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2022年11月22日

『ピアノの森』２３～２６巻(完結)

テーマ：今日読んだマンガは？？(10499)

カテゴリ：漫画

 『ピアノの森』一色まこと 

ピアノの森 23 モーニングKC / 一色まことイッシキマコト【コミック】

・・・解説・・・
パンもレフも、そしてカイも、それぞれがそれぞれの
思いを抱えるショパン・コンクール、ファイナル最終日。
阿字野（あじの）との邂逅を果たしたパン・ウェイの演奏に変化が……。
そして、阿字野との約束を胸についにカイがファイナルのステージへ！　
この時を……もう何年も前からずっと、待っていた。
カイにしか弾けない音を世界中に響かせる――。
阿字野との約束を果たすカイの最後の演奏がついに始まる！

完結してたんですね

途中までしか読んでなかったから最終巻まで一気読み

いやーーー
感動したよぉぉぉぉ

ショパンコンクールのファイナリストが延々と演奏してて
２３巻からはやっとカイの出番

パンの最高の演奏をどう超えるのかとドキドキしてたけれど
カイはやっぱりやってくれました

規格外の演奏
絵なので音色は伝わらないですけれど
会場の客席の熱気や
仲間の興奮、阿字野の表情
もうとにかくカイの演奏が素晴らしいという事はわかる

そしてまさかまさか３つも賞をとり
そしてそして優勝するとは・・・

阿字野の思いは
このショパンコンクールで
無名の日本人一ノ瀬海の顔を売ることだった

だったのに!!!

な・ん・と
優勝してしまうなんて!!!

上手いだけじゃ優勝できないコンクール

国の思惑や、審査員の忖度など
いろんなことがあるけれど
今回は純粋に?ただ素晴らしかった演奏者が選ばれた

私もまさかカイが優勝するとは思わなかった

カイと阿字野が喜びで抱き合ってるシーン見て
涙涙涙・・・

ほんとなら、ショパンコンクール優勝!
で終っても良かったところを
そこからしばらく続きます

なんと・・・なんと

カイが治療してほしいとお願いしてた手は
阿字野の手だった

手術の条件がカイのコンクール優勝だったので
条件はクリアだったけれど
それを聞いた阿字野は戸惑ってたね

そうだよね、あきらめてたもんね

しかし医療の進歩とともに
昔はできなかった治療も今はできるようになったりして
阿字野の手も元通りになるかもしれないと

カイは阿字野に対して
先生ではなく、
生涯のライバルでいてほしいと

ううっっ
泣かしてくれるよぉぉぉ

阿字野も手術を受け入れ
そして月日がたちラストは

なんとなんと
阿字野復活リサイタル

ジャン総指揮のカイと阿字野の二人で演奏

もう涙涙ですよ・・・

こんなシーン、まさか・・・まさか
ほんとうにラストにふさわしい!!!

ラストを締めくくるに素晴らしいシーン

ほんとうに感動しました

森の端で出会った二人
カイを取り巻く環境は恵まれてなかったけれど
それをバネに成長するカイ

お互いを尊敬しあい、支えた
師弟関係

カイのまっすぐで純粋な気持ちと
阿字野の大きな愛

他にも友情の大切さや
親からのプレッシャーや期待
挫折しそうになったり折れたりする心
みんなそれを乗り越えて成長していきます

最終巻、２６巻の阿字野とカイのツーショット
感慨深いです