いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

September 17, 2005
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カテゴリ: ドラマ
 ラストシーンで和美が「先生、アロハ!」と言って隣を駆け抜けて行ったあとの真矢の笑顔は本当にいい表情でした。今まで生徒にきつく当たってきたのはすべてこのときのためだったといってもいいんじゃないでしょうか?これも天童先生に言っていた「教育が起こせる奇跡」のひとつなんでしょうね。今までの学園ものとは違った感動的な教育ドラマだったと思います。

 それにしても最終回も真矢には驚かされっぱなしだったような気がします。先週、一人教壇に立つ真矢が倒れたときは何か悪い病気にかかっていて、自分に伝えられることをすべて伝えるためにがんばっていたのかなと思ってましたが、全然違ってましたよね。自分のきつい教育でつぶれて行く生徒がいないかどうか見守っているうちに寝食を忘れて過労で倒れてしまったんだとは思っても見ませんでした。真矢の部屋は生徒のことだけ考えて作られているような部屋でしたし。生徒を見つめ続け生徒がより成長できるように考え続けた一教師の姿がそこにはありました。ただ、その極端な姿勢が教育委員会ににらまれる原因にもなり、生徒たちからは絶大な信頼を受けるようになりましたけど、真矢自身の首を絞めることにもなってしまいました。担任を解任された真矢は、それでも公立で教えることにこだわり続け学校を後にします。内藤剛志が「阿久津先生のように理想もやる気もある人を守ってやるのが・・・」というのがとても印象的でした。本当にそのとおりだと。情報が伝わるのって本当に遅いですよね。生徒たちが最初嫌がっていた様子が今教育委員会に伝わっていて、事実調査ではその極端な姿勢しか写らずに教育委員会では真矢を退職にしてしまったんですよね。でも、そのときには生徒たちは本当に真矢に感謝しているわけですが、教育委員会にそのことを伝えても恐怖のために本当のことが言えないと勘違いされてしまう。ものすごいジレンマのような気がします。現場の先生たちもわかっていながら自分の保身のために上にはきちんと伝えることが出来ないし、なんだか世の中の矛盾がそのまま反映されているような気がしました。

 真矢自身の処遇は不本意でしたけど、真矢の教えが生徒たちに浸透しているのが救いだったと思います。真矢に会うために援助交際を使おうとするところは浅はかだなと思いましたが・・・。最後の教壇に立ったときに「今しか出来ないことをやらなければ、何も気づかない。今を生きずに将来のことだけを考えるのはやめなさい」というのがとても心に残りました。今がなければ先はないんですよね。そして真矢が去ったあとも教頭先生の授業を今出来ることとして懸命に受け続けた生徒たちには拍手を送りたいですね。さらには卒業製作に真矢の姿を彫り上げた生徒たちは真矢の言うとおり「教育が起こす奇跡」を魅せてくれたような気がします。ラストシーンで川べりを歩く真矢は、その奇跡が認められてもとの小学校へ登校するところだったんでしょうか?真実はわかりませんが、そう願ってやまない真矢の笑顔でした。


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最終更新日  December 17, 2005 01:37:17 PM
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