我流ブログ  WE  作詞家    やる気なんてなくてE

読まないとあなたが幸せになれません。


読めば必ずあなたの幸せに繋がります。)



「国分太一・美輪明宏・江原啓之 オーラの泉」

今、伝えたい・いじめ社会へのメッセージ

ナ「あなたは、この社会に生きる子どもたちを愛していますか?
  そして、あなた自身を愛していますか?」

今回の予告〔いじめは恥知らず・生まれ変わりの誤解。
        自殺では楽にならない生き抜くことに価値が〕   

テロップ〔子どもは大人社会の鏡・思いやりの有る子どもを育てる〕




美輪様・・・美  江原さん・・・江  太一くん・・・太  ナレーター・・・ナ 堀さん・・・堀
と失礼ながら略させて頂きました。敬称なき事、御了承下さるとありがたいです。

画面・幼少のゲストの白黒写真。

ナ「1967年、大阪生まれ(2月15日)」  画面・ドラマに出演しているゲスト。

〔「スチュワーデス物語」 監督:瀬川昌治 脚本:増村保造 安村莞二〕

ナ「15歳でデビューし、人気アイドルに。
離婚、そして再婚。大病を患い生死をさまよった事も」

画面、最近のゲストの笑顔の写真。

〔重症急性膵炎を患い死を覚悟した事も・・・〕

ナ「今や、5人の母となった、堀ちえみ。
  彼女が今夜、招かれたのは深い意味がありました・・」

画面・シルエット姿。

ナ「堀ちえみさん」
堀「はい」 ライトが当たって。
ナ「これからスピリチュアルチェックを始めます」

堀さん・黒いビロードの短めの襟が個性的なジャケット、左右の身頃にボタンが付いている。
黒いGパンにゴツめのベルト。白いシャツに黒いネクタイを緩めにしめ。
白いにベージュ茶の縁と飾りのあるロングブーツ。全体的にクラシカルな少年っぽいスタイル。

【堀ちえみ・スピリチュアル・チェック】
◇1.自分の性格を一言で言うと何ですか?
  →うーんと、プラス思考ですね、はい(太一くん、ほお、と)

◇2.あなたの元気の源は何ですか?
  →・・子ども達と、もう思いっきり、一緒に笑っている事、それが元気の源です。
    (江原さん笑顔で頷き)

◇3.想像して下さい、あなたはとても穏やかな気持ちです。何をしていますか?
  →・・・んー、月を、月を見てます(少し目を閉じて考えてから開けて)

◇4.最近、何か気になる事はありますか?
  →・・そうですね、えっと私、2度ほど生死を彷徨った事がありまして。
    何か、その時に・・『何のために自分は生きているんだろう?』と非常に思いましたので。
    『何のために自分が今、生きてるのか』っていう事が、とても気になります。
    (美輪様、目を閉じ)

堀さん、深く礼して。

服装・画面左手から。椅子に座っている

太一くん・生成りのカーディガンに白いシャツ。
黒いボトムス。黒い皮靴。

美輪様・樺茶色のV字の襟のドレス、同色の裾まで長い上着。襟の部分が青碧。
V字型のシンプルな金の板状のネックレス。白い輪のような耳飾、
黄色のセミロングの髪に黒い編んだカチューシャ。指輪。

江原さん。茶鼠色のお着。、霞色に白と茶か紫の線が飛んでいるような柄の羽織。
紫色の編んである留紐、木と天然石の留めの玉。帯。水晶のお数珠。お髭は剃っている。


太「さあ、堀ちえみさん、どうぞこちらの方に」大きな拍手。堀さん、席に向かい。
太「宜しくお願いしまーす」
堀「宜しくお願い致しまーす。失礼します」座る前に会釈され。
太「どうぞ。美輪さんとは?」
堀「色々、本は読ませて頂いて」
美「ありがとうございます」
太「ほお」
堀「勇気を頂いてますけれども。お会いするのは初めてです」
美「ありがとうございます」
太「どうですか?美輪さんを・・・」
堀「うん、何か・・。すーごく、やっぱり、すてき、で今鳥肌が立っちゃった・・何か」
  美輪さまを見ながら。
美「ふふ」
太「見てですか?美輪さんを見て」
堀「うん」頷き。
太「その本との出会いって、何か、やっぱり自分が、こう追い詰められてる時とか。
  そういう時に、美輪さんの本は読んだんですか?」

堀「そうですね、もう自分自身で、それは病気の事じゃなくって。
  えーと家庭の事で、どん底に、もう突き落とされたような気持ちの時があって。
  その時に買って読ませて頂いたら。とても楽になったんですね」
太「おおーおおー」
美「ありがとうございます、ふふ」微笑み、頭を下げられ、堀さんも返し。
堀「ふふ」礼をして、笑顔。

太「江原さんとは?」
堀「江原さんとは」
江「ま、以前にもお目に掛かってます」笑顔で会釈され。
堀「大阪の番組で」会釈返し。
美「番組で?」
江「はい、そうなんですか」
堀「そうなんです」
美「ふっふっふ・・」
太「へえー」
江「あのね。私、元々ね、『この人にはお目に掛かるだろうな』って
  いう方は必ず、お会いするんですよ」
太「はいはいはい」
江「時間が掛かっても」
太「ええ」
江「多分、以前だったらば、そういうご縁は無かったんじゃないかと思うんですけどね。
  やっぱり堀さんが、その先程も、おっしゃってたね2度の、要するに」
堀「はい」
江「まあ、それこそ、うん。死ぬかもしれないようなね
  出来事を通して、きっとそういう、ご縁があったんだろうと思います」

太「それではスピリチュアル・チェック、振り返ってみたいと思います。
  えーっと、これ穏やかな気持ちに、月を見ている時に、そう感じると」

[月は理想の母]
堀「はい。何か月って、お母さんっていう。理想のお母さん像が月に、何か。
  私の勝手な思いなんですけど」
太「へえー」
堀「それがありまして」
太「はいはい」

堀「私は自分の娘が出来たら、月っていう字を入れたいなって、名前の中に。
  そう思ってた位、もう月が大好きで。で、実際に彩月(さつき)って」
太「さつき」
堀「彩る、お月さまの月って書いて、その名前を娘に。
  やっと、やっと!授かった娘に」掌に字を指で字を書くようにして。
太「はいはい」
堀「はい、付けたんですけど」

太「今、お子さんは、おいくつなんですか?」
堀「一番上が16歳」
太「16歳。うん、へー・・」
堀「で、16、15、14。で、6歳と、4歳。で上、全員男で四人目まで男で最後に女の子」

[5人の母]
太「でも、それ大変じゃないですか・・?朝は」
堀「朝は」
太「そのごはんを作ってお仕事行って。どんなスケジュールになってるんですか?」
堀「朝は、もう5時半位に起きて。で、お弁当まず作って。で、朝ごはんの用意して。
  それで、皆それぞれ起こして、朝ごはん食べさして」
太「ええ」
堀「で送り出したり。幼稚園の送り、送りをやったりとかして」
太「ええ、ええ」
江「で、お家帰ってきたら、お仕事無い日なら、そのまま、もう、そのまま
  お家の片付けをやったりとか洗濯物を干したりとか。も、ほんとに」
美「主婦業」
堀「もう、ほんとに普通の生活を」
太「凄い」

[兄弟が多いと・・・]
美「でも、それだけ子どもさん多いとね。上の子が下の子、面倒見たりとかね」
堀「あ、はい」頷き。
美「兄弟ゲンカだったり、思いやりだったり仲裁に入ったり。小さな一つの社会だから」
堀「ええ」
美「その社会の勉強をするんですよね、兄弟同士で」

堀「あ、そうなんですかね」
美「そう」
美「生命力がね、音になって出たものが子どもの声なんですよ」
太「はいはい」
美「うん。だから家の、すぐね近所にね。保育園があるんですよ。
  そして『子どもの声、うるさくありませんか?』って言われるんだけども。
  『大好きです』って言うのね。それがね、生命力になって、こっちに、もらえるんですよ」
堀「ああ、そうなんですか」
美「うん」

太「何か、最近は、その。子どもの泣き声がうるさいという事で。
  自分の子どもを体罰して・・亡くすというような事件も多いじゃないですか。
堀「うんー・・」
太「それも、その少子化だけじゃなく、親の問題というのも
  何か最近多いのかなって思うんですけどもね」

江「全部、親の問題だと思いますよ。大人の問題。
  『子どもが変った』って言うけど、子どもは何にも変ってないと思うんです」
美「子どもが変わるわけ無いわよね」
江「そうですよね」
美「生まれて間もないんですもの。大人ですよ」
江「『子どもは親の鏡』ですもんね。大人社会の鏡ですよ」

[子どもは社会の鏡]
太「その親が、そういう行動、取ってしまうというのは?」
美「いや、色んな問題があるのよ。あの一つの原因じゃないの。
  だから栄養失調という。今、ほら食べ物、偏ってるじゃありませんか」
堀「あ!そっか!逆に何か、食べ物豊富にあるようでも。偏ってるからですね」
美「偏ってる」
江「栄養失調ですよ。要するにカロリー豊富で、栄養は失調なんです」
美「子どもに、ごはんの代わりにお菓子食べさせたりとか」
太「ああ、ああ」
美「朝ごはん、全然、食べなかったりとかね。
  それで、ほとんど肉食になっちゃったでしょう」
堀「ええ、ええ・・」
太「そうですね」
美「だって日本人のDNAには、肉食のDNA無いんですもの。
  草食動物だから、日本人は元来」
堀「ああ、そっか」
美「終戦後からですよ」
江「うん」頷き。
美「お肉が食べるようになったのは、うん」

太「そういう事が原因なんですねー・・」
美「だから色んなもの。
江「色んなの」
美「音。それから音ね」
堀・太「音」
美「うん。音が、常にイライライライラさせるのね」
太「はい」
美「だから、もうテレビだって街へ出たって買い物に行ったって
  のべつ、そういう音が流れてるわけでしょう。だからドカバタバタバタバタ」

江「で、かん高い音ばっかりでしょ。
  キーキーギャーギャー、キーキーギャーギャーするものばっかり」
美「全部、声が高くなってるでしょ、歌い手も」
太「ああー、はいはい」
美「ね。だから例えばトタン屋根をね、だとかねガラスをキーと、引っ掻いたような」
  棒を持って引っ掻くような仕草。
太「はいはい」
美「そういう音が全部、氾濫してるわけ。
  だから音によって、こういう風になってるわけなのよ、皆。
  だから、それでしょ。次は服装」体が強張ってるような仕草。
太「服装もそうなんですか」
美「服装も、だって。ほとんどが、『なんだ、こんだら!』こういうのが似合って。
  凶器を持った方が似合うような服装ばっかりしてるでしょ、今」
堀「ええ、ええ、ええ。ええ」
美「ね。だからキチッとした、お行儀のいい、ちゃんと、たしなみのある服装じゃないですか。
  ね、ヘアスタイルも何も全部そうでしょう?」
太「はい」
美「で、そういうものが複合的に重なって、そういう結果が出てんのよ」
太「すごい身近な事ですよね」
江「今の人、ボロ雑巾系でしょう?みんな、服。若い人、みんな流行りは。
  ヘアスタイルもそうでしょう?」
美「ボロ雑巾って、おっしゃったけど。前世は全部、雑巾だったような人ばっかりじゃない?」
堀「ふふふ」
美「今ね」

太「服装だけ見ると。そうですね」
美「そうそう。だから、『どうなってもいい』って
  いう風な気持ちになるのよ。そういう服装」
江「街の看板、とか景色」
美「そう」
江「ヨーロッパとか見て、こんーなにどこもかしこも。もう色とりどりのね」
美「ごちゃごちゃ」
江「?じゃないですよ」
美「ゴミ箱ひっくり返してるみたいでしょ、日本の街っていうのは」
堀「そうですよね。考えてみたら
  ここ10年位で凄く変ったような、特に。そんな気がしますし」
美「ねえ」
美「コンクリートの打ちっ放しだったりとか、刑務所ですよ。
  死体置き場みたいでしょう?みんな・・。だから、そういう様なものが全部、重なって」
江「そう」
美「人間が、そこに住んでるわけだから」

江「それでいてねエゴ。結婚するのに一時、最近になって流行るのはね。
  『家付き、カー付き、ばばあ抜き。で、亭主、元気で留守がいい』
  そうやって、『みんな面倒くさい事は嫌だ!』ってなって来ると。
  二人っきりになっちゃうの、部屋の中で」
太「はいはい・・・」
江「だって誰も居ないんだもん。庇ってくれる人も、違うだろうって注意してくれる人もいない・・・。
  だから、そうやって自分の、横着、怠惰が、どんどん。
  そういう、また、わがままでね。幼さを作って。

  それでいて今、美輪さん、今、おっしゃったみたいな環境そのものが余計、ま。
  だから、いっぱいの原因が、こういう風な世の中を作ってる」

太「その気を付けな。じゃ、その人たちが気を付けようって思う事っていうのは。
  やっぱり、その周りの自分の生活だったり」
美「いや、これはね、もう個人じゃ、もう、どうにもならない。
  だから、あらゆる企業が、産業が手を結んで」
堀・太「ええ」

美「そこを会議を開いて。で、それで、そういう危険なものや何かの生活環境作りをね。
  社会機構を変える所から始まんないとダメ。

  だから美容界、それからファッション界。それから音楽界。で、それから建築業界とかね。
  それから食品業界。あらゆる所がね、全部が、もうデスク以上が、もう手をつないで。

  『そういう危険なものは作らない』という。だから、つまり
  『情緒障害を起こすような物は止めましょう』という風にすると。直りますよ、ピタッと、うん」

【子どもは社会の鏡。偏食、イライラさせる音。凶器が似合うような服装・・・。
        社会環境の複合的な原因が親、そして子どもたちの情緒を乱す】


堀[私ね、今日一つ、お聞きしたかったんですけど。
  輪廻転生って言葉があるじゃないですか。最近、自殺が多いですよね」
江「うん」

堀「中学生、高校生の。で、また、その遺書とかも
  公開されたりしてるじゃないですか。その中に
  『また今度生まれ変ったら、父さんとお母さんの子どもに、生まれ変って来たいです』
  みたいな事を、よく書いてあったりするんですけど」
美「ええ、ええ」真剣な表情で頷き。

堀「それって『死んでも生まれ変わって来れるんだよ』って、いうような事を
  子どもに教えていいのかどうかって、凄く」
美「そこをね、よく」
堀『悩むんですよ」
美「二人で話してたの。誤解してるんですよ」
江「そう」
美「誤解してるんですよ」
江「誤解、うん」
美「ね」
江「はい」
太「誤解」

[生まれ変わりの誤解]
美「また生まれ変わればね。楽な、すてきな人生に生まれ変われて。
  『死んでも生まれ変わればいいじゃん』っていうのね」
堀「うんー・・」
美「生まれ変わることが出来ればいいわよ、そりゃ」
江「そう」
美「生まれ変るって、なかなか生まれて来るのはね、手続きも、うるさいし」
江「チャンスが、もう」
美「チャンスが、もーの凄い無いんですよ」
堀「ええ、ええ」

美「やっと生まれて来るわけなの。
  だから、そう簡単に生まれ変って来れるもんじゃ無いし。
  また生まれ変わりをね誤解してもらっちゃ、困るのはね。

  例えばね、学校で言うと、1年生、2年生、3年生でしょう。
  で、2年生の勉強が出来なくて。で、とにかくね単位が取れなくて、ね。

  そしたらね、また落第するんです。落第するか、留年になるわけでしょう」

堀「ええ」
美「もう一度、1年、やり直さないと、いけなくなるの。
  それと同じで。いくらね、死んでも痛い思いしてね、骨折り損のくたびれもうけで」
江「そう」
美「また次、生まれ変わった時は同じ人生を歩むのよ」
太「ああ・・」
堀「ああー」

江「堀さんがね、例えば今日まで生きて来ましたよね」
堀「ええ、ええ、ええ。はい」
江「もう一ぺん、0歳から今日まで、同じ経験したいです?」
堀「もう、嫌ですね」苦笑。
美「は、は、は」
堀「もうーなんか、はい」
江「だから、『最期まで生きた方がいいよ。生き抜いた方がいいよ』って
  私、言ってるんですよ。自殺で楽になるって思ってる人いる、大間違いで。

  自殺したらば、そこから逆に離れられなくなるし。
  じゃ、仮に、またね次に生まれるチャンスを得たとしても。

  同じ事を経験しなきゃいけないの。
  で、そこをクリア出来て初めて次なる人生。そ、『オーラの泉』でも今迄ね」
堀「ええ」

江「そういう過去世を持つ人が居る。
  だけども、だから『こっから新しく始まったんですよ』って切り替え、ありましたよね。
  『人生の切り替えになってますよ』っていうのが、あって。

  だから、死んで楽になると思ってね、自殺すると思ったら大間違いでね」
堀「そうですよね」
江「だったらば、最期まで。道にね、へばりついてでもね。
  地をはってでもね生き抜いた方が、新しい生が待ってるわけなんですよ」
堀「あ、なるほどね、そういう風に子どもにも、やっぱり、ね。
  もっと分かり易く、かみ砕いて、こういう風に話を」
美「そう」
堀「すれば」
美「『そう簡単に、生まれ変れるもんじゃないんだよ』って」
堀「ねえ」

美「あのつまり、理科だとかね国語の時間だとか、それをクリアしないと。
  次へ進めないんですよ。ところがね、『ま、いいっか』って、もうとにかく。

  『まあダメだ』、っていう事で国語の時間やらないで怠けてて。
  そしてずーっと、持ち越しちゃって。
  卒業できないんですよ、いつまで経ったって。進歩しないの。

  それだったら、まーったくね同じ・・所で生まれ変わってくると。

堀「そうですね」
美「対人関係の」
堀「うん、してますね」
美「だからね、少子化になって、それが出来ないから」
江「うん」
美「おかしな子に、なっちゃうんですよね」
堀「はい・・うん・・」

太「やっぱ、僕も姉が居ますけれども・・。ケンカしたり、姉に言われた事で、
  『やっぱり、やらない方がいいな』って事とかって。
  親に言われる前に姉に言われる事とかも多かったので」
美「それが社会勉強になるのよ」
太「そうですね、うんー」
美「だから兄弟が多いってのはね。とっても社会に出た時に楽になるんですよね」
堀「ああ、そうでしょうね」
太「うん」
美「うん。兄弟ゲンカして引っ叩かれてね。痛い思いすると
  ああ他人に、その子に対してね『痛い思いをさせまい』と思ったりとかね」
堀「ええ、ええ」
美「だから、堀さんみたいな、お母さんが、どんどん増えるといいのね。多産系の方が」
堀「ふふふ!そうですかね・・」江原さん、頷き。

太「もう賑やかですか、ごはん、食べる時とか」
堀「うん、楽しいです、やっぱり。だから、そういうワイワイガヤガヤっていう。
  楽しい、こう、もう笑ったり、たまにはケンカしたりの声も。

  ずっと聞いてる中で過ごしてるので。何か、こうたまーに、ほんとにたまーにですけど。
  あの仕事の関係で泊まらなくちゃいけなくって。ホテルに居ると。
  何か空気の音まで聞こえちゃうような気がして。落ち着かないんですよ」
太「ああ、なるほど」笑顔に。
堀「はい」

美「で、子どもの声ってね。あのー・・あれはね
  ビビッドでね生命力与えてくれるんですよ」軽く胸元を叩くように。

  結局、痛い思いして苦しい思いしただけ損するわけ。骨折り損のくたびれもうけ。

  だから、『ムダな事をするんだよ』っていうの、自殺っていうのは」
堀「ほんと、そうですね」

美「だから、釈迦もキリストも何も全部、あらゆる宗教、自殺を禁じてるのはね。

  『それムダな事をし。自殺したってね。何の得にもならないんだよ』って事を言ってるわけ。
  だから、宗教の、つまり戒律的にいけないって言ってるんじゃないんですよ」
江「はい」
美「『お前さんが損するんだよ』っていう事なの」
堀「ええ」

太「でも、その今のいじめって、みんな、そう
  『死んで楽になる』って考えてる人が多いじゃないですか。

それは、いじめられてる時、ほんとに『つらい』・・
  と思うんですよね、その子たちっていうのは・・。で、相当、今、増えて来てるし」

江「でもね、国分さんね、、一つ僕はね。その気持ちも、わかるんだけど。
  わかっていただきたいのはね、いじめは今日始まったことじゃなくて。

  で、元々、大人の社会がいじめ社会だって事に気が付かないと。
  あのニュースとか見てても『子どもの事で、子どもの事で』って言うでしょう?」」
太「はい」
堀「うん」





「オーラの泉」堀ちえみさん・中(77回)

前編の続きです。

[大人の社会が問題]
江「でも『子どもの事で』じゃなくて、
『お前達が、いじめをしてるじゃないか!』っていう」
美「そう!」
江「この大人の社会が写してる、子どもをね、でしょ。だから子ども何にも変ってないの・・」
太「うんー」

江「子どもが、そうなっちゃったわけじゃない。で、毎日、攻撃だらけでしょう。
  で、みんな便利、便利って求めて、ね。何でも便利。夜も夜中も電車走ってる。

  だけども走ってる分、便利にはなったけど残業しなきゃいけないんです
  お父さん、みんな。余計、働かなきゃいけないの」
太「ああー・・」
江「便利、便利が不自由になってる、心がね。で、そうするとね
  『おまえは成績がどうとか』って。会社でも言われて。
  で、家、帰って今度、奥さんが一生懸命、話しようと思っても
  『俺は疲れてるんだ・・』ね。『おれも今日どれだけ大変だと思ってるんだ」って。
  お母さんは、こう悶々しだす。そうすると子どもに対して当たって・・」
太「なるほど・・」

美「あのね。それとね。一つの会社行くでしょう。
  まあ、上司、同僚、それから後輩、色んなのがね。性格のいい人ばっかり居ないのよ」
堀「うん」江原さん、頷き。
美「だから上司と目の前に座っててごらんなさい。
  嫌な上司に、もうチクチク、チクチク、チクやられてね。

  『生理的に嫌いだなら、あいつ、やっちゃおう』とかね。
  『自分よりハンサムだから、やっちゃおう』とかね。
  『色んなことが出来るから、仕事ができるから』、それで『やっちゃおう』とかね。

  そういったことに、いじめられるのよ。だから大人社会ってのは、もう
  それはスポーツ選手の世界からね何から、いじめの連鎖ですよ。それは」
江「会社勤めのOLさん同士とかでもね」
堀「ええ、ええ」
江「意地悪し合ったり」
美「トイレで話、聞いててごらんなさい。すごいから」
江「給湯室とかね」
堀「そうですね」苦笑しつつ頷き。
美「でしょう、女の人、よくわかるでしょう、そう」
堀「うん」頷き。
江「それでやっぱり、もう生きて行くのも、なんていうようなね、大人のね
  それこそOLさんとかでも、いっぱい居るんですよ」

美「それをね、ただ昔はね。・・戦前とかね、終戦後位まではね。こんなに。
  いや、あったけれど。多くのね、そりゃ
  江戸時代の昔から、あるんですよ、いじめっていうのは」
堀「はい」

[恥を知る]
美「だけど、一番ね、それを最小限に留めておいてたのはね、恥を教えてたの。

  『いじめる人間というのは、人間の中でも最下等の下劣で、
   卑しくて醜くてみっともなくて恥知らずなんだよ』と、ね。

  『それ恥知らずの人間に、なっていいのか、お前さん』って、ね。
   だから、いかにみっともない事かって、いう事をね。

  今、使われなくなった言葉『恥を知れ!』とかね。『恥を知らないの、あんた?』とかね。
  『恥を知りなさい』、って教えたの親が。今はその『恥を知れ』、という言葉は教えないのよ」

堀「そうですね」
美「だから、恥知らずばっかりになっちゃうの」
江「で、美輪さん、おっしゃるようにね。
  『いじめ』って言葉、無くされた方がいいですよね」
美「そう」
太「ああ・・」

美「“いじめ”ってのは犯罪なんですよ」
江「うん」
美「『あの学校でね、いじめが行われた』って言ったらね。まるで
  『子どものいじめ位、いいじゃない』という軽く考える。そういう言葉の」
太「そうですね。軽い言葉ですよね」

美「軽いの。だから、それを止めて」
江「犯罪」
美「やってる事は恐喝でしょ。脅迫でしょ、脅しでしょ、殺人なんですよ、傷害」
堀「はい」
美「だからね、『あの学校で犯罪が行われた』と。『おまえ、恐喝だ』とかね。
  だから『暴行傷害だから、じゃあ警察行く』と。
  だから犯罪という風にしてて、“いじめ”っていう言葉、使わないこと!」

堀「そうです。あまりにも簡単・・過ぎますよね、言葉が・・」
美「そう」
堀「いじめという言葉自体が」

太「あと僕も、ほんとそう思うんですけども。言葉を僕ら、知らないから。
  『恥を知れ』っていう言葉も、やっぱり、そんなの久し振りに聞いた感じじゃないですか。
  そういう言葉、いっぱい使って行くっていうようなことも大事ですよね」

江「それでね、ここからね連鎖するのは、『恥を知る』ことの連鎖はね。
  『なぜ、この“オーラの泉”という番組があるのか』っていうことなんですよ、ね。

  で、私は、この“オーラの泉”っていう番組っていうのはね。
  実は、大きなメッセージを送ってる番組だと思ってるんです。

  どういうことか。今、現代人が失ったのは
  『目に見えないものに対する敬い』なんです」

美「畏れ(おそれ)ね」
江「はい、畏れです。だから、昔はね。例えば、それこそ
  『後ろめたい、罰(ばち)があたる、ね。お天道(てんとう)さまに顔向けできない』
  こういうのが、あったんです」
 太「はい、はい」
江『要するに『誰かが見てる』、ね。自分が要するに、誰もいなくても。
  そこで何かをしようとした時、『誰かが見てる!』っていうが思いがあって。
  自分で軌道修正、ちゃんと、できたんですよ」
太「はい」

江「今・・・ずーっと“物”が全部、神さまで。で、“力”が神さまになっちゃったの。
  で、だから犯罪とかあっても、必ず言うのは。
  『成績のいい子だったのに。近所でも評判のいい子だった』って」
堀「そうですね、はい」

江「じゃ、いい子が、なぜ犯罪を犯すの。違う、そういう自分に点数を付ける人とか。
  『この人の前では、こうした方が得だぞ』という人の前では、“いい子”をしていて。

  『見ていない所では何をしてもいい…』っていう、そういうことを、してるってこと。
   だから要するに“目に見えること”だけしか、秤にしていない証であって。

  だから、こういう番組、通してね。
  『あんたがしていることは、あんただけがわかってんじゃない・・・。

みんな見てるんだ。人間なんか、ちっぽけな存在なんだ』ね。
それこそ『すべて自分に返ってくることだ』・・って、いうこと、ね」

太「いやー!その通りですね・・」
江「だから、国分さんの部屋の中で・・」
美「はっはっはっは」
江「どういう風に散らかっているかを見てのも。
『国分さん、ほら、目に見えない力があるんだよ』」
美「はっはっは・・」
太「そうですね・・」苦笑。
堀「散らかってるんですか?」
太「・・・きったないですねー
堀「ははは」
太「いやーずごい」

江「最近、表面、きれいにしてても換気扇、汚いじゃないか。そこまで、目を、ね」
太「そんな所まで見ないで下さいよ!」困った表情で。一同笑い。
美「はっはっは」
太「いや、もの凄い。正にそうですね」

美「あのね。今、江原さんの、おっしゃった言葉をね。
短く言う昔言葉があってね。『天知る、地知る、我知る』」
太「ああー・・」
江「うん」

美「『お前は、一番、その恥を知ってるだろう!』・・・ね。恥かしいこと、してる自分。
  『“恥かしい”と思う自分を、知ってる、あなたがいるんでしょう?』ってことなのよ。

  『天は見てるよ、地も見てるよ。
おまえさんが、おまえさんを見てるだろう』ってことなの」
太「はー・・」

江「だから建設とかの問題でも。あれ『わかんなきゃいい』と思ってたんでしょ」
堀「そうですよね」
江「だから、ああいいうこと、出来たんでしょう?ね。
  それこそ、でいて、学校の問題でも何でも。こう隠そうとするのは
  わかんなきゃいいんでしょう?うまく貫ければ、いいんでしょう?ね。

  『誰が見てるかな』。要するに、目に見えない神という存在、ね。
  それは宗教は抜きですよ。宗教ということじゃなくて。

  そういう私達っていうのは、実は
  『目に見えない大きな力』の中に生かされてるんだ』という」

太「すーげえ。いや、僕も正直、そっち側の。『誰も見てないから、いいや』って
  気持ちが最近あったような気がするんですよ・・。今、覚めましたね。すばらしい」

美「私ね、江原さんみたいな人がたくさん出るといいと思うのは
  みんな、そう思ってくれればいい。ってのはね。
とにかく色んな霊が見えるわけじゃない」
堀「はい」
美「みんな霊が見えないから、勝手なことをするわけでしょ。
  ただ、こっちにもこっちにも、こっちにも。
ここいら辺、でもジーッと、こう見てるわけでしょ」
堀「あー、そっか、そうですよね」

美「だから、そういう話をこの番組を通じて
  『みなさんに、自覚して欲しい』ということ、なんですよ」

太「なるほどねー」
堀「そうだねー・・」
太「いやー・・反省すること、いっぱいありますね。
  今の話を聞いて忘れいた部分だったりとか」

江「今の話も含めて、世の中の・・社会って言うかね、大人、全部が。
  もちろん、子どもも含めてなんだけども。
  『みんな、改めて考え直して反省をしないといけない時』に来てるんだと思うんですよ」
美「反省して、すぐ実行に移すことね」
堀「はい」
美「もう、それがね早急、一番、急がなきゃいけないことですよ。
  実行に移さなきゃいけないってことね」

〔いじめは恥知らずの犯罪行為。
自殺は骨折り損のくたびれ儲け。簡単に生まれ変われるわけではない〕

[思いやりのある子を育てるには]
江「色々な人が『優しい思いやりのある子に育てたいですよね』って、みんな言います」
堀「ええ」
江「ね、テレビの色んなワイドショーでも何でも。コメンテーターの人、みんな言います、ね。
  でも『"優しい思いやりのある子”を育てるには、どうしたらいいのか?』って」
美「方法論ね」
江「方法論。それが出て来ないわけですよ、みんな理想ばかり言ってて。
  でいて、だって何でもかんでもね、過干渉、過保護で。

  それでいて、『これはいけない』ってことで
  全部、自分の、親の言う通りに、レールに敷、の上、歩かせてたら。

  “優しい思いやりのある子”なんて出るわけないの。
  転んでみたり、それこそ、堀さんのお家みたいにね、兄弟いっぱいで、そこで。

  さっき、美輪さん、おっしゃったように。そこでケンカしながらも兄弟の面倒見るとか。
  下の子だとか。で、『こうやって叩いたら、小っちゃい子には痛い』とか」
堀「うんー」

江「そういったことを覚えて行く。
  要するに、“経験”があって、そこで“感動”という思い知ることがあって。
  “思いやり”っていうのが、出て来るわけでしょう?」
堀「ええ」
江「経験も感動もしてなくて、思いやり持て、ったって。
  申し訳ないけど、今の人達、みんなフランケンシュタインみたいになっちゃってるの・・」
美「ふっふっふっふ・・」

江「『心がわからない』って、そういう風になっちゃう。
   昔、フランケンシュタインの映画でね。

  水辺に、こうやってお花があって、『きれいだ』って
  フランケンシュタインが思う、きれいがわかるのね。
  ただ、そこに女の子が歩いて来て、その子入れちゃうの、ボチャって、ね。

  それがまったく同じ、今の時代ってのは。ストーカーとかもそうでしょう?
  相手の気持ちが、わからないから、やるの・・。
  一方通行なんですよ。“自分の心のゴリ押し”ばっかり」
堀「ええ・・」

美「それもね。大きなね、原因があってね。
  その『思いやりを、持ちましょう。思いやり、持ちましょう』って。

  色んな学校の先生、校長先生が、事件があるたびに言う。
  まあ、マスコミも言う、評論家だとか、色んなコメンテーターも、そう言ってる・・。

  『じゃあ、どうしたらいいのか?』って、その方法論ね、今、おっしゃったみたいに。
  思いやりってのは想像力でしょう?
  『こうすれば痛いだろう』って。『どんな、つらい思いするだろう?』と。

  『この人は、こういう容姿容ぼうでもってね、こういう家に育って、こういう風に。
  こういう生活して来た。ああ・・どんなにつらかっただろう』と。

  想像力じゃない。で、『想像力を養うには、どうしたらいいの?』
  詩や、本やね俳句や、それを読むことよ」
堀「そうですね」

美「すすると、例えば、『空』って言っただけでね・・もう曇り空か晴れた空かね。
  それもブルーの空、ペルシアンブルー、セルリアンブルー、色んなブルーがある。

  ってのに。それを、想像するわけでしょう?だから詩や俳句をね、読まなくなった。
  本屋さんも本、売ってませんよ、今、詩集や何か・・ね?

  まずね、学校のね、方で。親達も、詩を読んだり、俳句を読んだりね。
  そこいら辺をね、和歌を作ったりって。その練習をさせること」
堀「そうですね」
美「そこから始まるんですよ。そうするとね
  自分に想像力が、どんどんどんどん養われて来るんですよ」

江「お芝居もそうですよね。映画も、そう。ほんとすばらしいものね、それも。
  ドンパン、ドンパンじゃないですよ。

  そういう風な,“すばらしい生きざま”っていうものをね。
  やっぱり見ることによって、想像力が余計出て来る。
  今の人、想像力ないから。もう『すぐ死のう』とか、ねえ」
堀「そうですね」
江「とか『すぐ殺しちゃえ・・』とか」
太「ああ・・」

[神頼みの誤り]
江「まったく想像力がない。
  でいて、あとは、この番組でもう一つ誤解して欲しくないのは。
  何か、こういう番組あると、さっきの輪廻も、そうだけども。

  何でも神頼みに入る人いるんですよね。
  それで守護霊なら『守護霊さま、守護霊さま、守護霊さま』って。
  そういう人に何のメッセージも来ない、ね。努力してないと。

  でいて、あのね、私達の自分の自発的な努力があって
  そこにアドバイスをくれるわけでしょう」
堀「はい」

江「今、美輪さん、おしゃったように。
  そうやって自分の想像力を膨らます努力をしていて。

  そこでシンクロニシティってのが起きるんですよ。
  ね、要するにメッセージが起きるの。
  こうやって、ポンと、ある所、『読んだ本の中に答えが出てた』っていう。

  例えば、お芝居観た時、『まさに、この生きざまだ!』ってことで感じたり。
  そういうヒントをちゃんと与えられるんでしょう?

  だけど今の人、何にも努力しないで。で持ってるボキャブラリーは
  『ウザい、キモい、ダサい』だけでしょう?

  でいて、そうしたらねメッセージ与えたくったってね・・。
  届きません。何の努力もしてないんだもん。

  でも神頼みは大好きなの。毎日、毎日
  『守護霊さま、守護霊さま、守護霊さま』って、こうやって・・」
美「それ、欲なのよ」
江「欲ね。で『守護霊さま、守護霊さま』、そんなに言われたって。
  守護霊さまの今度、立場の想像力も無いですよね」
堀「はい」

江「うるさいですって、ただ。何も努力もしないで、ねえ。

  その子どもが、いつも下で、『ママ、ママ、ママ』って言ってるのと一緒でね、うん。
  だから自分でやれない子どもは、いいとしても。

  大の大人が、それやられても困る?だから、やっぱりそういった意味で。
  もう根本から、やっぱり今、美輪さん、おっしゃったように。

  実践を・・やっぱり、もうしないと。
  『みんな大人に、ならなくちゃダメだ』と、いう風に思うんです」
堀「ええ」

〔思いやりは想像力。過干渉、過保護は止めて
 経験と感動を与える子育てが思いやりのある子どもを作る〕

長い記事、ここまで読んで下さってありがとうございました。
後編[もっと真面目に]続きます。





「オーラの泉」堀ちえみさん・後(77回)

中編の続きです。

[もっと真面目に]
美「世の中全体がね、不真面目になり過ぎてる!
  もう少し真面目になりなさい!!だって真面目っていうのはさ。
  ダサいとかさ、重いとかさ、まるで悪党みたいに言うじゃない?
  不真面目な方が、よっぽど悪徳で悪いのよ・・」

江「ふっふっふっふっふ]
美「それを不真面目な正義でさ、『ダセえよ』とか、『重いよ』とかさ」
堀「そうですね」
太「そうですね」

美「『おまえの方が、間違っているんだよ!』っていうの。
  それがテレビ局も、マスコミも何もね、もうふざけてね。エロいだとかさ、ちょい悪だとかさ。
  『ちょい悪でも極悪でも、悪いのは悪いんだよ』っていうの」一同笑い。
太「そうですね」苦笑。
江「ほほほ・・」

美「そうでしょう?それをなぜ、おまえさん達は礼賛してね。こびへつらって
  それをね持ち上げて、おだて上げるんだ、馬鹿野郎!!っていうの。そうでしょう?」
堀「うんー」
美「それで、エロいって。エロっていうのは、はしたないことですよ。
  自分の寝室でね好きな者とあへあへやってる時はいいですよ。

  だから、それを他人の所へ持って行って、公衆の所でね
  それを売り物にするんじゃねえよ、馬鹿野郎っての」
堀「それが、やっぱり恥、恥だっていうね」

美「それは。恥かしいことなのよ。『それがかっこいい』と。『かっこ悪い』のよ。
  『それをかっこいいって言ってる方が、おかしいんだよ、おまえ達!』っての。

  それで銭もうけしてるわけでしょう?
  もう銭もうけすんだったら、もうケツも出します何でも出しますっていうでさ。

  恥も外聞もないのよ、その連中が。企業が全部、悪いの!
  こういう世の中にしたの、全部、企業のせいですよ。マスコミも含めて」
堀「うんー」

美「『もっと真面目になれ!!』って言うの。
  だから、みんな不真面目になっちゃったの。

  だから、かっこうだって、こんなしてさ。・・学生達なんてね。
  昔の、例えばイートン校だとか英国や何かの
  ちゃんと、きちっとした学校なんて、きちーっとした服装して」ネクタイを示すような仕草。
堀「そうですね」

美「今だって、もの凄く厳しいですよ。そうでしょう?それがね
  女の子なんかさ、とにかくエロいおじさんに、あれ引っ掛かって。

  長いスカート、わざわざ、たくし上げて足を見せてね。
  という風に欲情をさせる風にしてるわけでしょう?」
堀「ええ」
美「はしたないことですよ、それは。そういうのを放任している学校も悪い。
  親も悪い。ファッション界も全部、悪いのよ。

  みんながよってたかって不真面目になってる。
  だから『もっと真面目になりなさい』というの、うん。

  だから、みんなの責任なんですよ、これはね、うん。だから価値観をね
  『不真面目でバカみたいに、悪ふざけを礼賛するのは止めなさい!』っていうの」

堀「でも、ほんとに、でも、ほんとそう思います。
  美輪さんと江原さんの、やっぱり書かれた本を読ませていただいても。

  結局は、やっぱり、そこ・・を越えて来ていたら。
  自分が、ちょっとでも楽に思える、プラス思考に思えるように
  なって行くんだっていう勇気を、ずっと与えていただいてたので。

  今日も、やっぱり『どうやって自分が子どもを育てて行けばいいのか』って。
  『この時代に、よく5人も生むね』って、凄く、よく言われるんですけど。

  そう言われる度に。ほんとに私は、もう再婚もしたので。
  5人、子どもが、やっぱりいるわけなんですけれども。
  やっぱ5人育てて行くってのいうは並大抵の、やっぱり、もう努力じゃ」

美「いや、ご立派ですよ、もう、ほんと、ご立派!」
江「ええ、そう」頷き。

[5人の子どもを育てて]
堀「大変な、ほんとに大変だったりするんですけどね。
  でも、やっぱり、何か私に、そういう、こう5人
  子どもを育てる意味があって5人授かったんだろうし。

  これは、頑張って行く上で、お二人の、本に励まされて、ずっと
  ま、生きて来たわけなんですね」
美「だから日本国が滅びないようにね、協力して下さったんだから
  表彰状差し上げたい位ですよ」
堀「いいえ、そんなことは、ないですけど」
太「すばらしいです」
美「ふつうだったら、そこいらのへこたれ女だったらね。
  この子はあっち、この子はこっちっていう風に分散しちゃってね。

  それで5人、一緒に兄弟をね、育てるなんてことは、しませんよ。
  だけど、それ、なさってるんだから立派ですよ!」
江「てか、むしろ、子どもさんを連れて行くこと専念した位ですもんね。
  必死になってね」
堀「そうですねはい」

江「レスキュー隊みたいにね、もう。
  ほんとに申し訳ないけど、ねえ。霊視とかで視てても。ほんとに、もう
  大変な危機感を持ちながら子どもを抱えて、っていう」両手で抱えるような仕草。
堀「はい」
江「所があるから。そういった意味では
  『そのドンチャン忙しい、にぎやか。だけど、それが嬉しい』っていう感覚ね」
堀「うん」
江「その苦労が、あるから余計、その、みんなギャアギャア言ってて。
  普通だったら『やかましいー!』言いたくなる所が」
堀「ははは」
江「でも、こうやって元気でいられるのは、こうやって。
  あの時に、必死になって子どもを背負って」

堀「もう、それしか無かったですね。『どうやって食べさせて行こう』とか。
  『どうやって何事もなく育てて行こうか』とか。その思いばっかりで来て。

  で、ね。やっぱり、こういう世の中になっちゃうと、こう育てて行けるのか。
  また不安になってしまうような要素が、たくさん、もう転がってるわけじゃないですか。

  それを今日、やっぱ色々お聞きして。
  あ、やっぱり、そういうことを大事にして」

江「だって、当時は、だって、それこそ
  また結婚するなんて考えてもいないわけですからね」
堀「そうです。嫌だと思ってましたね、もう2度と結婚は」
江「だって、『どうやって一人で育てて行こうか』ってねえ。
  それでいて、それこそ、曲がった子にもならずにって、いうね」
堀「そうですね、えへへ・・ははは、はい」目尻の涙を拭い。

太「じゃあ、オーラのカルテの方を、はい、作って行きたいと思います」
江「だけど、ご長男さん、優しいね」笑顔で。
堀「あ、優しいですね」
江「何か、あの夫が二人、いるみたいね」

堀「ああ!そう、そうなんですけど。その優しいのが流されちゃうんじゃないかな?
  と思って。非常に何か、最近、一番、心配してる所なんですけれども。
江「大丈夫。お母さんが、そのまんまでいれば」
堀「あ、大丈夫ですか」

江「うん、なぜかって言うとね。堀さんのね、お顔の横にべったり
  くっついたような映像でね・・長男さんの顔が視えるの。いつも心配なの・・」
堀「私のこと・・うん、だと思います」

[子ども達の思い]
江「それでいて、こうやって華やかな、お仕事なさってるけど。
  『お母さん、働いてくれてる・・・』っていう思いが凄くあってね」
堀「ええ」
江「うん。だから、ただ
  『“趣味みたいにして仕事続たい”なんて言ってるのと違う』って、いうことが」
堀「うん、うん」

江「ちゃんと、子どもに。あのね、これも目に見えないことの一つで。
  最近、お母さんね。『私も自分の時間が欲しいわ』って
  働く人もいるでしょう、余裕があって。
  あれね、家族の為とか言いながらね、子どもには伝わるの、ちゃんと」
堀「うん、うん」

美「自分の為に働いてるのと。家族の為に働いてるのじゃね、違ってくるんですよ」
堀「違いますね、うん。若い時は、やっぱり、何か自分の為に働いてるって。
  でも。それも凄く何か虚しかった、んですよね、私自身は。

  今は、その子供達、自分の分身がいて。
  やっぱり、その働く意味っていうんでしょうかね。
  そういうのを子供達から与えてもらったっていうか、学んでもらったっていうのは」

江「人はね、みんな自分の為には生きられないの」
堀「そうですね。それ思います」
江「人の為に生きられるの」
堀「はい」

[みんな必要な人]
江「やっぱりね、『求められる望まれる、これが生きる力』なんですね。
  『必要とされる』っていうこと、うん。だから、必要とされてないってことは一番。
  でも、必要とされてない人なんか一人もいないんですよ。

  だから美輪さんが、よく自殺とかね、する人ってのは根本がエゴイストって、言うけれど。
  『みんな、だって死ぬ位だったら、いくらでも役に立てるのに』・・って。
  『望まれてるのに』、って・・思うのね」
堀「ええ・・」

江「だから、それに気付かれて、やっぱり強く、より強くなられてると思う」
堀「そうですね」
江「でも息子さんが、えらい心配してるの。
   だから、やっぱり、そういう苦労を見て来てるからでしょう」


つづき


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