tomorrow

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たった一曲の音楽が人生に影響を与える。


今日は白井貴子さんについてお話をしようと思います。

最近、MP3の発達には目を見張る物がある。

iポットは5000曲だったっけ持ち歩けるし、ダウンロードするだけで気が遠くなりそうになる。

画像も持ち運び出来たりするものも出てきているし、

その技術たるもの、日本の技術力の賜物だと思う今日この頃
です。

しかし、待てよ?

君なら、何を入れて持ち歩く?

ユーロビート?ラップ?それとも?

好みは色々あるけれど、音楽も味覚もどこの国に行っても

いいものは、どこの国のどんな人にも受け入れられる。

例えば、ビートルズ、ストーンズにスキヤキに、島歌に。。。

ところが、日本と云う国はプロモーターがアーティストを

商売の道具ぐらいにしか考えないので、

なかなか、アーティストが育たない土壌だと思う。

僕らの年代では、ミスチルに、BZ,クレージーケンバンド

ぐらいかなー、共感出来るのは!!

日本の将来は暗いなーと思うのは私だけでしょうか?

宇多田もねー!!ちょっと違うなー。

エネルギーを感じないなー!!

個人的になりますが、ぜひ、一度白井貴子さんの曲を聴いて

見て下さい。20代にロックの女王と呼ばれ頂点を極め、

武道館!!そして西武球場ライブと一世を風靡して、

彼女はロンドンから世界を狙う(ドリカムはずーと後)

のですが、プロモーターとの意見の違いなどから、

(本当の所は本人も話さないもで謎ですが)

何年かして、日本に帰国!

自主レーベルから、再スタートでした。

藤沢出身の彼女は、鎌倉、湘南を拠点に歌い始めました。

僕が始めて彼女のコンサートに行ったのは、

Flower Power と云うアルバムが発売された大学時代でした。

IT mast chenge と言う曲が一曲目でした。

飛び出さなけりゃ住み慣れたこの街から。。。

あの子に伝えに行こう(今すぐ燃えるこの思いを!!)

行くのさ新しい街へ1985!!IT mast chenge !!


僕は彼女のオールナイトニッポンは毎週聞いていました。

ハガキが読まれるのワクワクしてたなぁー!!

あっと云う間に武道館も埋めてトップスターになりましたね

当時!!

10年後、鎌倉FMと云うローカルな局でレギュラー番組を

持った時に当時僕の仕事場も近いせいもあり、

毎週遊びに行って居た時、お話をする機会があったので、

お話すると、うれしい事に僕の事を覚えていてくれました。

僕はこんな質問をしてみました。

うめ:「早いですよねー、白井さんと出会って10年以上
    経つんですよねー!!」

白井さん:「お互い時間の経つのは早いけれど、これからよ      !!」

うめ:「白井さんは、僕にとってはいつまでもスターですよ
    !!武道館も行ったし!!」

白井:「ありがとう。一歩ずつでもいいから自分のやりたい
    音楽を信じて続けていきたいと思っています。」

僕は、涙が出そうになりました。

だって、頂点まで登り詰めた人が又、一から頂上を目指すなんて、どんなに険しい事なのか。

そこまでしてまで歌い続けるからこそ、彼女のメッセージは
いつも優しく力強い!!

日本の音楽はこういうベテランが支えているんだと思う。


音楽はある意味すごい勢いで、技術革新が進んでいる。

その反面、レコードの時代から比べると、何とも商売主義

で、ソウルを感じない時代になってしまったと思う。

音楽とは、たった一曲の歌が、ライブが、感動が、聴衆の

魂を揺さぶる事がある。時代と供に、クラシックと呼ばれ、

ロックと呼ばれ、ポップスと呼ばれ、島歌であり、

呼び名はそれぞれ違うけれど、感動と云う人間の感性に

本物のミュージックは生き続けると僕は思う。

僕が憂いに思うのは、そんな音楽が育たないこの国が、

とても心配に思う今日この頃なのだ。


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