h o r o k a r a 


彼方夢(k a n a t a m e)





すきだよーっ

あなたがだいすきだよーーーっ 叫ぶ 大声を上げて

風が瞳を乾かしていく

手を振って


それが


全部無くなってしまったら悲しいじゃない

遠くても 聴こえなくても わたしはきっと声を上げる

見えなくても


それで


何年かして全部とはいわないけど

ちょっとでも彼方から返されたら嬉しいじゃないか

あのとき乾いてしまった涙が

きっと溢れて止まらないと思う


だから


誰かに傷つけられても

何かに傷ついても ここで止まっていても その何年かしてが

無くなるなら這ってでも

進んでいかないといけないし

歩むことを怖がってはいけないんだろうなぁって思う


一歩先は真っ白

白紙

息を吸う 次の瞬間には 思考が追いつかないよ

人が

他人を思うその全てを感じていても知ってしまっても

わたしはわたしで彼方を思おう


怖い 恐ろしい 不安 重い思いは無視できなくて

おなかのポッケが伸びる

それを 手であやして口元で笑って

天使の梯子見つけてもう一方の手を振って

今日も叫んで

すきでいたい





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