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2008.05.29
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カテゴリ: 抑うつ感



夢の中で最後に私は、

「もう、疲れた」と言って

自殺した。







意識がある時も、眠っていても、疲れている。

生きている限りは、

この疲れから逃れられないだろう。

“生きねばならない”

という強迫観念にぐったりしているのだから。

主治医は、

「お母さんもあなたも、お互い気を遣い過ぎているのかもしれないね。」

と仰った。

思い当たる事は、沢山ある。

不機嫌な母を目の当たりにすると

恐怖感がむくむくと膨らみ、

足元がぐらぐらと揺らぎ始める。

そして、

「私は生きていても良いのだろうか」

「ここに居ても良いのだろうか」


という不安に襲われる。

それでも、どうにか母の顔色を窺い、生きている。

母が笑ってくれたら、それだけで物凄く安心する。







常に、自分というものに対して懐疑的である。

その存在価値、意味。何もかもが分からない。

毎日、病症に溺れて必死になっている間に

1日が始まり、終わっているという感じで

「今、私は生きている」

と確信が持てない。

ただ流されるように、呆然と息をしているだけである。

食べたくないのに過食をして嘔吐し、

飲みたくないのに発泡酒を飲み、煙草を吸う。

漫然と流れる時間を苦しみながらやり過ごす。


小説を読んでいる時と眠っている時だけ、

こころは凪いでいるかもしれない。

その他の時間は、荒波にのまれるように

溺れそうになりながら、過ごしている。







精神的に余裕があると、笑顔が零れる。

笑えると知った。

どんな小さなことでも楽しいと感じられて、

幸せだと想える。

そういった“余裕”からは

いつもほど遠いところに居るけれど、

今日は母と共に笑う時間が多かった。

だから、少し落ち着いているのだろう。

ゆっくりと、焦らない事。

それこそが、こころにこれ以上傷を増やさない

過ごし方なのかもしれない。

難しいけれど、余り無理をしないようにして

ゆるりゆるりと過ごしたい。






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Last updated  2008.05.29 20:53:54
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