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Dog photography and Essay
七宝古鎮1
「七宝古鎮1」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
天馬山バス停でバスを待っている時に
丁度タクシーが来たので手を上げ乗った。
?山の地下鉄乗り場までと言うと上海に
戻るのですかと聞かれたので七宝古鎮まで
行って古鎮の夜景を見ると言うと七宝まで
乗せて行くからと言われたが?山で降りた。
?山の地下鉄駅から10分ほどで七宝地下鉄に
着いたが、結局そこからが分からずタクシーで
ホテルまで向った。タクシーに乗り2分足らずで
ホテルへ着いたので歩けばよかったとも思った。
七宝古鎮は後漢朝に出来た古鎮であるが
宋の時代に発展し明清の時代に最も栄えた。
千年以上の歴史があり古鎮と言われるだけあり
各建築物も重みが感じられたが夜でもあり
光りの織り成す光景に目が奪われたのかも
知れないが、撮影するのも露出を一杯開け
撮影したため絵本のような感覚の画像になった。
私が行った時は8時過ぎで観光客が大勢いた。
地元の人達も活気があり胸躍らせながら
撮影を続けていったがこの後盗難に遭ってしまう。
「七宝古鎮2」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
上海から1時間圏内にある古鎮と言えば
写真の七宝古鎮と松江古鎮である。
松江古鎮は10年ほど前に地下鉄が通ると
言う事で急ぎ造った古鎮で商店街にも
中々商店主が入居していない状態である。
七宝古鎮は規模は大きくないものの
古鎮の雰囲気を十分に味わえ人通りも多い。
上海を観光し時間に余裕のある場合は
七宝まで足を伸ばしてみると良いだろう。
上海なら夜の南京路や外灘、新天地など
また人民路から西蔵南路までの淮海東路や
西蔵南路から崋山路までの淮海中路なども
夜に歩けば綺麗であるが新しい街である。
七宝古鎮は1000年以上の歴史がある古鎮で
商店街を歩いていても新しい街とは
また一味違い違った風情が味わえる。
だが人通りも多く、プロの泥棒も多いので
気をつけなければならないが、そう言う私も
綺麗さっぱり泥棒にお金を盗られているが
その話は次のページで綴ってみたい。
「七宝古鎮3」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
上海の七宝古鎮の名前は10年ほど前から
聞いていたが中々出掛ける機会がなかった。
今回も松江を回って上海へ変える予定が
時間の関係で私の気持ちが変わり思いがけず
七宝古鎮へ来る事が出来たがホテルも
予約せず入室2時間半前に空室状況を聞き
予約する慌ただしさだったが、それも手伝い
少し高めの部屋しか空いていなかった。
部屋に入り荷物を置き財布の残金を確認した。
チェックインした折にフロントで預かり金を
宿泊料の3倍に当たる1500元を渡したので
手元には小銭しか残っておらず幾らもなかった。
ウェストポーチの裏側のファスナーを開け中の
4000元を出しポケットに突っ込んで部屋を出た。
フロントで古鎮の入口を確認したが2分も
掛からない位置だった。更に七宝古鎮で名物の
湯団子店の場所も聞いてよりゲートへ向った。
フロントからは人が多いですから身の回りの
物に気を配りながらお願いしますと言われ
ポケットに手を当て4000元のふくらみを確認した。
七宝古鎮への入場チケットを購入し中へ入り
まず名物の湯団子の店へ入ったが行列が
出来ており私も並ぶ事にしたが先に注文をして
並ぶように言われ、ポケットの4000元を出し
湯団子6つ注文し、お金は後のポケットへ入れた。
私は団子の写真が撮りたくて列から抜け出し
身を乗り出して撮影しその隙に後のポケットに
スリの指が入り込んでいたのかも知れない。
「七宝古鎮4」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
湯団子とは、もち米の粉で作るだんごだが
こちらの方では中に漉し餡が入っている。
また別注文で黄な粉に蜂蜜のような甘い餡が
団子の中に入れてありスープと共に味わうと
何とも美味しく疲れが取れそうな感じがする。
私は団子とスープの入ったお碗を持って
空いているテーブルに座り、カメラバッグを
横のイスに置いて、美味そうな団子を
食べようとしたがネコ舌の私には熱過ぎた。
口に運んだ団子をお碗の中に一旦戻した。
暫く待つ間に何気なく後のポケットを触ると
お金のふくらみが感じられなく手を入れてみた。
私はお金を違う所に入れたのかと思い
色々な所を探してみたものの見つからなかった。
カメラのバッグへ入れたのかとか思って
何度も探してみたもののやはり見つからない。
先程、並んだ所に落ちているのではと思い
行って見たが人の足ばかりでお金などない。
店でお碗に団子を注いでいる人に「私のお金を
見なかったですか?」と無礼な聞き方をした。
再度テーブルに戻り箸を持つが気が気ではない。
テーブルに座る人達と目が会うが、皆がスリに
見えてくるから人間の心理とは不可思議である。
「七宝古鎮5」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
七宝古鎮の団子屋さんで撮影している時に
ポケットの4000元をスリに盗られてしまった。
今度の旅行では盗難に遭わないようにと
心掛けてはいるのだが撮影に気を取られると
注意力が散漫になってしまい盗られてから後悔する。
今回も6個の団子を1個ずつ少しずつ食べた。
なぜならば6個で4000元の高価な食べ物である。
本来なら9元で買える団子が4000元と割高になり
味しめながらゆっくりと食べ、他の人は
スープなど残しているが、この時私は残さず
全て飲み干し、緩やかにカメラバッグを掲げ
外に出て気が重いが撮影を続けた。
川辺にたたずみながら暗いながらも川面の
音を聞いていた。もし私が予定を変更せずに
松江の方へ行っていたならば盗難には遭う事が
なかったのではと仮定の思いを巡らしていた。
だが、盗難に遭うまでならまだ間に合うが
既に盗難に遭ってしまった後で思ってもそれは
先の予定ではなく全くの愚痴でしかなかった。
ホテル代は先に支払っていたので、その分だけでも
不幸中の幸いであると思った。歩きながらも
撮影を続けた。何かをしていなければ、心の
動揺を抑える事が出来ないと思ったからである。
「七宝古鎮6」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
中国へ来てから盗難は数え切れない。
いつも何か考え事をしていると書けば
聞こえが良いが、ただボ~っとしながら
気が引き締まっていないと言うべきだろう。
盗難に遭う金額が毎回多いが狙われ易いと
言った方が自分を慰めやすくなる。
そんな事を思い浮かべながら古鎮を歩くと
何となくわびしい気持ちになって来る。
目の前に紹興酒の酒樽が見えて来たので
見ていると中から店主が現れ、どの酒を
買うのかと聞いて来たので結構ですと去った。
有り金の全てを盗られてしまった今は何も
買えないのだと自分に言い聞かせながら夜の
古鎮を重い足取りでホテルまで帰った。
フロントで盗難に遭った事を伝えた所この辺は
注意をしないとプロのスリが多いですからと
得意げになって話すが、先に話してほしかった。
そんな事を考えながらエレベーターに乗ったが
ふとホテルの予約金の事を思い出しフロントまで
急ぎ戻り、予約金の一部を救済措置で戻して
頂けないものかと話したが、彼らでは駄目だった。
このままでは夜も眠れないと思い、ホテルの
売店に行き、盗難の事を話しホテルのルームNOと
サインで紹興酒を1本頂けないかと頼んでみた。
仕方がないですねと言いながらもサインで
許可をもらい帰ろうとすると、おつまみがないと
お酒も飲めないでしょうとピーナッツ入り袋を
これは私からのプレゼントと手渡してくれた。
「七宝古鎮7」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
盗難に遭ったその夜、一文無しの私は
ホテルに帰り着きフロントに理由を話した。
フロントでは私の話が理解されたものの
お金を貸し出すほどの事まではしなかった。
一旦部屋に入り、唯一無料のお湯を沸かし
お茶を一口飲んではみたが落ち着かなかった。
ホテルの外へ出ても一文無しでは何も買えない。
ホテルの売店でホテルのキーナンバーで
紹興酒を無理を言って持って来た。
つまみはピーナッツを頂いたので部屋に入り
600mLの紹興酒を如何に長く持たせるかを
考えお湯割りをすることにした。
紹興酒のお湯割りは、中国人たちは折角の
紹興酒の味が薄められ不味くなると嫌がる。
そんな事を思い浮かべながら紹興酒とお湯を
半々で飲んでみた。元々アルコール度数は
16度ほどあるので割っても8度ほどはある。
ホテルの売店のおばさんが見かねてくれた
ピーナッツの封を空け一粒ずつ口に運んだ。
テレビを着け中国語字幕のチャンネルに
切り替えて見ていたが酔っ払ってからでは
風呂に入ると良いが覚めてしまうので
先に風呂に入ってより酒を飲んだ。
寝付けないのではと思っていたが思いのほか
ぐっすりと眠り快く朝を迎えた。まだ時刻は
5時半頃だったが、朝の古鎮の風景を撮影した。
「七宝古鎮8」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
旅行中の朝は普段よりは早く起きるのだが
スリに残り3日間の旅の費用を財布ごと
掏られれてしまい朝5時に起きた。
幸いカメラ類は盗られていないので
身支度をした後カメラを掲げて外に出た。
フロントから朝早いですねと声を掛けられたが
昨夜の係りの人とは違うのでニコニコしていた。
ホテルからはものの2分ほどで古鎮ゲートへ
行けれたが朝が早いためゲートではチケット
不要のまま入る事が出来た。
古鎮の狭い道路の両脇の店は全て閉まっていた。
古鎮などの商店は夕方から夜が書き入れ時である。
昨夜スリに盗られた店の前付近を通ったが
同じような看板が並ぶ門構えでは、どの店か
分からなかったが、昨夜の橋を渡り撮影を続けた。
朝6時過ぎの澄み切った心地よい空気から
太陽が昇り始めた8時過ぎには川面に浮かぶ
観光客が捨てていった紙くずが妙に目に付く。
私は橋を渡りきり向こう岸へと向かい路地へと
入り昔ながらの醤油問屋の門の前に来た。
古鎮の古い佇まいを残している路地の片隅に
レンズを向けたが、門の鍵のところに竜(龍)の
九匹の子である竜生九子の椒図が門番をしていた。
「七宝古鎮9」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
中国神話の中で龍の9人の子供たちの故事が
伝えられ中国の故宮や仏閣などへ行くと
像が置かれているので興味深く見れる。
龍の9番目の息子が一番下の子供でありとても
甘やかせて育てたが、大きくなってから働かず
何もせずただ、むやみに1日を過ごしていた。
思い余った龍は9番目の息子に色々な仕事を
遣らせたがどれも長続きせずに困っていた。
仕方なく、何も動かずにしているのであれば
門番はどうかと遣らせてみたところ、他のものは
嫌がるのに9番目の息子は黙って動かなかった。
門の番が一番息子椒図に向いていると以後門番を
するためいつも門の鍵を見張る役に就いた。
古来、門や扉は家を守り魔や邪なものを家に
入れないという役目があった。門牌は扉や門の
力を強くするために取り入れられた装飾である。
獅子や椒図などの避邪獣をモチーフしたものが
使用されていた。龍の9番目の息子を椒図と書き
読み方は「しょうず」で魔を払うという意味である。
扉のノックする部分の装飾に好んで使われており
古来より魔よけとして門の中心部に付けられている。
椒図(しょうず)は閉じる事を好み、他所者が
巣穴に入る事を嫌いいつも見張っており椒図は
門扉の握り輪を咥えおり中国では良く見られる。
「七宝古鎮10」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
七宝古鎮を出て上海市内を見て回る予定が
盗難により予定を全て変更し取り止めた。
ホテルからの預かり金の残り金を受け取ったが
こんな金額では次の預かり金にもならない。
仕方なく上海近郊の家まで帰りまた時間が
ある時までに残した観光地を回ろうと思った。
帰りは4時間以上掛けてバスを乗り継いで
住まいへ辿り着いたのが薄暗くなってからだった。
私は日本の妻へ電話を入れ、冗談混じりに
盗難に遭ったことを電話で伝えた。
妻にはいつもメールばかりで電話は珍しかった。
逸れも手伝ってか怒られると思っていたが、
また盗られたのですか?体に怪我は無いですよね。
と、いつもより優しい妻の応対が気にかかった。
「七宝古鎮11」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
上海近郊のマンションの部屋に帰り着いても
何となくやるせなく放心状態が続いた。
まずは部屋の小金庫に入れてあるお金を財布の
中に入れ直し財布のふくらみを確認した後
何とか泥棒対策をしないと次もまた同じと思った。
肩から提げるショルダーバッグに財布を入れ
持ち歩くか、それともカメラやレンズを入れる
バッグに財布を入れておくかテストをした。
だが財布のふくらみが結構邪魔になるため
結局、次の旅ではお金を3つに分けてポケットへ
入れることにするのが一番良いなどと思った。
まずはスキを見せない事が一番で、また大勢の中で
大金を見せるのは何処に目が光っているか分からない。
人の混雑した所では、小銭を用意しておくなどノートに
控えてはみたが盗難に遭ってからでは遅いと苦笑い。
写真は古鎮を流れる河を遊覧する小船である。
「七宝古鎮12」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
以前中国人から時間のあるとき是非に
七宝古鎮へ行って来て下さい観光として
上海の人は良く知っているが穴場だと聞いていた。
2年越しの思いがやっと実現して何とも言えない
後味の悪い思い出を作ってしまったと思い、
その事を紹介してくれた中国人に告げた。
まずは残念だったねなどの慰めの言葉が
聞へれるのかなと期待もしたが思いっきり
笑われてしまった。あれ程スリには注意と
付け加えたのにマニュアル通りにスリに遭うとはと
ビールの瓶を持ちながらも笑っていた。
七宝古鎮の老街では道幅が狭い分スリも多く
特に貴方のような日本人は標的の的で
多くの日本人がスリに遭っているとも話した。
私の場合は路上でのスリに出くわしたのではなく
店で団子を買う列に並んでいてスリに遭って
なんと鈍感な日本人だろうと笑われた。
中国人7人と私1人で食事をしたが大いに
盛り上がり、今日は私たちがご馳走すると
笑いながらレジで清算をしている中国人の
横顔が今も時々思い出されては情けなく思った。
古鎮の建物は1000年以上の長い歴史をもち
その古鎮を守り育てている古鎮の暮らしは
ストレスなど全く感じる事無く生活が出来るそうだ。
「七宝古鎮13」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
七宝古鎮で撮影をしながら歩いていると
時間を忘れてしまうほどである。
朝5時半に古鎮の橋の上に立ち日の出を
撮影したのが6時ごろの時間だった。
写真の撮影した時刻は定かではないが
午前9時を回っていたと思うので3時間以上
古鎮の周りを歩いている事になる。
川沿いの道から昨夜の橋を撮影した。
昨夜は大勢の観光客が橋の上を往来しており
その橋の中心位置に写真屋さんが
撮影をするため観光客を呼び込んでいた。
橋の上から撮影した写真であるが
遊覧船など昨夜の綺麗な灯りが点かないと
何となく寂れた雰囲気を醸し出している。
橋を渡りきり対岸の店先から川越しに対岸の
古鎮の店並みを撮影したが写真の左上に
見えるマンションは12階建てで多くの
上海市民のベットタウンとして更に建設が進む。
1000年以上の古鎮の街並みがマンションにより
撮影してより興ざめだが古い物と新しい物との
融合を譲り合いながら共存する時代でもある。
「七宝古鎮14」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
朝の七宝古鎮の人通りは少なく老街を
歩いていても観光客には出会わない。
七宝古鎮の人気はやはり日中より夜に
人気が集中しており朝の出発は遅い。
七宝古鎮の運河に架かる唐橋付近には
夕方7時過ぎともなれば観光客で賑わう。
だが写真のように地元の人とすれ違う程で
静まり返った佇まいの空間が前方に広がる。
七宝老街の通りも店はまだ開いてなく
通りを歩く人々の姿も仕事に向う格好である。
通りに捨てられた紙くずなどのゴミは
綺麗に朝のうちから清掃されていた。
「七宝古鎮15」
「中国写真ライフ」では、
上海「七宝古鎮」の写真を公開しています。
七宝古鎮の写真もこのページで最終である。
写真は七宝老街と書かれた大門入口である。
その七宝楼と大門の間の広場では軽快な
リズムに合わせダンスが行われていた。
日本で言う所の町内自治会婦人部の皆が
朝の時間を利用しダンスの練習をしながら
来るダンスの発表会へ向けて頑張っている。
暫しの間、彼女らの練習振りを見ていたが
必ずと言って良いほどリーダー格の人がいて
ミュージックを止めて違う違うと言っている姿や
この分では、貴女をチームから外しますよと
この風景は日本も中国も変わらない情景である。
次回から蘇州・周庄・無錫の写真を公開したい。
「中国の旅」
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