いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

December 14, 2005
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カテゴリ: ドラマ
 子供のころ、クリスマスは一年で一番楽しみな日のひとつでした。サンタクロースが何を持ってきてくれるのか?朝目覚めると綺麗にラッピングされた包みの中にプレゼントがあるのを見つけたときの感動は言葉では表しきれないものでしたね。子供たちへ贈るプレゼントを探し回る片岡さんは病気であることを忘れるくらい心から幸せそうなお父さんだったような気がしました。

 これが最後のクリスマスかもしれないと言うそんな意気込みみたいなものがそうさせていたのかもしれませんね。そして、それを見守る洋子も生まれて初めての満ち足りたクリスマスに心躍らせているようでした。「奥様!」なんて、店員に呼ばれたことも微妙に影響していたのかもしれませんが・・・(笑)

 今日は子供たちの片岡さんに対する心遣いに泣かされましたね~。「プレゼントはいりません。その代わりにお父さんをこの家にずっといさせてください」と言うサンタクロースへの手紙からは、子供たちがどれだけ片岡さんのことを思っているかと言うことや、今まで片岡さんがどんなに子供たちに注いできた愛情がすべてこめられているような気がしてしまいました。アキちゃんのうまく行かないかもしれない手品を温かく見守る姿なんかは本当にこのドラマにぴったりの演出でしたよね~。

 そんな温かい「家族」に囲まれていたからこそ、洋子も人を愛することが出来る人に変わることが出来たんですね。初めのころの何かあるたびに人に突っかかっていたときからはずいぶんと変わってしまいました。こうして物語が終わってみるとどこで変わって行ったのか全くわからないくらいなんですよね。

 「生んでくれてありがとう。あたしは今幸せです」と教会で母親と対話するシーンには心からの安らぎを感じました。愛されなかったことへの恨みではなく、母親が愛し方を知らなかったと言うことを思いやることが出来る女性に変わった洋子の姿には本当に感動しました。「なんか、綺麗になってるし」と言う柳沼の言葉が印象的でした。恋をして人を愛する幸せを知ると人は美しく優しい表情になるものなんですよね。

 ただ、その優しさと愛情の分だけ辛さも少しだけ増えてしまうのかもしれません。クリスマスが終わったら出て行ってほしいと片岡に言われたことを、逆に片岡の心を読みきって断った洋子でしたが、片岡が自分のためにその言葉を言わなければいけなかったということがわかっていただけに房子さんにそれを告白したときの涙はなんとも言えずつらかったですよね。片岡さんと洋子のお互いの心のうちを考えるとどっちがよかったのかなんてわかりません。ただ、お互いが一緒にいることで幸せを感じられていると言うことが一番大事なのかもしれませんね。それを引き裂く必要なんてどこにもないんですよ、きっと・・・。

 そのクリスマスから最初の春を迎えても二人は、そして家族はまだ幸せそうな時間を、穏やかな時間を過ごせていました。病気で片岡が亡くなることにおびえるわけでもなく、それでも一瞬一瞬をかみ締めるように暮らしている片岡家の様子を見ているとなんだかホッとしてしまいました。洋子が言っていたように奇跡なんてそんなところから起こるのかもしれませんね。野球で笑顔でい続けたチームが6点差をひっくり返して逆転すると言う事だってありますし・・・。穏やかな時間の中で、洋子はこれからも幸せな時間を過ごしていくんでしょうね。

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最終更新日  December 16, 2005 09:51:29 PM
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