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水分の補給を目的としたスポーツドリンクには、大量の糖分が含まれていることは、前回のブログで記したとおりです。
身体に浮腫が現れれば、それとすぐに分かるのですが胃腸内の体液の異常には気がつきにくいものです。
たとえば、お腹を軽く叩いたりちょっと走ったりすると、お腹からチャポチャポと水の音が聞こえたり、大便がしっかりと固まらずに軟らかくなったりすると、その弊害はいずれ何らかの症状として身体は表現します。
花粉症で大量の透明な鼻水の出る方などは、上腹部を軽く叩くとチャポチャポと音の出る方が多いですし、ある種の喘息の人にも見られる現象です。
東洋医学では、水邪と称するのですが、それまでに身体に湿気が多い方も結構いらっしゃいます。
身体に湿気?って、不思議に思われると思いますが、水と湿気とは液体と気体の違いだけで本質は同じもので連続しています。
自然界の湿気をイメージして下さい。
モワーっとした感じで、空気も重く感じませんでしょうか。
身体に湿気が多いと、身体の皮膚はベトベトしますし、大便もまたベトベトします。
そして現れる症状は、雨の前後に体調や症状が悪化する、何となく頭に雲がかかったようにぼんやりとする、身体と気持ちがなんとなく重い、関節(腰・膝・膝・手首・手指等)に何かがべっとりと張り付いたかのようで違和感があるなど、大したことではないのだけれど、 「なんとなく・・・」
という程度の異常から始まります。
東洋医学では、このような「なんとなく・・・」と言った症状に対して治療をすることができ、病気になる前に手をうつことができます。
しかし病院では、検査を受けて、はっきりとした異常が見つからないと治療の対象にはなりません。
身体にとって適度な湿気は、潤いとして必要なものですが、程度を越えて人体に悪影響を及ぼすようになると「湿邪」と称します。
そしてこの「湿邪」は、アトピーや喘息、癌、精神病、運動器疾患、泌尿器・生殖器疾患など、あらゆる疾患に広く見ることができます。
「湿邪」は、なにも甘味だけで生じるのではありません。
味の濃いもの、刺身・生野菜などの生もの、肉・油脂、ヨーグルトやチーズ・牛乳などの乳製品、おかきや煎餅などのもち米製品などを日常的に食べ過ぎていると「湿邪」が生じやすくなります。
加えて日本の気候風土として高温多湿であるため、衣食住は、この湿気を意識して形成されています。
日常の食生活は、和食を心がけたいものですね。
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