凍えたココロ

凍えたココロ

狐の嫁入り



なのに 雨雫 しとりしとり

私の全てを濡らす

貴方は何を想っていったのか

此処には二度と帰ってこない

貴方の所為で飯も喰えぬ






私の全てを掻き回して

可笑しな愛情を与えて

去っていったよね・・・

貴方の所為で飯も喰えぬ






朝から続く お天気雨は

まるで 貴方のようだよ






照る太陽は 燦燦と 眩しく

なのに 雨雫 しとりしとり

淡く 淡い 紫陽花を濡らす

私を 私の全身を 湿らせる






狐の嫁よ 貴女は 何を想う?






雨雲の切れ間に 差し込む光

全てを物語る 光 甘い甘い

雨雫 雨雫 しとりと垂れて

私を 濡らす 艶やかに






魅惑的な 狐の嫁よ

私に花を 光を 水を・・・


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