星見当番の三角テント

水瓶座の支配分野



水瓶座で太陽と月が出会い新月が起こる時には、
水瓶座が支配する分野の願いが叶いやすくなっています。

また、太陽サイン(いわゆる生まれ星座)が水瓶座の方、
月サイン(生まれた時の月の位置)やドラゴンヘッドが水瓶座の方は、
他のサインの方よりも水瓶座新月のパワーに強い影響を受けます。
自分のサインの長所を強化し弱点を克服する願いをかける、絶好の機会です。

水瓶座の支配分野は以下のとおりです。

水瓶座は12サイン中11番目に当たります。3つの冬のサインのちょうど真ん中、
真冬のサインで、行動パターンを表す「三区分」では「固定」にあたります。
「何をおもに重んじるか」を表すエレメントは「風」で、これは論理や知性を表します。

ひとつ前のサインである山羊座は「地の活動サイン」でした。
山羊座が「立派な社会人を目指すこと」「大人としてしっかり自分の足で立つこと」
を表すサインだとすれば、その次の水瓶座は「自分の頭でしっかり考えること」
がテーマになります。

「自分の頭を使ってしっかりした考えを持つ」ということを追求していくと、
前の段階の山羊座(社会を象徴するサイン)の世界で流通している「常識」から
一歩ずつ離れていくことになります。水瓶座は「その常識、本当?」と問うサインです。
「常識」とされているものに問いかけをしていくことで、古いものをこわし、
新しいものを生み出していこうとします。

ここから、水瓶座の支配分野として「独創性・新しい考え方・発明」などが生まれます。
世間的に「常識」とされていることではなく「ほんとうのこと」を求める姿勢です。
「ひらめき・逆転の発想・地域的しがらみから離れた論理性」なども水瓶座の領分です。
企画や開発の仕事をしている方、ひらめきや独創性を必要とする方は、
水瓶座新月にお願いしてみましょう。


山羊座と水瓶座は、実は隣同士一対になっています。
現在の水瓶座の支配星は天王星ですが、天王星発見以前は水瓶座の支配星は土星でした。
山羊座の支配星も土星です。土星は「時間・限界・制限」などを表す星。
「ルール」を現す星でもあります。山羊座は「社会の中でのルール」を重視します。
一見、その「山羊座のルール」を打ち破っていくように見えるのが水瓶座です。

水瓶座が打ち破っていくルールは、よく「ローカルルール」と呼ばれるものです。
「その社会やグループの中では凄い強制力を持っているけれど、
外からの目で見ると『?』なルール」ってありますよね。
ぱっと思いつくものとしては「ある種の校則や社則」とか(笑)。
ある種のグループ内での、互いを縛り付けあうような「お付き合い」とか。
「それは本当に必要なの?」「それに従うことは人間として本当にいいことなの?」
水瓶座はそう問いかけ、自分が「それは変なルールだ、納得できない」となったら
自分の考えを信じて「ルール」とたたかい、変えようとします。
(固定サインなので、「こうだ!」と決めたら実現するまで粘るのです)

今、自分が属しているグループに関して「ここが変だな、違うんじゃないかな」
と思っていることはありませんか?「違うんじゃないかな」と思いながら、
「それなのに私はグループの『常識』に流されてしまっているな」と思うことは
ありませんか?そういう場合は水瓶座新月にお願いしてみましょう。
「常識を鵜呑みにしない、おかしいと思ったことはおかしいといえる自分になりたい」
「自分が正しいと思ったことを、流されずに伝えられる強さがほしい」と。

未来的なもの全般、最先端技術、世界規模の通信網なども水瓶座の支配分野です。
電波や宇宙に関すること、コンピュータやインターネットも、水瓶座の管轄。

水瓶座のシンボルである二本の平行な波線は水瓶から流れ出る水を表していますが、
この波線は「流し流される」「しがらみ」などの「感情的な水」ではなく
電波や音波などの「何かを伝えるものとしての“波”」を表すという説があります。
「流されないで自分の頭で考える」というのが身上の水瓶座は、
それゆえに「それまでの社会」から一歩はみ出た形になります。

しかし、「自分の頭で考えたこと」を発信することで
同じように自分の頭で考えたことを発信する人たちとの交流が始まります。
別の場所・別の社会で生きているにもかかわらず「同じアンテナ」を持つ人の間で
「通信」がはじまり、ネットワークが生まれる。インターネットもそうですね。
「社会からはみ出るサイン」である水瓶座は「友情」のサインでもあります。
氏育ち、属するグループに関係なく、同じアンテナや周波数を持つ人同士の友情です。

「自由で友好的・オープンに交流し、縛り付けあうことをしない」が水瓶座的友情。
自分がユニークであるのと同じように、他人のユニークさ、独自性も認める姿勢。
「他人と違うことへの寛容さ」は水瓶座の重要なテーマです。
これからの人づきあい、特にインターネットを介しての人づきあいには
とても必要な姿勢ではないでしょうか。
ネット上で自分の意見を発表し、人の意見にも耳を傾ける。
ネチケットを守り、互いの共通点と相違点を共に楽しむ。
楽しいネットライフが送れるよう、ネットで知り合った人とよき友情を築けるよう、
水瓶座新月にお願いしてみるのはいかがでしょうか。

ちなみに上であげた「ネット上での友情の形」は、勿論ネット外でも適用できます。
顔を合わせることのない相手でも、毎日顔を合わせる相手であっても、
また、友人だけでなく恋人同士や親子でも。

「親ならこうでしょ」「子供ならこうでしょ」「男なら(女なら)こうでしょ」
「これがうちらのルールでしょ」「付き合ってるなら常識でしょ」…というのではなく。
まず「私はこういうことを考えています。あなたは何を考えていますか」と聞いてみる。
発信し、受信する。相互性。「ここが同じでうれしい」「ここは違うけど面白い」
そういう風に「立場の違い」を超えて「ひとりの人間同士」として交信しながら
「ふたり(あるいはそのグループ)に本当に必要なルール」を作っていく。

1933年2月6日、水瓶座生まれの詩人にしてマンガ家、やなせたかしさんは
代表作『アンパンマン』のアニメ主題歌としてこんな言葉を書いています。

なにがきみのしあわせ なにをしてよろこぶ
わからないままおわる そんなのはいやだ

これはそのまま「水瓶座的人づきあいのテーマ」にしてもいいような文句です。
ちなみにこの歌詞、「きみ」を「ぼく」に変えてみてもなかなか味わい深いです。

なにがぼくのしあわせ なにをしてよろこぶ
わからないままおわる そんなのはいやだ

その他の水瓶座の支配分野。

「大局(高い視点・離れた視点)からものを見ること」
これは「常識」にとらわれないでものを見、考えるというところから出てくるものです。
「客観性」「全体像を見る」ことにも関係します。
実は占星術や易・タロット・数秘術などの「占い」も水瓶座が支配しています。

「占いは客観的なの?」と思われるかもしれませんが、
「主観から一歩離れて問題を『全体に対してどんな位置を占めるのか』
という観点から見る」というのがこれらの占いです。
囲碁やチェスと同じように、それぞれの構成要素を一旦「盤上に」並べ―
(文字通り「ひとつのテーブルに全てを載せて」)全体を眺めて考えるという点で、
占星術や易・タロットなどの占いも水瓶座の領域とされているのです。

水瓶座の現在の支配星、天王星の影響で以下のような意味も加わります。

直感・ひらめき(啓示)・風変わりさ・エキセントリック・突然の変化

人道的な姿勢、性別を意識しないつきあい・プラトニックラブなども水瓶座の分野です。
男だから女だから、ではなく「なにがきみのしあわせ」から始めるサインだからです。

水瓶座的特性の行き過ぎ・暴走を抑える願い事をかけることもできます。
水瓶座が暴走すると、
「自分の考えにガンコにこだわる(=自分のルールを押し付ける)」
「自分の独創性だけにこだわる(=突飛すぎる行動。ウケねらいだけの行動)」
「自分への関心の集中、他人への冷淡さ・無関心
(=なにがきみのしあわせ?と相手に聞けなくなってしまう)」
などが出てきます。
もともと水瓶座の影響が強い人で、これらの兆候が出ている方は
新月に「行き過ぎ緩和」のお願いをしてみましょう。

体の部位では「ふくらはぎ(膝から下・くるぶしより上)」が水瓶座支配です。
このあたりの血行が悪かったり、むくみやすかったりする人は症状改善のチャンス。
「静脈」や、体全体の血液循環も水瓶座が支配しています。
病気では、下肢静脈瘤、冷え性、それから痙攣と発作全般が水瓶座の管轄です。
ウィッシュリストにこれらの症状を改善するお願いを加えてみるのはいかがでしょう。

※2 各サインが支配する体の部位と、月の運行について

あるサインで新月が起こるときは、そのサインが支配する体の部位の健康を願うのに最も適しています。
また、新月であるなしにかかわらず、月があるサインに入っている間は、そのサインが支配する部分を
ケアするのにとても適した期間となっています。
月は約1ヶ月で12サインを一周し、一つのサインに2~3日ずつ留まります。
あるサインで新月が起こるのは、通常年に一度だけですが、「そのサインに月が来る時期」は
毎月一度は必ず廻ってきます。気になる部位があったら、それを支配しているサインに月が来る日に
集中的にお手入れをしてみましょう。髪が気になるなら獅子座と乙女座の日にヘアケアを。
足がむくみやすい人は毎月水瓶座に月が来る2~3日間を狙って足湯やマッサージを。

新月が起こる時は「お願い事」、それ以外で月が廻るときは「実際のお手入れ」と使い分けてみましょう。
(勿論、新月の日にその部分のお手入れをしてもさしつかえはありませんよ)



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