なんちゃってジャズマンのジャズ日記

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ウォーキン

なんちゃってジャズマンのジャズ日記 ジャズアルバム紹介 ウォーキン

音数の多さ少なさなど問題にしないマイルスのソロはブルースの極意を伝える説得力を持つ
ジャズ 好事家の中にはCDよりもLPを好んで集める人が少なくない。
その理由の大きなひとつはジャケットのカッコよさにある。

ミュージシャンの写真だったり、絵や文字だけなど、いろいろなパターンが
あり、それだけで1つのミュージアムができそうなものだが本アルバムは
まずジャケットのカッコよさが特筆だ。

そして「ジャケットを気に入って買った作品に間違いは少ない」という
俗説を証明するかのごとく、内容も横綱級。


レイジーなテンポで演奏される、粘粘のブルース感覚がたっぷりと詰まったタイトル曲は
テーマ自体が強いグルーヴを放って強烈な印象を与えている。

簡潔ながら、音数の多さ少なさなど問題にしないマイルスのソロは
ブルースの極意を伝える説得力を持つ。
(楽器を手にした初心者の方は、ソロの採譜をぜひお勧めします!)

また、メロディを大切にしながらも、独特の歌い方での新たなバラード・プレイを
披露している「ユー・ドント・ノゥ・ホワット・ラブ・イズ」も必聴。

アート・ブレイキーとは対照的に、じっくりとビートを刻むケニー・クラークの ドラムス も魅力。


マイルス・デイヴィス/ウォーキン


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