Assalaam!

Assalaam!

Dec 29, 2006
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 昨夜メールで明日のお弁当どうする?とNに聞いた。
今年最後だし、外食しようか?と。

 でも友人と朝まで飲んでいた彼からは、あいまいな返事しか来なかった。
弁当の方がイイと言わなかったので外食のつもりで持って行かなかった。
2時半頃になったので、「昼飯行く?」と声をかけた。

「えー?これ片付けなかったら行かれないでしょ。」
修理に手間取っている様子だったので、
「じゃあ、きりのいいところまでやってからだね」と答えた。
それからお互いタイミングが合わず、4時になった。
「昼、、夕方になっちゃうね?」と声をかけると、「あぁ、」と時計を見た。
私が上司と話していると、彼の後ろの席の常務の秘書に話しかけているのが
聞こえた。
「ねぇ昼飯行こうよ」
私と二人で行くのが嫌で彼女に同席しないかと声をかけていたようだ。
「もう済ませました、けっこう。」と断られ、席に戻ってきた。
5時15分前、「salaa、飯行くか!」と言ってきた。急いで支度をすると
先輩社員に社長の所へ行くぞと言われ7階に連れて行かれた。

 5時20分先輩を7階に残して席に戻った。
「ごめんN、行こう!」
「あ?もういいよ。もう食いたくないし。外出たくないから」
なんだかとってもみじめな気分だった。

 7時に自分の仕事に型をつけてNを残して先輩方と忘年会に行った。
「じゃっ。お先ッ!」「お疲れーッス」お互い顔も合わせなかった。
でも会社の忘年会の後、Nとは行きつけの焼き鳥屋の忘年会で会うから
その時に挨拶すれば良いと思ってた。

 9時半過ぎ、盛り上がっていた会社の忘年会を抜け出して焼き鳥屋へ。
既にこちらも始まっていた、が、Nの姿はない。メンバーに聞かれる。「Nは?」
「会社において来てしまったのでまだ仕事をしているのかもしれない

 ちょっと責任を感じて、電話やメールをした。連絡がつかない。
やっぱり無視されている。。。
オールはなんともない私だけれど、帰ってカレーを作らねばならないので
終電で帰ることにした。
それに、Nが私が帰るのを待っている気がしたので居た堪れなくなっていた。

 再度メールをしてみた。「どうしたの?まだ会社?心配なんだけど。。。」
それだけ入れて駅へ向かった。駅に着くとようやく返信が着た。
「今、向かってます」彼は私の終電の時間も今日カレーを作るために帰る事も
知っている。やっぱり私が居なくなるのを待っていたとしか思えない。
涙が出てきた。。。「会社で何かあったの?大丈夫?」
ともう一度メールした。終電がプラットフォームに滑り込んできた。
電車に乗り込むと電話がかかってきた。ケータイをオフにして電車に乗り込んだ。
音楽を聴くこともできないくらい辛くなった。泣かないように堪えるのが精一杯。

 途中の乗換えで15分の待ち時間があったので深呼吸してから折り返した。
「はい、もしもし?あ、salaaさん、なに?」
「さっき電話出られなくてごめん。どうした?なんかあったの?」
「いや、、、家帰って寝てた。なんか疲れて。今焼き鳥屋だけど、
俺も調子にのって長居しないで帰らないと明日リハあるしサ。」
「そうか、何でもなければよかった。それだけだから。じゃあ、」
「え?あ、ねぇsalaaさん、今年はいろいろお世話になりまし、、、」
「イイよそんな挨拶要らないよ。大体そんなの電話で済ますような事じゃないでしょ」
「え?なんか冷たくない?どうしたの?」

 そんな社交辞令聞きたくないし、家に帰って寝てた?私が帰るまで?
あ~これで帰った!と思って今みんなと酒を酌み交わしている?
また涙が込み上げて来た、早く電話を切らなくちゃ。

「ごめん、今、話したくない心境なの、切って良いかな?
 じゃ、皆さんと楽しんでください」

 電話を切ったと同時にフォームで泣いた。
カバンからニット帽を取り出し目深にかぶり、コートの襟を立てて顔を隠した。

 これで私の恋は終わったンだ。






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Last updated  Jan 3, 2007 11:55:13 PM


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