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2013.12.02
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カテゴリ: 洋画

「ダークナイト」で悪役ツーフェイスを演じたアーロン・エッカートが主役を務めるSFスペクタクル。
 邦題は世界侵略:ロサンゼルス決戦。原題はBattle Los Angeles。


粗筋

世界各地で、隕石が地球に飛来。
 各国政府に緊張が走る。
 そんな中、戦闘で心の傷を負った米海兵隊曹長マイケル・ナンツ(アーロン・エッカート)の辞任が認められる。これで、ナンツは海兵隊ともおさばらだ、と思っていた。
 が、飛来してきた隕石は、実は未確認飛行物体と判明。地球に舞い降りて来て、問答無用で人類に対し攻撃を開始した。
 米海兵隊は、直ちに反撃に出る。
 そんな事もあり、ナンツは辞任を取り消され、新米部隊指揮官の副官として、戦地となったロサンゼルス市内へ送り込まれる。取り残された民間人を探し出して救出しろ、と。救出作戦には制限時間が設けられた。それ以降、米軍は核兵器も辞さない攻撃を展開する、と。
 ロサンゼルスは、異星人による攻撃を受けていた。
 異星人は、どうやら地球の水を狙っているらしかった。水以外に必要とする資源はないので、原住民である地球人は単なる殲滅対象に過ぎない。
 僅かながらも敵に関する情報を得たナンツの部隊は、ロサンゼルスからの脱出を試みるが、敵の進撃は予想以上に速く、完全に取り残されてしまう。そうこうしている内に制限時間を過ぎる。米軍による総攻撃に対し身構えるが、何もない。何故だろうと思って漸く前線基地に辿り着くと、そこは壊滅状態だった。
 ナンツは、異星人に関する情報を得て、その対処法を突き止め、反撃に打って出る。


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感想

 かなり前に公開されたインディペンデンス・デイを、よりミリタリー調に脚色したもの。
 インディペンデンス・デイは、民間人が主人公だったが、こちらは軍人が主人公。
 インディペンデンス・デイは、民間人、大統領、軍人等、異星人に対する反撃を様々な方面から描いていた。
 本作はナンツ曹長という、一人の登場人物の視点で描いている。したがって、民間人はナンツ曹長と出会った者しか登場しない。大統領といった、海兵隊の一曹長とは縁のない大物は登場しない。密着報道を映画化した様な雰囲気。
 ナンツ曹長が接触出来ない情報は、鑑賞者にも入って来ないので、異星人はどういった存在で、どんな手段・目的で地球にやって来たのか(水を狙ってやって来た、というのは作中の報道番組で断片的に紹介されるだけで、その情報がどの程度正しいのかは明らかにされない)、地球全体でどうなっているのか、という点に関しては不明のまま終わる。
 結末に関しても、ナンツが反撃に出て異星人の対処法が効果的であり、その情報を得た米軍が異星人の残党に対し攻撃に打って出る場面で終わっている。ナンツのその後の運命に関しては不明。
 何もかも不明なのである。
 こういう中途半端な終わり方もあるのか、と思った。

 特に印象に残ったのは、ラストシーン。
 戦地から生還したナンツと、彼が率いる部隊は、異星人の弱点について報告。
 上層部は、これを受け、攻撃を続行。
 ナンツは、上官から、休息を取っても良い、と言われるのだが、戦いはまだまだ終わっていないのを知ったナンツは、休息を取らずそのまままた戦地へと赴く。
 アメリカ人は無駄な仕事や、しなくてもよい仕事は一切しない、という印象があるが(サービス残業など以ての外)、戦いとなると、サービス残業も厭わないらしい。
 普段は怠けるが、いざという時は無尽蔵のエネルギーを発揮して働く、という事か。

 インディペンデンス・デイ公開時(1996年)は新鮮に感じた「異星人の大規模侵略」というテーマも、トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」といった同様のテーマの映画がガンガン公開された後では、新鮮に感じないのは残念。
 インディペンデンス・デイ前に公開されていたら、それなりの評価を得ていただろう(その場合、インディペンデンス・デイが二番煎じ扱いされていたと思われる)。

 本作の下敷きとなったのが、1942年にロサンゼルスで起こった「ロサンゼルスの戦い(The Battle of Los Angeles)」。
 真珠湾攻撃から間もないロサンゼルスが、飛行物体による攻撃を受けたので、米軍が総攻撃に打って出た、という戦いである。
 当初は日本軍による攻撃と思われたが、日本軍がその様な攻撃をしたという記録がなかったので、米軍は結局何に対し攻撃したのだ、という疑問が。
 米政府は、緊張状態にあった米軍が、気象観測気球を日本軍による襲来と勘違いして攻撃してしまった、と発表しているが、目撃者の証言によると飛行物体は気球とは全く違う動きをしていたらしい。
 大規模な戦闘があったのは事実だが、謎が多く、真相は今も明らかになっていない。
 異星人との戦いだったのでは、というデマまで出た。
 そんな事から、本作が作られるきっかけとなった。


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Last updated  2013.12.03 21:30:07
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