から教室はヘンな雰囲気。そう、今日の放課後の発表にビクビクする者、深刻な顔をしている者、テンションがあがっている者、いつもと変わらぬ表情の者、そして彼らの顔を見て楽しんでいる…もとい、人事ながら心配いたしている一般受験の方達。 そして発表の方法は、1 推薦願いを出した者全員が会議室に集められ、今後の話を聞 く。2 一人一人校長室に呼ばれ、結果用紙を校長から直に受け取る。3 ただし、その結果用紙は保護者親展の封筒入りなので、教室に 待機している担任の元へ行き、結果を告げられる。という順番で行われた。STEP1 《 会議室 》先生「残念ながらみなさん全員が推薦決定になった訳ではありません。」生徒達「ええー!?」下をうつむく者、悲痛な顔をする者。 …いや、そういう顔ができるほど不安な思いをしている君達は…大丈夫だから。こんな先生が話している時まで後ろ向いてしゃべってるヤツ、廊下を見てるヤツ、少しは自分のこと心配しろよ!!STEP2 《 校長室 》 校長は「がんばってね」という声をほとんどの子にかけていたらしい。…が、心配性な生徒はすぐ懸念したらしい。 「…それは、推薦入試をがんばれってことか?いや、一般入試をってことか?ちょっと、俺駄目だったの??やっぱり??えー!!」なんてことを私のところに来て言っている子が何人もいた。STEP3 《 教室――最終通告 》男子「失礼します!」むしゃぶりつくように私の顔を見る男子生徒。私「校長先生から何言われた?」男子「え?…がんばって下さいって言ってた」私「そうか。…自分ではどうだったと思う?」男子「……多分、ダメだと思う」私「そうか。…先日の推薦委員会で話し合いが持たれた結果…あなたを学校推薦することに決まりました」男子「え?決まったの!?」 決まった子でも、やはり色々な注意事項もあるので重ねて話をして帰して行く。もちろんこれはあくまでも「学校推薦の決定」で、最終合格通知ではない。勘違いしてヘンに喜ぶ子がいるのではないかと心配していたが、意外にみんな冷静だった。 その中で、一番大きな声を上げたのは某男子生徒。 若干志望校に内申点が足りないが、上げられる可能性はまだある子だ。何よりも、前期の行事で学級を引っぱった生徒である。私も驚く働きぶりで、散々この子には助けられた。 その子はとても心配性な子で、自分ではまず推薦は通らないだろうと考えてたようだった。「あなたを学校推薦することになりました」「えーーーーーっ!!…本当?本当?先生!」とにかく自信を持って行って来い!と言って送り出してあげたい。 残念ながら決まらなかった子もいた。いつもはふてぶてしいその子がうつむいて涙目になっているのが、少し辛かった。ただ、これをバネにがんばれるかはその子次第。自力で入試に臨んでいくべく、過ごしていかなきゃ。 明日から私の人生最初の内申書書きだ。 しかし、私はあくまでもお手伝い。 主役は、あんた達。 望んだことは祈っているだけではかなわない。 だから自分がつかむべくしっかり歩くんだよ。
Dec 13, 2001
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今日の学活の時間は、面接のお話をした。進路担当の先生が、面接マニュアルのような冊子を作って下さったのだが、まずそれを読ませた。 ドアを後ろ手で閉めないことや、すぐ椅子には座らないことなどは彼らにとってカルチャーショックのようだった。 過去の質問集などもあり、高校ごとに面接官との位置や質問が書かれている親切設計なのだ。 今日は、面接ごっこをしようと考えていた。数名をみんなの前で模擬面接させる。途中おかしい点があれば止めて説明をする。見ている方もまぁ、勉強になるだろう。関係ないもの(公立・私立ともに面接のない者)にとってはエンターティメントになるかもしれん。 そうしてリストアップした3名。一人目。何も考えてないんじゃ…大丈夫か?という男子生徒。私「呼ばれたらノックして入ってね」男子1「うん」(いそいそ廊下に出る)私「……(面接用にセッティングした面接官用の椅子に座ろうとする)……」男子1、入り口のガラス戸からヤツがベタ~と顔をつけて中を見ている。みんな爆笑。私「あーいうことは恥ずかしいのでしないでよー。ではどうぞ!」ノックしてヤツが入ってくる。男子1「48番、○○です」(イキイキ)みんな「おぉ~っ!」(尊敬のまなざし)私「座りなさい。」私「では本校の志望理由を教えて下さい」男子「わかりません!」(ハキハキ)爆笑。私「ちょっと…それぐらい考えといてよ…では、最近興味を持ったニュースを教えて下さい」男子「田代まさし!」(イキイキ)爆笑。私「芸能ネタしかないんかい!ちょっとはさぁ、新聞読んで社会情勢くらい知っといてよ!」二人目。女子生徒…だが、書写の授業中に椅子の上であぐらをかいて新聞読むような強者。私「入って下さい」女子「(ガラガラと戸をあけ、ビシャっと閉める。肩を怒らせて歩き、いきなり椅子に座る。背もたれによっかかってだら~っとした姿勢)」爆笑。私「おい……やり直せ…」女子「んあ?何でよ!ぜって―ハメだ!!」3回やり直しさせる私「志望動機を教えて下さい」女子「あん?…わからん。」(ボソボソ)私「「考えろよ!」私「では終わります」女子 手をだら~っとして首だけ下げる。散々直す。爆笑。3人目。すごくいい子なんだけど、小心者で、面接なんて緊張して倒れちゃうんじゃないかっていう男子生徒2。みんなからかったりもするが、性格がいいのでみんなの人気者である。男子2「失礼します…受験番号8番、××です…」(ブルブル)大爆笑。おーい声ふるえてっぞ!!ぎゃはは!私「では、志望動機を教えて下さい」男子2「…ぼくが○○高校を志望した理由は…(ブルブル)就職に役立つ勉強もできて…(ブルブル)」爆笑。「…介護関係の進学率も高く…(ブルブル)…そのような環境で勉強してみたいと思ったからです。」爆笑。私「ちょっと待て!すごくいい答え方だよ!…震えてるけどさぁ…素晴らしいよ、××。」ほっとした顔。その後もみんなところどころ笑うが、彼はほとんどの質問に的確に答えることができた。とにかく誉められる場面だった。…最後まで震えたままだったけれども。 私立の推薦入試は、3学期入ってすぐだ。そこから入試がスタートする。今日は半分遊びの要素もあったが、それでもこの彼ら、そして見ていたみんなも「自分を売り込めるような面接」ができるよう教えていかなきゃいけないことがたくさんある。
Dec 12, 2001
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しばらく暗い話題が続いてしまった…いかんいかん。 帰りの会をしに自分の教室へ戻ると、私の椅子がない。 私の椅子は、教師用にあてられた回転椅子だ。あの丸くてぐるぐるまわる、あの魅力的なタイプである。 ふと見ると、一番前の生徒が自分の席まで持っていって正座し、何食わぬ顔で帰る準備をしている。 私「椅子返せ××!」××「やっ、やめてくださいっ!」といつにない丁寧語を発し、真顔のまま正座している。 ひとまずもとのポジションに椅子を戻すべく、彼を乗せたまま椅子を教壇まで引いた。しかし、それでも降りようとしない。「んじゃ、私の代わりに帰りの会、やって。」と私は彼の椅子に座った。 日直が帰りの会を始める。今日の目標の反省、明日の授業連絡…と進め、「先生からの連絡」へ。 「回転椅子の彼」は、私と同じ苗字である。 私「××せんせー、連絡して下さい。」××「特に何もありません」(つらっと) 私「うそこけっ!」 私「……そんな訳で今日は推薦委員会があります。掃除終わったら早く帰ってねぇ~♪」 数名の生徒の顔色が変わる中、推薦願いを出している××は顔つきを一切変えなかった。強い。 そうそう、回転椅子というと、昔体育祭の時期に「回転椅子の足元に大縄をくくりつけ引っ張る」という遊びをしているものがいたな。「な、何やってんの!?」「先生!これまじで面白い!!先生乗んなよ!」……椅子ごと吹っ飛ばされて即日禁止にしたっけな。今思うと生徒からのリベンジだったのかねぇ。(つーか、私も参加するな!)
Dec 11, 2001
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今までは言葉だけだった「受験」が本格的に動き出す。明日、本校から推薦する生徒を決める会議があるのだ。 「貴校が第一志望校でこれこれこんな理由で、ぜひとも入れてくださいね~」 …とだけ言うと、東京であった「単願」に近いものがあるが、大きな違いはコレ。 「わが校からも胸張ってこの生徒を推薦しますのよ」 という『校内推薦委員会』の承諾がないとならない点。 確かに、推薦が決定するとペーパーテストがなく面接のみの入試になる。(入試にある5教科より実技教科が得意な子にはよい)人より早く内定通知が来る。そりゃ、魅力だろう。ただ、横暴なことに?学校によっては定員の100%推薦で決まっちゃうところもあったりするが、第一志望校が推薦取り入れている子にはたまらないものだろう。 しかし!しかしである。 私の学級にも推薦希望者がたくさんいる。いや、それはいい。 授業中だら~っと寝ているヤツ。 委員会サボって帰っちゃうヤツ。 校則破りまくって、いい気になってるヤツ。 話ちゃんと聞かないヤツ。 何でお前が「推薦して下さい」って言えるのよ!! 一生懸命な子ももちろんいる。多少成績が足りてなくても何とかしてあげたい子もいる。テストは苦手だけど、行事になると学級を引っ張れる子もいる。そんな子は何とかしてあげたい。 でもね。 世の中なめんなや!! …と思っちゃう担任なのでした。 まぁ、全ては明日決まる。私一人がどうこういっても、あとは他の先生方の見方がどうかだ。はぁ。
Dec 10, 2001
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今日は私の学級の生徒の部活の引退試合だった。 こんな時期まで試合があるのは…そう、アイスホッケー。 昨日から始まったのだが、昨日はバスケット関係で行けない時間だったので、私の学級のキャプテンに「明日は行けないから、頼むから勝ち残って!!」と伝えてあった。見事に勝ってくれたのだ。 今日は地区でもかなり強豪チームと当たる。顧問いわく、「多分今日で終わりだろう」と。それでもいい。最後の雄姿を見ようじゃないの、と会場へ。 会場はリンクなので、当然寒い。「南極越冬隊かお前?」なんて格好をして赴いたはいいけど、顔が寒い。でも選手は暑いのだ。大地震が来てもまず大丈夫だろう、という防具に身を包んであのすばやい動きをするのだから。たった2~3分の出場でも汗だくになってしまう。 試合が始まった。どう見ても自陣ゴール前からほとんど動かない展開。あっという間に5点取られてしまう。 差が大きくてもバスケットボールなら、まず0得点というのはほとんどない。フリースローで3点くらい入ったり、やけで打ったスリーが決まったりと某か得点はある。 でもホッケーじゃ、1点が大きい。ゴールに行けない。うう。 第一ピリオド終了後、3年生がつぶやいている。「おもしくない…」う~ん、ここまで差がはっきりしてればそう感じるかもしれないよなぁ…でも、ファイナルだぞ。今のメンバーでホッケーできる最後の試合だぞ。どうにか楽しみを見出して欲しいんだけどなぁ…などとギャラリーで思っていた。 それが、第二ピリオド以降相手の得点が止まる。おっ?なんかいい。 そして第三ピリオド。シュートに行ける回数が増えてくる。惜しくも決まらないが、速攻が出始めたり、ナイスキープの場面もあったりして見ていても面白かった。力の差は歴然だが、それでも氷上の彼らが「あっ、いいぞ!」とか「行ける!」なんて感じえたならいいなと思う。 控えのキーパーが最後に出る。この選手も私の学級の生徒だが、昨年から始めた子だ。でもナイスキープが続く。キャプテンがばっとキーパーに寄る。教室ではそんなに話をすることのない二人。彼らはあの時どんな声を掛け合ったんだろう… こうして部活動が全て終わった。明日以降も受験準備は続く。
Dec 9, 2001
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今日は午前中が地区選抜選手選考会、午後は学校へ戻って部活の練習だった。 選考会はさすが、地区でも一際目立つ選手たちが選ばれ、ストイックな状況で練習しているので、選手間で罵声も飛ぶし、ストレッチなどの時には70人ぐらいいる体育館がし~んとなるなど、厳粛な雰囲気だった。 そんな状況から一転、学校へ戻る。 私のチームは、はっきり言って強くない。地区最下位とまでは言わないが、大会で勝ち抜くには相当のくじ運がいる、そんなチームだ。(監督である私の努力不足も否めないが。) ただ、自慢できることはバスケットボールが大好きで、練習が急になくなると嫌がったり、朝練を自主的にやりたがり、練習がなければ町を走っている、そんな子達もいることだ。そういう子たちになんとかいい思いをさせてあげたいと思ってはいる。 学校へ戻る。練習が始まる。 いつも通り指示を出す。メニューは昨日と同じ。ただ、昨日新しく加えた練習メニューがあるため、その復習をするつもりだった。 バスケットを教え始めてから、 「男子は1教えたら10応用ができるけど、女子は1教えたら1しかできない。」 「女子に何か一つ身に付けさせるには時間がとてもかかる」 よく言われたことだ。そうなのかな、とは思っていたが、近頃ひしひし感じることである。前の日5言ったことの3ができればラッキー。1だったり0だったりが当たり前の日が続く。身体能力云々ではない。やろうとしているなら、遅かれ早かれできるようにはなる。「やろうとしない」のだ。つまり、前日受けた注意を忘れてただ何となく練習し、また同じ注意を受ける。 それ以前の問題がある。今年初めて直面した問題だ。学年によって雰囲気にも差があるのかもしれないが、「…で、…なんだよ。わかった?」「……。」(反応なし)「わかったの?」「……」(うなずく)「何で返事しないの?」「…はい」 こんなことがやたら多い。2年生は返事もする。1年生に注意もする。その1年生が、だ。 全員がこうだと言うわけでもない。でも周りを気にしているのか、誰かが返事したらしようという雰囲気が感じられる。悪い意味で周りに合わせてしまっているのか。 ストイックな練習を午前見てしまった後のせいもあるかもしれない。でも今日始まったことでもない。「集合かかったら走りなさい」(コートを使える時間は限られているし、試合でも歩くことはほとんどないんだよ)「わかったら返事、わからなければ聞きなさい」(わかっていないまま始めるとまた時間を止めなきゃならないでしょ。タイムアウトも50秒しかないんだから、短時間で理解しようという姿勢が必要なんだよ)「仲間ががんばっている時には声を出しなさい」(仲間を力づけることは当然のことだし、相手に対して威嚇にもなるんだよ。みんなに聞こえなきゃ意味がない。叫びなさい。) 8ヶ月かけてもこの状態が時々出る。私が悪いのだろうか。それとも、バスケットボールに「返事しろ」「声を出せ」なんてことは必要ないと思っているのだろうか。 基本的には生活態度、学習態度なども大切と思っている。大会では学校の看板をしょって出るのだ。そんなところに恥ずかしい選手は出したくない。 何でもできろ、というのは無茶な話。でも勉強も、普段の生活もちゃんとしよう、話をちゃんと聞いて一つでも多くのことを学ぼう、そんな姿勢を持った選手になって欲しいんだけどなあ…
Dec 8, 2001
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卒業アルバムの作成作業が続いている。今日は1、2年生が学級懇談会のため4時間授業だったのだが、アルバム編集委員は16時近くまで作業をしていた。 係の先生が外勤で、懇談のない私に「あと頼むね!」と言って出かけてしまった。 部活までも2時間以上時間があり、ここ最近面談でゆっくり仕事もできない状態だったため、ラッキー!とばかりにしばらく仕事をしていたが、ふっと一段落して、作業をしている会議室を覗くと、あーでもないこーでもないとしゃべりながら数名で作業していた。 丁度作っていたのが学級の顔写真のページ。例年のものと同じレイアウトで、写真のコピーを一枚ずつきれいに並べて貼り付け、名前を貼り付けている。そのレイアウト原稿から実際の写真を使ってアルバムを作るのである。 卒業アルバム用の、屈託無いように見えかつ、すました写真。このアルバムが彼らの「中学校生活」の証として、数年後、数十年後に振り返るものとなるんだなぁ。 振り返ればこの子達の入学式の記憶ははるかに遠く、今間近だと騒ぎ立てている受験の、その10日後には卒業なのだ。思えばあっという間。 私も今年で転勤になるかもしれない。年数も経っているし、3年担任とくれば、転勤の可能性のほうがはるかに高いのだ。この子達の卒業はまた、自分の卒業でもある。卒業担任としてやり遂げること。1校で数年勤め続けたこと。教員として自分を成長させてくれた場。初めて3年間を共にした生徒達。最近そんなことをよく考える。「あんたたちも卒業するんだねぇ。」そこではっとした顔をしたのが隣のクラスの某男子。「え、えっ??あ、俺ら、卒業するんだ…あー!!」どう見ても「今気づきました」という表情である。時としてこの子はこういう反応をする子なのだ。あはは。何を今気づいてるんだ…目の前にあるのは「君達の卒業」アルバムの原稿だろーが。 …でも、気持ちがわからないでもない。みんなでばかなことやったり、笑ったり、泣いたり、必死になったり、そんな日常が普通になり、時としてそれに終わりがあるなんてことすら忘れてしまうものだろうから。 その後もその子達とどこの高校がどうだの、何だの、かんだのと下らない話を続けていた。でも、やはりみんなどことなくしんみりとしていた。「俺、卒業式わんわん泣いちゃうかもしれない…」 残された時間をいとおしむように。
Dec 7, 2001
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生徒会誌の原稿を依頼された。 卒業式に間に合うよう、なるべく多くの生徒達と先生達で少しずつ原稿を書いて、冊子にするのだ。卒業文集のような湿っぽさやヘンな明るさがあるものとも違う。要は、一年間の記録を残すようなものだ。 私の依頼されたものは学級紹介と、卒業生に向けての2稿。う~ん、学級紹介か。何書こう。 過去のものを見ると、卒業生にあてた前途洋々なる君達の…ちっくなものやら、一年を思い出して振り返るものから、と色々。みんなうまいなあ。 うちの学級と言えば??…何だ? あ、お勉強ができる。いつのテストでも平均点がやたら高い。授業態度も他の先生方から誉めていただくことが多い。これは誉めてあげよう。 運動は…弱いな。体育系行事で優勝と言うものがない。去年の学級対抗全員リレーに至っては、周回遅れだった。知らない人が見たらだんとつトップに見えたんだけどなあ。う~ん、これはやめよう。 文化系行事は強かったな。昨年は学級展示で3年生出し抜いて総合最優秀とったし、今年もV2だった。疲れたけど、「先生が死んでもこれは完成させる!」とまで言われたもんなぁ。これも誉めよう。 あと何がある?あ、仲がいいこと。これもいいな。 あ、大事なことを忘れていた。 ある日、高校の体験入学で10人ぐらいが早退した日があった。給食が10人分残るのだ。「今日、バイキングだね。」それでも普段から、肉じゃがが出ればバットに残った最後の肉ひとかけらまで食べ尽くし、ご飯の日はバットの底にこびりついたご飯までこそげ取る連中のこと、今日はさぞかし喜ばしいぞな、と思っていた。 私は体験入学の高校へ出向き、出欠をとるという仕事があったので副担任の先生に給食をお願いし、K高校へと向かった。 帰ってきて副担任の先生の第一声「給食、残んなかったから」「へ!?」 確かにその日は軽食に近いメニューではあった。しかし、うどんとそのつゆ10人分、牛乳10個、あと何かあったかもしれないが、10人分のたこ焼きをいる人に均等に分けてなお残りの分をじゃんけん。男子だけでなく女子まで参加し取り合ったそうな。 今日も食缶は空になっていた。相当お口に合わないものでない限りはとにかく食べる。 「大食漢」。このフレーズは使わなきゃならんなぁ。
Dec 6, 2001
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今日は懇談会があった。前半は文化祭のビデオ鑑賞、後半は学級懇談という内容だった。 文化祭、2ヶ月前のできごとなのに、はるか昔に感じてしまう。毎日朝も早くから暗くなる時間まで、前日に至っては給食もまともに食わずに作業したっけな… そんな中、今日のビデオで思い出してしまったことがある。それはもう、鮮明に。@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 文化祭2日目の最後は、カラオケ大会で閉められる。実際はバンド演奏やら、ものまねやら、ステージに上がってみんなで騒ぐぞ!という類の物であるのだが。 今年の生徒はイマイチ消極的だったせいか、出場者が極端に少ないと言う。帰りの学活で豪語。「今までみんな楽しんできたイベントなのに、このままじゃ来年からなくなるよ。1、2年生は出辛いのわかるけど、3年生が出なきゃ。ここで出ないでなくなったら、あなた達の責任だよ」「先生、うちら出るか迷ってるんだけど…いいかなぁ」某女子生徒2人が私に言ってきた。「出なよ。踊るあほうに見るあほう、同じあほなら踊らにゃ。」「何すればいいの?」「…んなの、自分の歌いたいもんでいいでしょ。」たまたま私のセリーヌ・ディオンのアルバムがあったため、「The Heart Will Go On」(タイタニックのテーマ)にする。2人とも英語得意だし、歌いやすい歌だからいいべ、と。そこで美しく決めれば、それはもう綺麗なステージになっただろう。しかし、それで済ませたくないのが私の悪い癖なのかもしれない。「○○と△△も誘おう(いずれも男子生徒)。君達にはCD貸すからまる1日聞きまくって必至に練習してくれたまえ。」「え、2人に何させるの?」「バックダンサーをさせる。私がプロデュースするから。受け狙っていいしょ?」「あはは、いいよー。じゃ、先生、がんばるよ」結局男子のバックダンサーは4名に増えた。立候補もいたのだが、「絶対ヘンなことやらされるだろう」という覚悟のもと、集まった4人。私「当日は、ジャージ着用。ファスナーは全部閉めること。ジャージの上着の上にズボンを胸まで上げること。」男子1「えっ!!」私「で、決して笑うな。いくらおかしくても真顔でやれ。それがポイントだ。」男子1「うへー!…いっちょ、やるか!受け狙うぞ!!」男子2・3・4「おー!!!」物分りの良い生徒達だ。よし。ダンスの指示 その1歌い手2名がロングドレスで静々と入場後、4人で手をつなぎ颯爽と登場。真顔のまま。ジャージも指示通りの着方。曲始まったら足はステップ。両腕スゥイングさせながら手拍子。実際曲に合わせやらせてみる。うん、なかなかいい。「こら!そこ笑うな!」「先生!どうしてもタイミングずれます!」「いいっ!一人ぐらいずれた方が面白い!!」しかし、問題発生。曲が長いのだ。リハーサルで「いつまでも手拍子だけは飽きる」と判明。リハ現場にいた他生徒達には最初偉く受けたが、後半はだれてきていた。「先生、やっぱまずいっすよ。これ、最後飽きます。」「手痛くなるし。」「そうだねぇ。私も思ったわ…でも明後日だし、うちら練習できるの後1日しかないし…」「今更新しい踊りは無理でしょ」「う~ん…」ブリッジするのは? いや、俺できないもん。 2人で腕組んで回るのは? あ、やってみるか?…いいじゃん。でもこれずっとはできないね。何かないかな。スウィングは1番でずっとやるとして、2番がね。サビは○○と××が抱き合うのでいいじゃん。あ、いいね。目、見詰め合って。がしっ!!と。おし、そーしよう。どうするかなあ。……あ!!「ちょっと、聞いて!!思いついた!!」ダンス指示 その22番はラジオ体操をやれ4人「ええ~っ!!」男子3「いや、意外と使えるかもしれないぞ」私「まず、やってみよ!」何と、これが意外にいい。決定!!その後私は職員打ち合わせで場を外したが4人は1時間以上もスウィング、そしてラジオ体操を練習していた。@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ その思い出のビデオだ。流れるタイタニック。踊る4人。そしてどっと起こる笑い声。@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@女子生徒「せんせー、○○達何踊ったの?」私「知らん方が、いいよ。」何と彼らは全校生徒の投票で最優秀のステージ大賞を獲ってしまったのだ。文化祭での甘酸っぱい思ひ出。きっと6人の心にも残っているはず…………と、信じたい。
Dec 5, 2001
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今日も学活は「いじめについての話し合い」。 この話題は生徒会から降ろされててくるものであるが、前回の学活で「学級でそれぞれ考えて話し合ってね。やり方は担任に任せるから♪」と生徒会の先生。「え?いきなり担任任せ?どうしろって?」「学級で話し合ってくれればいいよ。で、最後適当にまとめてね~。」そして「こんなんなった…具合悪いんだけど…」とこのHPを見せたら「……終わってるな」と冷たく言われた。 あ、私のやり方が悪いんだな。「担任任せ=担任のお前ががしくじったら終わりなんだよ!!」ということが彼の表情から読み取れた。 悔しい。 今日の話題は「いじめる側・いじめられる側・見ている側」のそれぞれの手記を読み、考えようというもの。あれこれ考えてたら収集つかなくなる。やはり考えるべきは一番大きいテーマだ。「いじめは是か非か。」 《不潔で、2週間風呂に入らない。みんないじめてる。でも本人は自分がかわいいと思っているし、いじめられてる自覚がない。》男子1「本人にいじめられてる自覚ないんじゃいじめじゃないじゃん」女子1「そーだそーだ!私も賛成!」私「本人に自覚のないいじめは容認するんだ」 《男子の大勢がある一人の男子に暴力振るったり、嫌がらせをしてる。見ていて嫌だけど自分も何かされそうな勢いだから、怖くて何も言い出せない》男子1「何も言わないのって自分を守る一つの方法だし…」私「それじゃ何も解決にならないよね。容認することになるし。」《なぜだかわからないけど周りの態度が急に変わった。今学級全員が私を無視したり、嫌がらせしたり。どうすればいいかわからない。もう死にたい》女子2「いじめのリーダーに自分の悪いとこ聞けばいいのに。」私「そんなことができる余裕すらないから死にたい、って言っているんじゃないの?」「せっかく班で話し合っても先生が必ず何か言ってくるから終わんないじゃん~」そんなの、話し合いが淡白すぎるからだって。逃げ、きれい事、そんなことでこの学活を終えることもできる。確かに手記に出てくるようなひどいのは今、身近にないかもしれない。でも起きてからじゃ遅い。明日起きる可能性もないとは言えない。だから今考えるんでしょ。《いじめのリーダーをみんなでいじめる。》>そんなの解決にならんだろ!!《このようないじめはひどい。》>だからどうすれば解決に向かえるかを考えようって言ってるの! 今、私の学級では「いじめは絶対に許せない行為だ」と言った生徒は2/3ほど。…とは言いながら、よく聞いていると「場合によっては容認せざるを得ない」と考えている子が多い。 今日の私はしつこかったかもしれない。きれい事、逃げ、開き直りは徹底的に切ったつもりだ。でもそのせいか?あっさり話し合いを終えた前回に比べて、だんだん話し合いがちゃんとできてきているような気がする。 「ねえ、先生が誰かにいじめられてるから助けて、って言われたらどうする?」「それらしいことが目の前で起きるのを自分の目で見てから話聞くよ。」「だっていじめって隠れてやるでしょ。わかんの先生?」「そりゃ臭いくらいはわかるもん。で、いじめてる側が自覚なかったら悪い事だってまず教える。」「じゃ、いじめてる側が自覚があって、先生にちくっただろ、って余計いじめがひどくなったらどうする?」「そりゃさらにしつこく指導するよ。」「だって『ちくっただろ』ってさらにひどいいじめになってそのいじめられてる子が先生に何も言えなくなることもあるじゃん。」「方法はあるよ。徹底的にやりこむよ。」「方法って何?」「教えない」「えー!」 世の中に虫の好かない人間は必ずいるし、逆にそう思われることもあっておかしくない。じゃ、そういう人間とつき合うことになった時、簡単に「いじめ」に走れるの? 「あいつが悪いんだから、こうして教えてやるんだ」という思いがいじめになり、エスカレートしてることもある。それはただの思い上がりに過ぎないじゃない。 いじめの現場を見てもその場で自分で直接「止めろ」という勇気は、現実的に考えても誰もが持てるとは思えない。じゃ、見て見ぬふりしか方法がないのか?直接止められなくても止める方法は必ずある。何か考えなよ。 結局話し合いが途中のまま一時間が終わってしまった。 残り1時間。でも、何か前よりは話し合いの焦点も絞れてきた気がする。 「楽しいな」「嬉しいな」「美味しいな」そんな思いを味わうことを捨て、大事な人を捨て死を選ばざるを得なくなることすらある「いじめ」。彼らが「こんな考えじゃいけないのかな」「こうすればもっと状況はまともになるかもしれない」ということをあと1時間の話し合いで気づけるか。 勝負だ。
Dec 4, 2001
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…と聞かれた。生徒に。「あんたはどうすんの?」「えー、家族と過ごすぅー。」「へえぇ。そおぉなんだあ。いいねえぇ。」「先生はぁ――??」「部活じゃ。」「いやぁ、部活の後はぁ?」「家で飯食って寝る。」「ふぅうううん。」下世話な会話はこれで終わった。まさかアイスホッケー部の先生に「ホッケーリンクの水まき手伝ってくれ」と言われてるなんて意地でも言うもんか!ちぇ。
Dec 3, 2001
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…を観てきた。完売御礼…ではなかったはずが、部活を終え会場に1時間前に着いた時にはかなりの混雑。座って見られるかなあ、と危惧したが、うちの学校の用務員さんが「ベンチ裏」というスペシャルな席をキープして下さり、過去になく特等席で観られることになった。WJBL、そしてJBLと女子・男子の順でゲームを観るのだが、一番会場が沸くのはやはり男子のダンクシュート。アップの時のダンクからそれはもう歓声が上がる。2m以上もある外国人選手が「ガコーン!!」という音をたててリングにぶら下がる。やはりプロ。アップから見せるものがある。日本人選手でもほとんど180.90の世界で、私の隣で見ている先生(180ちょっとある…充分デカいのだが)でも大きく見えなくなる…。歓声が続き、日本人選手も数名ダンクを見せるようになる。ますます盛り上がる会場。アップは続いていた。時折ガコーン!ガコーン!といい音を響かせて。ガコーン!わぁー!!ガコーン!わぁわぁー!!しばらくするとベンチ前でがやがやしている。スタッフの方が真顔になっている。「おい、あまりやりすぎるとまずい…リングあれしかないんだ、もし壊れたらゲームが出来なくなる…」言われてみればそうだなあ。その後続くアップ、ダンクが何か減ったような気がした。仕方ないけどちょっと悲しい。
Dec 2, 2001
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今日の3時間目、HR。テーマは「いじめについて話し合おう」という用意されたもの。する人やされる人の気持ちやら、どうして起こるかどうすりゃ防げるかなどを班ごとに話し合え、という形式で行った。 教員している間は離れられないテーマの一つなんだろうけど、実際この子たちが進学してからも、そして社会に出てからももしかしたら遭遇する可能性があるもの。 実際私の周辺には現在、「陰湿なもの」や「卑怯極まりないもの」はないようだ。とはいえ、教員の目から見ているにすぎず、実際はあるかもしれない。しかし、私の担当学年には不登校もいないので、いじめによって学校に来ることも嫌になる子はいないのではないかと勝手に思っている。 もちろんふざけてしていることが相手に嫌な思いをさせていたり、などのことは少なからずあるようだ。でも彼らの素直なところか、私の目の前でも「やらかしてしまう」子が多く、注意することができることも少なくない。 ぞっとしたことがあった。 リーダー格の子が多い班での話し合いがやたら早く終わった。 普段人を仕切ることも多く、輪の中心にいることが多い彼ら。「先生、話し合い終わったよ」「そうなんだ…見せて、…じゃ、いじめてる子が『いじめていること』に気づかないことってあるよね、そういう場合どうすればいいと思う?」「それは…気づかない子は永遠に気づかないよ。相手が死ぬまでわからないんじゃないの?」「え?」「うちらこの前色々調べる機会があったけど、自分がいじめていることに気づかない子ってずっと気づかないもんだって」「じゃ、相手が死んでも自分が原因だったって思わないんじゃないの?」「それはさすがにわかるみたいだよ。調べた資料はそういうふうに書かれていたもん。」「じゃ、いじめてる方って相手が死ななきゃ気づきもしないしいじめも終わらないんだ。」「そうじゃない?」 こんな彼らがもし、いじめの犠牲になることがあっても、「それはいじめだからやめてよ」と自分の口で言えるんだろう。でも彼らの最大の間違いは「自分の口で言いたいことが言えない子がいることを知らないこと、そしてその痛みを感じることもできないこと」そして、「そんな自分は全く間違っていないと思っていること」。気づかなきゃ、という意識すら持たず、もしかしたら輪の中心にいながら気づかぬうちに誰かを傷つける恐れがあるんじゃないか。 そして「何も言わないもん」と、下手すりゃ「いじめられる方にも原因があるんじゃん」という言葉を切り札にすることさえあるのかもしれない。いや、実際そんな場面もなかったわけではない。 自分の口で言えないからこそ自殺という方法でアピールする子がいるのに。 何を調べようが、何を考えようが、それ以前の問題がたくさんある。あとたったの4ヶ月で私は何を伝えて行けるのだろう。
Dec 1, 2001
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