つきあたりの陳列室

「日本の魚」

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テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91835)

カテゴリ： Book

上野輝弥，坂本一男　著／中公新書

この本は魚好きの友達に勧められて読みました．彼は子供の頃，田んぼで魚やザリガニや水棲昆虫をつかまえたりして遊んでいたそうです．いまもナマズやスッポンを飼っています．

目次は以下のような感じです．各項は5ページほどと短く，それぞれ２種くらいの類縁の近い魚を取り上げ，形態や暮らしぶりとともに，それらの進化的な背景を説明しています．

１　ナメクジウオと魚類の祖先
２　ヤツメウナギと甲冑魚
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19　シシャモとシラウオ
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25　メダカとトビウオ
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44　フグとマンボウ

また，巻末の「分類表」を見ると「お魚」の全体像が一望に見わたせます．

脊椎動物門
◆無顎類　（ヤツメウナギなど，約84種）
◆顎口類
　○軟骨魚類　（サメ，エイなど，約846種）
　○肉鰭類
　　・シーラカンス類　（2種）
　　・ハイギョ類　（6種）
　　・四足動物　（両生類，爬虫類，鳥類，哺乳類）
　○条鰭魚類　（その他の「さかな」，約29,000種）

こうして見ると，四足動物とは「魚」という巨大な樹木の中ほどに生えた一本の枝であり，いわば「陸に上がった魚」とか「手足の生えた魚」のように見えます．

私はヒトという名のサル，サルという名のケモノ，ケモノと言う名のサカナ．

今日はシャケのおにぎりをふたつ食べました．

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