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2009.01.05
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カテゴリ: 洋画

 ハリソン・フォードとアン・ヘッシュ出演作。
 原題は「SIX DAYS SEVEN NIGHTS」。


粗筋

ニューヨークのファッション雑誌で副編集長を務めるロビン。彼女は、恋人フランクと共に南の海へ6泊7日の休暇旅行へ旅立った。
 乗り継ぎ用にチャーターしたセスナ機はクインという男が操縦するオンボロ飛行機だったが、それでも無事目的地のリゾート島に着いた。
 久し振りの休暇を楽しむロビンとフランク。しかし、ロビンの元へ急な仕事の報せが入る。ロビンは当然ながら乗り気ではなかったが、飛行機に乗れば1日程度で済むので、終わったらまた休暇に戻ればいい、と上司は説得。
 ロビンは観念して仕事を受け入れることに。しかし、島にはクインの操縦する飛行機以外に飛行機がない。ロビンはクインの飛行機を利用するしかなかった。
 ロビンとクインを乗せたセスナ機は、仕事先へと旅発つ。しかし、突然の嵐に襲われ、やむなく無人島に不時着した。
 性格も生活環境も全く異なるとあって、最初は反発し合ってばかりいる二人だったが、危機を乗り越えていく内に互いに惹かれていく。
 二人は、沖に船があるのを見付ける。助けを呼ぼうと考えて近付いて見たところ、その船は海賊のものだった。近隣の船に乗り込んでは乗組員を殺害し、積荷を奪っていたのだ。
 海賊はロビンとクインに気付き、口封じに動く。
 ロビンとクインは逃げようとするが、あっさりと捕まってしまう。
 二人は殺されるところだったが、隙を見て逃げる。
 途中で、古い軍用機を見付ける。
 二人は、その軍用機のパーツを使ってセスナ機を水上飛行機に改造。島から脱出した。


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感想

 無人島でどんな冒険を繰り広げるのかと思いきや……。
 意外とあっさりと島から脱出し、敵の筈の海賊も始末してしまう。
 冒険活劇というより、冒険の要素をちょっと盛り込んだラブコメ、といった感じ。
 極端に期待しなければそれなりに楽しめる。

 本作では、最終的にはロビンとクインは惹かれ合い、一緒になることを決意。
 それで「ハッピー・エンド」としているが……。
 やけにハリウッド的。
 結局二人は別れそう。
 住む世界が違い過ぎる。
 互いに惹かれ合ったのも、二人で直面していたからだし。揺れる釣り橋の上で告白した方が足場か安定した場で告白するより成功率が高いのと同じ論理だろう。
 我に返れば、互いの欠点が見えてくると思われる。
 いや、既に見え始めている。
 というか、最初から見えていた。

 疑問に思うのは、ロビンとクインが南国で移動するにはやけに軽装だ、ということ。
 直ぐ日に焼けて脱水症や日射病にならないか。

 ハリソン・フォードの演技、てやはりどの作品に出ていてもハリソン・フォードといった感じ。
 本作も、ハリソン・フォードがブレークのきっかけを掴んだスターウォーズシリーズのハン・ソロと全く同じなのだ。
「実はちょっと年を取ったハン・ソロが地球にやってきてオンボロ飛行機のパイロットになっていた、という設定なんですよ」と打ち明けられたとしても驚きに値しない。
 よく日本の俳優について「どの役を演じても同じ」と酷評されることがあるが、これはハリウッドの俳優も例外ではないようだ。
 演じる役柄ごとに演技を完全に変えられる俳優、てのはいないらしい。というか、完全に異なっていたら、観る方が躊躇うだろう。いわゆる個性派俳優が評論家から高い評価を得ながらも興行的には評価されないのも、それが理由なんだし。

 いつまでも若々しい印象のあるハリソン・フォードだが、彼は1942年生まれ。本作が公開された時点で56歳。若くはない。
 事実、頭髪が薄くなっているのが分かった。
 何となく悲しい。

 乳首の形を隠す為にニップレスを常用するのは日本人女性だけ、とされるが、本作を観ているとまさにそうなんだな、と実感する。
 アン・ヘッシュは胸のポッチを見せまくりだった。

 本作は、ハリソン・フォード出演作ということでそれなりに話題になったが、そうでなかったら全く注目されなかっただろう。
 物凄い見所がある訳ではないし、特撮も少なく、ストーリーも平凡だし。
 なぜハリソン・フォードがこの映画に出演することにしたのか、理解に苦しむ。


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Last updated  2009.01.05 21:11:49
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