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過去10人に満たない数しか診ていないが、9割以上解決している。共通していることは心理的要因がかなりの割合を占めている。
鍼灸治療を行うことで、すぐによくなる子。よくなったり悪化したりを繰り返しながら、次第に良くなっていった子。ほとんどは後者だった。
夜間におしっこが出てしまう理由は、2つある。
ひとつは、体が十分に出来ていないので、水分をキープしておくことが出来ずに漏れてしまうタイプ。
前者であれば、鍼灸治療が問題なく抜群に奏功する。後者は、鍼灸治療で上下の気のバランスを計りながら、夜尿症という現象を起こしている背景を母親と一緒に探し、解決の道を探る。その際、母親からの情報がとても重要になって来る。
治療の経過の中で、悪化した時にこそ病の背景を探るチャンスとなる。これはなにも夜尿症に限らない。
その際、気をつけなければならないこと、これまた2点
ひとつはお母さん。母親が自分のせいでなっていると責めないように配慮すること。真面目なお母さんほど罪悪感を持ってしまう。そして、焦らないで、叱らないでゆっくりみてあげること。
ひとつは本人。小学生にもなると、ちゃんと表現しなくても自分で恥ずかしいという感覚を必ず持っています。そこに叱責や周囲が騒いだり焦ると、益々心理的負担が大きくなって病を長引かせる。
20年くらい前になるが、ひとり記憶に残る子がいる。いつも治療所に来ると「怖い、怖い」と言ってた当時小学3年生の男の子。何が怖いのか本人にもお母さんにも分からない。
お父さんが突然の事故で亡くなられ、家を引き払ってあるところでお世話になっておられた。やはりそれなりの事情があった。
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