JE2LUZ・熊野

JE2LUZ・熊野

2013/12/20
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カテゴリ: 雑感
 この辺では「寒い」を「さぶい」と言っていました。
 今日は「さぶかった」です。
 県の災害復旧工事の完成で、土地の寄付とかの関係で山林所有者と隣接地の痴漢車の立ち会いを求められたからです。
 場所は小阪峠・桜地蔵・・・
 大泊町と飛鳥町の境の峠付近です。
 かつての国道・・・評議峠(ひょうげとうげ)に通じる道です。
 眼下には熊野灘が見えて居るのですが、山間部との境なので風が吹くし寒いところです。
 それに、今日に限って雪がちらつくし・・・
 昨日の雨よりはましと言っても雪は寒いです。
  • DSC09122-blog.jpg

 こうして見ると、晩秋の温かそうな景色なんですが・・・

 集められた人は、口々に「何もこんな日にしなくて良いのに・・・」と、文句を言っていました。
 土地収用で買収費が出るでも無し・・・
 災害復旧と言っても山間部の山だし・・・
 直接現場に関わる土地の地主はまだしも、現場から数百メートル離れた山の山主さんも招集されています。
 「隣接地」ですからね。
 中には実際は山が無い人も呼ばれています。
 何しろ土地台帳で決めますからね。

 山林の境界は未だにはっきりしないところが多いのです。
 面積も実測と帳簿では大きく違う場合が多いです。
 そして、字名や地番も無茶苦茶・・・
 それが常識なのに町育ちでしょうけど係は納得しない・・・
 富士山の頂上などもどこの県なのか分からないでしょう?
 木曽川河口の埋め立て地も愛知か三重か決まらないのでずっと使えなかったでしょう? 
 山の中なんて当たり前なんです。
 国道でさえ古いものは登記簿には記載されていないので、どこを通っているかさえ不明なのが一杯あります。
 それが日本なのですけど、係によってはその現実に目をつぶって自分の都合ばかり押しつけようとします。
 立場は分かるんですけど・・・

 境界を山主に聞いてもしかとは判らない物も多いです。
 どんどん不在地主が増えているので今後はますます分からなくなるでしょうね。
 私なども山の管理を兄貴に丸投げしてきましたから、境面もよく分からないのです。
 GPSと航空写真があっても、元々の境が分からなければ図に落とし込むことも出来ませんよね。
 田舎になると宅地・田地・田畑でもそうなってきています。
 売っても売れないのに固定資産税はかかる・・・ 
 物納しちゃう方が利口という事態が発生しています。
 どんどん物納されたら、田舎の町はどうなるのでしょう?


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最終更新日  2013/12/20 06:54:37 PM
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