いわぴいのドラマ日記

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December 4, 2005
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テーマ: 『義経』(332)
カテゴリ: ドラマ
義経 を庇護する巨星がついに逝ってしまいました・・・。そしてそれは鎌倉への防波堤がなくなったことを意味することでもありました。もし、いま少し時があれば、平穏な状態で泰衡への代替わりが行われたならば事態は全く違っていたのではないかと悔やまれてなりませんね。困難な状況で家督を相続しなければならなかった泰衡の心中が察せられるような気がしてしまいました。

 それにしても平泉に到着した藤原秀衡の温かさは並々ならぬものがありましたよね。一度口にしたことは決して崩さない一徹なところやあらぶるわけではない強気な様子はまさに北の王者の名にふさわしい貫禄と大きさを感じさせてくれたような気がします。「すべて飲み込んでお迎えする」という彼の一言に 義経 はどれだけ心慰められ心強く思ったことでしょう。

 平泉に到着した 義経 一行は束の間の平穏を満喫しているようでしたね。清盛の屏風に描かれた夢の都がまさに彼らの目の前にあったといっても過言ではないのではないでしょうか?そんなさなかに 義経 を見舞った吉次から 静御前 の出産を知らされた 義経 の姿は悲しみそのものでしたね。二人の涙のやり取りは言葉にしない辛さがにじみ出ていました。伝えるほうも伝えられるほうもあのときには何を思ったのでしょうか?心中を察すると涙が出てきますね。

 さて、さすがに北の王者を前にしては鎌倉も容易に手出しは出来ないようでしたね。無理難題を出してきた頼朝にいともあっさりと応じたときの鎌倉と奥州の駆け引きは、それだけで見ごたえがありました。頼朝が自分を試していることを察知した秀衡が余裕の顔をしながらそれ以上のもので鎌倉の度肝を抜こうとしたところなんかはそれだけで凄みを感じさせられたような気がしました。

 それだけの大人物だっただけに 義経 がやってきてからの間に泰衡の力量をあげる手立てが無かったのが残念でなりませんね。棟梁としての自覚を芽生えさせることが出来たならば奥州から全国への覇権と言う道も切り開けたような気がしました。

 兄弟が平家を打ち破った 義経 を大将として戦うことにいささかの躊躇もないのとは裏腹に泰衡の弱腰には苛立ちを通り抜けて哀れささえ感じてしまいましたが、来週はついに 義経 の物語の終焉を迎えることになります。最期には一体何が待ち受けているのでしょうか?そして、この物語はわれわれに何を教えてくれるんでしょうか?一年間の集大成が来週結実します。それにしても滝沢秀明の演技力も心なしか上がったのではないでしょうか?吉次とのやり取りでなんとなくそんな感じがしてしまいました。

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最終更新日  December 4, 2005 08:59:49 PM
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