いわぴいさん、こんにちは。雪穂と亮司への優しいまなざしにあふれたデビューに癒されました。

礼子は、「ひとりじゃないから」といい、自分を殺そうとし、立ち去っていった雪穂に亮司への並々ならぬ想いを感じたと思います。だからこそ、「二人してこのざまか」と言い捨てた。愛し合っているのになぜこんな形で支えあっているのか、理解できなかったのでしょう。

でも礼子は雪穂が買春の犠牲者だということを知らないので、仕方ないんですよね。なぜ二人がこんな生き地獄を歩んでいるのか、理解してあげて欲しかったな。

(March 10, 2006 04:00:09 PM)

いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

March 9, 2006
XML
カテゴリ: ドラマ
 今回は本当に切なかったですねぇ・・・。今までは雪穂のやり方が行き過ぎているような感じがすることが多かったですが、そして今回もやりすぎなことは間違いないですが、恩人でもあり雪穂を温かく見守ってくれた義理の母親まで手にかけようとするシーンはなんともいえない悲しさが漂っていました・・・。

 「二人のやり口には特徴があるんです。真実に近づいたものは命を奪う・・・」という、笹垣の篠塚への報告がまさに現実のものになろうとしていました。離婚して、店を切り盛りして明るい場所に出ようとしている雪穂を守るために、今まで落としたたくさんの ガラス の破片を拾うのではなく、拾い続ける相手を消してしまおうと考えた亮司の決意がとても悲しかったですね。父親と自分が犯した罪の償いというだけではなく、雪穂の人生が亮司の人生そのものだったのかもしれません・・・。

 笹垣を葬り去るために結婚情報センターの データベース にアクセスして、薬剤師である典子に近づいた亮司の気持ちはどんなものだったんでしょうね?自分と同じ「幽霊」だったことを知っていたので心の隙をうまくつけると思ったんでしょうか?それでも、公園で典子を「寒くない?」と見つめる亮司の表情は、雪穂を見つめるよりも優しい感じがしたんですよねぇ・・・。とてもだまそうと思ってやっているようには感じられませんでした。同じ幽霊だからこそ共感できたのかもしれませんね。ただ、小説を書くと嘘をついて彼女をだまして青酸カリを手に入れたことには変わりありませんが・・・。

 ただ、亮司がそこまでして殺そうとした笹垣はついに真実にたどり着いてしまいました。亮司の父親が雪穂にした事に気づいたとき、笹垣の中で絡み合った糸がするするとほどけていったことでしょう。そして、そのとき彼の中には「大人が張り倒す!」という今までの思いのほかに、言いようのない悲しさがこみ上げてきたんじゃないでしょうか?雪穂と亮司の人生を変えてしまったのは、他でもない大人たちであったことに愕然としたんでしょうね・・・。弥生子の店に行ったときに今までにない優しさが含まれていたのはそのせいだったような気がします。

 笹垣がたずねてきたことで、礼子もきっと不安だったでしょうね。また何か雪穂に起きるんじゃないだろうかと・・・。まさか自分が標的にされる可能性があることなんて思いもしなかったでしょう。離婚した雪穂を心配して上京したり、雪穂の本音が聞けたことを心から喜んであげる礼子の姿は血のつながった親以上のものだったのではないでしょうか?雪穂と同じように子供が作れないことを逆に温かく包み込んでくれた彼女のやさしさが胸にしみました。だからこそ、 サボテン の下に雪穂の秘密を発見したときに礼子はものすごい後悔を覚えたのではないでしょうか?

 「二人してそのざまか?」という亮司への捨て台詞が、礼子の無念を象徴していたような気がします。二人とも子供が作れないと言う罰を受けながら、それでも共生しようとする雪穂と亮司はまさに生き地獄の中で暮らしているんですよね。太陽の下を二人で歩くためなら、塀の中で時を過ごしてもよかったでしょうに・・・。「大人たち」がもっと二人の辛さに早く気づいてあげていれば、こんなことにはならなかったでしょうに・・・。図書館のおばさんが弥生子の店に駆け込んできたときに、すべての糸が一本の線になりました。来週からは大人たちは戻れない二人に何をしてあげられるんでしょうね・・・。

人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
TV Drama★Ranking
週刊ブログ王

ブログランキングに登録してみました。よかったらクリックしてください。宜しくお願いします。

ドラマ日記トップへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  March 10, 2006 10:52:08 PM
コメント(14) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


こんばんは  
honey さん
本当に切なかったですね。
さすが八千草さん、素晴らしいシーンをみせてもらいました。
雪穂もどこまでいったら気がすむんでしょうね。 (March 9, 2006 10:52:10 PM)

Re:こんばんは(03/09)  
honeyさん、こんばんは。
八千草さんの演技は本当に素晴らしいですね。
大阪へ帰る前の並木道を歩くシーンが印象に残りました。
綾瀬はるかには申し訳ないですが、
「役者が違う」という言葉の意味がわかったような気がしました。
亮司に投げかけた言葉も穏やかでしたが、
貫禄がありましたよね・・・。 (March 9, 2006 11:42:08 PM)

いつもお世話になってます。  
narizaemon。@自己満族 さん
すみません。TBの内容を間違えたので再度付けさせていただきました^^; 

この2人。ここまでしておきながら、太陽の下歩こうなんてムシのいい話だと思います(笑) (March 10, 2006 06:53:01 AM)

Re:いつもお世話になってます。(03/09)  
narizaemon。@自己満族さん、こんにちは。
了解しました。
確かに二人の考えは虫が良すぎますね・・・。
でも、昔のこともあるので、なんだか複雑な気持ちです。 (March 10, 2006 06:56:52 AM)

重かった・・・  
Nob さん
今回重すぎました・・・見ていて疲れましたね。
八千草さん演じる礼子が余りにも辛かったです。 (March 10, 2006 03:42:29 PM)

悲しかったです  
balineko2005  さん

Re:ドラマ・白夜行 ~第9回~(03/09)  
どりりん。  さん
しんどかったです・・・。
今までの放送の中で、一番というくらいに・・・。

二人は、幸せには行き着けない・・でしょうね。
何のために、あんな事を繰り返しているのか、ちょっとわからなくなりました。 (March 10, 2006 07:51:25 PM)

Re:重かった・・・(03/09)  
Nobさん、こんばんは。
悲しい話でしたね。
自分を救ってくれた人も殺めなければならない運命のはかなさとでも言うんでしょうか?
できるだけ早く二人をこの地獄から救ってあげたいですね。 (March 10, 2006 08:20:49 PM)

Re:悲しかったです(03/09)  
balineko2005さん、こんばんは。
不幸な家庭に育ったと言うことをもっと理解してあげていれば、
こんな風にならなかったのかもしれませんね。
ただ、雪穂の世界を変えてくれたのも礼子だっただけに、
結末は悲しすぎました・・・。 (March 10, 2006 08:22:24 PM)

Re[1]:ドラマ・白夜行 ~第9回~(03/09)  
どりりん。さん、こんばんは。
二人は二人の絆を強くするためにこんなことを続けるのかもしれませんね。
でも、本当に辛い話でした・・・。 (March 10, 2006 08:23:16 PM)

今回は  
しーな さん
八千草さんに泣かされました…。
せつなすぎるーーー。
戻れないふたりにしても、残酷だ。。 (March 11, 2006 02:27:44 AM)

Re:今回は(03/09)  
しーなさん、こんにちは。
今回の八千草さんは、
一人の母親として悲しかったですよね。
ラストは本当に泣かされました・・・。 (March 11, 2006 08:50:24 AM)

泣けました  
KinichiM さん
八千草さんの「待ってるから」ってのがすごく泣けました。そんな母親の広い愛も捨てて、亮司と犯した罪の続く未来をとる雪穂。人は生きてきたようにしか死ねない、というのが自論なんですが、この人たちを見てるともう死んでいるとしか言いようがありません・・・。 (March 13, 2006 12:00:51 AM)

Re:泣けました(03/09)  
KinichiMさん、こんにちは。
確かに死んだように生きている二人ですよね。
母親の愛情を受け入れることが出来なかった雪穂には、
一体どんな末路が待ち受けているんでしょうか? (March 13, 2006 06:52:20 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

いわぴい2513

いわぴい2513

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: