いろを的陶器とちょっと気功な話

いろを的陶器とちょっと気功な話

2008.09.01
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陶器C

 「今年にはいって12回ホールインワンを出した女性」の姿をみて感じた事です。

 ビギナーズ・ラックと言う言葉がありますが、興味事に奥深さを求める事は、ある意味「難しい」と言うイメージを背負う作業でもある様です。それも自分のやっている事、すなわち自分自身のプライドの形の1つだと感じますが、その「難しい」イメージを持っていない初心者が、時にはベテランを上まわる成果を上げてしまう現象だと感じます。 

 その女性の姿から伝わってくるモノも、「自信」と言うよりも「難しさに気づいていない」と言った様な、どこか無邪気な感覚でしたね。おそらく最初はビギナーズ・ラックで始まり、そのままのイメージを無意識に保ち続けているのでしょう。又、今世間で活躍している人達にも(若くして活躍している人達は特に顕著に)その意味での「無邪気さ」を私は感じとれます。

 「気」の治癒にもそう言った「無知」・「不確信」なモノに大きな要因と力を感じる事があります。逆の例として、自分の病気に対してとても深い医学的知識を持っている人は、治癒に比較的時間を費やす場合が多く感じます。ここにも「難しい」イメージの力をかんじます。ただし、そういった人の「意識」が切り替わった時にこそ顕著な変化が見られますかね。

 そして「無邪気」な人には真似できない深くて強い世界観を創り出す力を感じられます。

 また「無敗」・「負け知らず」な選手が1度負けを経験してしまうと、時にその後しばらく負けがこんで、「負け癖」がついたようになってしまうようなことも感じられます。そういった選手程、1度の「負け」のイメージも強く残し、立ち直りが遅かったりするようにも感じます。無邪気な人達へのバッシングにも同じような事(戸惑い)が感じられます。 

 スポーツに限らず、小さい(無邪気・素直な)頃から「勝利」・「成功」などのイメージばかり刷り込ま(経験・教育さ)れていると、いざ「敗北・失敗」した時に自分自身で修正していくことが難しいこともあるように感じます。(07.6.16著)

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 この2週間、北京オリンピックのおかげで毎日楽しく過ごせました。

 今回は沢山の世界新記録が出ていましたね。もう何年も前から「これで人間の限界」と言われていたモノも少しずつ少しずつ塗り替えられていますね。あと数ミリ・数秒・数グラムと、わずかずつ目標を上げていくことで、自分の中に築いている「限界」のイメージに対してある意味「ゴマカシ」のような力が作用し、「難しい」を和らげるように感じます。

 また先駆者と呼ばれる人達が苦労して出した成果も、次の世代になると難なくそこのレベルまではクリアしてしまいますね。前世代が時間をかけた(失敗したり迷ったり)過程を、ある程度省ける「継承」に大きな要因を感じますが、誰かがすでに出してしまった成果に対しては、「限界」の力も薄らいでいくようですね。「アイツに出来るなら俺にだって・・・」

 特にそこまでの苦労(難しいイメージ)を知らない人(次の世代・若者等)にとっては、そこまで到達することもそんなに苦ではないように感じますね。また、人柄・国柄によって、「難しい」イメージを築きにくかったり、なんでも「楽しい」してしまえる人(無邪気等)もいるようで、時にとんでもない記録を何の苦もなく出してしまったりするように感じます。

 「技(技術)は目で見て盗め」・・・主に完成された(伝承)と理解される技に対して遣われる言葉でしょうか。確かに自分で見て考え、時間をかけることによって、そこまで到達するまでに色々副産物を得られることも少なくないですね。ただ技によっては、前世代の「限界」まではあっさり教えて、次世代の新境地追求の時間を稼いであげることも必要と感じますね。

 また、卓球の○ちゃんが、「サーッ!」の掛け声を封印していると聞きました。ただ、自然に体から出るモノ(広い意味でワガママ)を抑えると、少なからず本来の力も抑え込んでしまうと感じます。(08.8.23著)

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 「無欲の勝利」とか言いますね。

 「あともうちょっと・・・」とか欲をかいて余計な事をしたり、粘りすぎて引き際を見失い、チャンスを逃してしまったり・・・。またほぼ勝利を手にして「守り」に入ってしまい、体が硬くなって大逆転・・・なんてこともありますかね。「守り」というと、どこか「抑制」的イメージもありますが、時に勝利を得るための強い執着(欲)のようにも感じますね。

 ただ勝利に限らず、欲しいモノを手に入れるには、やはり強い「欲」が欠かせないように感じますね。よくビギナーズラックに「無欲の勝利」を当てることも多いと感じますが、初心者には「欲」が無いのではなく、失敗した経験が少なくて持っている「難しい」イメージもベテランより弱いことや、「背負っているモノ」(プライド)の差にも要因を感じますね。

 よく失敗した後に「やっぱりな~」とかいう想いが残ったりしますが、ベテランであるが故に持つ多くの失敗経験や、自分のやっている事に「奥深さ」(プライド)を求めることの裏返し的想いも、「失敗」が発生するの1つの意味であるようにも感じますかね。ある意味「期待した」(想った)通りになったと言うことでしょう。

 「難しい」事への挑戦の方が満足度も高く、何かと体裁も良いと感じる人も少なくないでしょう。(09.6.30著)




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Last updated  2012.03.04 16:41:43
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