JE2LUZ・熊野

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2006/12/11
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カテゴリ: クラシックカメラ
 車の世界でもそうですが、カタログ通りのものを買おうとすると、販売員が、『○○がオプションでございますが・・・、△△も純正で用意されていますが・・・』などと、進めてきて、ついつい交わされることが多いですね。
 私の今の車はスズキ・アルト・バン・四段マニュアルミッションと言う、新車価格では一番安い代物です。以前と違い、前座席分のシート等内装も、乗用車ナンバーと同じと言う物です。どうせ一番安いのに乗るならと、一切のオプションは断り、カタログのままで受け取り、そのまま乗っています。
 大体、車のオプションなんて本当にいるものは無いのですから…走って止まる、車に必要なものは全部付いているのですからね。
 カメラの世界でも、オプションで専用と言われるアクセサリーが用意されていることが多いです。これは古今東西どのカメラでも同じです。
 古い時代にはカメラが財産でしたから、硬い革で出来たケースが付いていました。それを使わないユーザーが出始めてからは、革製速写ケース¥○○◎◎円とこれは値札に本体価格と一緒に書いてありました。そして、ほとんどの人はそれは買いましたね。私もオリンパス35Sと一台目のニコンFは買いましたね。それ以降のカメラでは買ったことはありません。
 オークションでクラシックカメラを買うとこのケースが付いてくることがあります。
 日本でこんなものに入れて保管すると『カビさんいらっしゃーーい』と、言ってるような物ですから、分離してまとめて保管していますが、使いませんね。
 ケースも古い6*6のスプリングカメラでは共用できるのもが結構ありますが、他ではほとんど専用ですね。
 ケースは無くてもいいのですが、古い一眼レフとかでは、アクセサリーシューが付いていなくて、ファインダーの覗き穴のネジなどを利用して専用のものを付ける様にオプションになっているものが結構多いのです。これは一眼レフの頭が五角プリズムの関係でとんがっていたからです。又、とんがっていることが一眼レフであることを主張するデザインでもあったからでしょう。
 下のコンタフレックスにもアクセサリーシューがありません。当時はオプションで用意されていたのですが、今ではくっ付いているのを買うか、年に一回くらい出てくるオークションを毎日隅々まで見て探すか・・・
 それが無いばっかりに、小さなストロボを使おうと思っても、かように仰々しいスタイルになるのです。
 しかし、文句は言いません。私のニコンFも専用のアダプターがないとストロボが付かないのです。ペンタックスだってSPまでは駄目なんです。
 一旦、アクセサリーシューがくっ付けば、それは統一規格なんですが、くっ付ける所はてんでんバラバラ…
 まあ、写真を撮るという基本部分ではこれが無くても良いのですが…ヘッドライトのない車みたいな感じになります。
 50年前はナックって猛者ほど不便を感じる人は少なかったのです。
 ストロボなんて何度でも使えるような便利なものはまだ無いし、フラッシュの珠一個がタバコ一箱より高かったのですから…暗い所で写真を徒労なんて素人は考えもし無かったですからね。
 ニコンFはお金持ちが買うので、純正のフラッシュなどを買わせようと言う魂胆見え見えでしたね。


 カメラ解説は コンタフレックス4+プロテッサー35mm

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最終更新日  2006/12/11 07:12:01 PM
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