「今こそ、前へ!!」FPちゃありのほーむぺーじ  

生命保険いろはのい



あえて言います。生命保険とは、実は簡単な保険である、と。
保険会社が簡単な保険を難しく見せているのが実態です。

そんな生命保険を、少しでも分かりやすくするために、これから時々生命保険の謎を紐といてみたいと思います。
まず今回は前提として、生命保険って何?という話です。

ところで皆さんは自動車を持っていますか?私も愛用しています。

であれば自動車保険には当然入っていると思います。
ならば、対人保険はいくらで入っていますか?無制限ですか?
では、なぜ無制限ですか?

自動車事故で万が一だれかの生命を奪ってしまった時には、加害者は被害者に対し、損害を賠償しなければなりません。その賠償額は慰謝料と遺失利益を中心に計算されます。

慰謝料とはお詫びの気持ちを金銭に変えたもの。遺失利益は被害者が稼ぐはずだった金額。

つまり加害者は被害者の遺された家族がこれまでと同じ水準の生活が出来るよう、金銭補償をしなければなりません。被害者の年齢や職業により、この金額が億単位になることがあるため、皆対人保険は無制限で加入するのです。

では、いわゆる現役世代の死因として多いのは自動車事故なのでしょうか?

その答えは、NOです。実は、自動車事故より病気で亡くなる方の方が、圧倒的に多いのです。

では、病気で亡くなった場合には遺失利益は発生しないのでしょうか?

もちろん発生します。例えば年収500万円、40歳の人が病気で亡くなったとします。この人が生きていれば60歳まで年収500万円稼いでいたと仮定すると、この人が亡くなった事で失われた利益は1億円。

でも、自動車事故の場合の様に相手が払ってくれるわけではありません。

これをカバーするのが生命保険の役割です。

つまり、生命保険とは契約した人に万が一の事が発生したとき、そのために失われた収入を確保し、遺された家族がそれまでとかわらない生活が出来るようにするための保険なのです。


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