New Worid

New Worid

ルール改定

 1995年1月22日フロリダ州タンパにてロイヤルランブル95が開催されました。ちなみに今大会の観客数は歴代大会史上もっとも少ない10000人。いかに当時のWWEの低迷状態だったかを物語る数字です。
 第1試合はレイザー・ラモンVS”ダブルJ”ジェフ・ジャレットによるWWEインターコンチネンタル王座戦。第2試合はジ・アンダーテイカーVSアーウィン・R・シャイスター(IRS)。第3試合は”ビッグ・ダディ・クール”ディーゼルVSブレット”ヒットマン”ハートによるWWE世界王座戦。第4試合はボブ・ホーリー&1・2・3・キッドVSタタンカ&バンバン・ビガロによるWWE世界タッグ王座戦。そしてメインはランブルマッチ。
 さて第1試合です。ラモンとジャレットは結構手が合うみたいで以降定番という形になります。それともう1つ、ジャレットのセコンドにローディなるマネージャーがついています。のちにアテテュード時代の名脇役の1人”ロードドッグ”ジェシー・ジェイムズの初期のキャラクターです。なおロードドッグもダブルJと名乗っていた時期がありましたがそれは別の話。試合はジャレットとローディによる狡猾な連携によってラモンは敗れ王座を失いました。ここからレッスルマニア11へと繋がっていきます。第2試合ですが完全な消化試合。確かにこの時期テイカーはテッド・デビアス率いるミリオンダラー軍団と抗争していましたがビガロとかでないと釣り合いが…。
 第3試合はWWE世界王座戦。王者になったことでディーゼルの異名として”ビッグ・ダディ・クール”が付きました。高い地位が人間のレベルを引き上げるのか、王者になったディーゼルはショーン・マイケルズの用心棒だったときより確実に風格が増しました。そしてブレットにとってはサバイバーシリーズ94で失った王座を取り戻す絶好の機会を得ました。試合はブレットがリードしディーゼルがきちんと対応した好試合でしたが、最後にかつての相棒ショーンと仇敵ボブ・バックランドが乱入し引き分けとなりました。不本意な結果となりましたがディーゼルとブレットは握手。これがサバイバーシリーズ95で…。第4試合は王座決定戦。というのも前王者チームであるショーンとディーゼルが仲間割れしたことで空位となったことで決定トーナメントが開催されこの両チームが勝ち残りこの大会で決定戦を行うことになりました。結果ホーリーとキッドが勝利しタッグ王者となりました。しかし翌日スモーキー・ガンズに敗れて王座を失います…。
 それではメインのランブルマッチです。なお今回のランブルマッチは2分後に次のレスラーが登場していたのが、1分後に短縮されました。もっとも次回では元に戻りましたが。
 1.”ハートブレイク・キッド”ショーン・マイケルズ(優勝)
 2.”ブリティッシュ・ブルドッグ”デイビーボーイ・スミス(29、ショーン・マイケルズ)
 3.イーライ・ブルー(9、シオーニ)
 4.デューク・ザ・ダンプスター(3、ショーン・マイケルズ)
 5.ジミー・デルレイ(1、デイビーボーイ・スミス)
 6.シオーニ(10、イーライ・ブルー)
 7.トム・プリチャード(6、ショーン・マイケルズ)
 8.ドインク(7、クワン)
 9.クワン(8、シオーニ)
 10.”ザ・モデル”リック・マーテル(5、シオーニ)
 11.”ザ・ロケット”オーエン・ハート(2、デイビーボーイ・スミス)
 12.ティモシー・ウェル(4、デイビーボーイ・スミス)
 13.ブッシュワッカー・ルーク(11、ショーン・マイケルズ)
 14.ジェイコブ・ブルー(12、ショーン・マイケルズ)
 15.キングコング・バンディ(14、メイブル)
 16.モー(13、キングコング・バンディ)
 17.メイブル(ビセラ)(16、レックス・ルーガー)
 18.ブッシュワッカー・ブッチ(15、ショーン・マイケルズ)
 19.レックス・ルーガー(27、クラッシュ)
 20.マンター(18、レックス・ルーガー)
 21.アルド・モントア(23、レックス・ルーガー)
 22.ヘンリー・ゴドウィン(26、レックス・ルーガー)
 23.ビリー・ガン(19、クラッシュ)
 24.バート・ガン(20、クラッシュ&ディック・マードック)
 25.ボブ・バックランド(17、レックス・ルーガー)
 26.スティーブン・ダン(21、アルド・モントア)
 27.ディック・マードック(25、ヘンリー・ゴドウィン)
 28.アトム・ボム(22、クラッシュ)
 29.ファトゥ(リキシ)(24、クラッシュ)
 30.クラッシュ(28、デイビーボーイ・スミス)
 いきなりショーンとスミスの絡みでスタートです。ショーン・マイケルズとデイビーボーイ・スミス、ショーンとブレット・ハートの因縁のほうがクローズアップされがちですが、ショーンとスミスも因縁深い間柄です。インターコンチネンタル王座、のちにヨーロピアン王座をショーンから奪われたスミスにとってショーンは自身の出世を阻んだ憎い敵でしょうね。今回のランブルマッチは極論ですがショーンとスミスの一騎打ちといっても過言じゃないですね。実際目立っていたのはこの2人だし。27番目に登場したディック・マードックの参戦には驚きました。なんて懐かしい…。おそらく旧知のJRからのブッキングだと思いますがマードックが全盛期だったら面白かったのに…。
 過去の出場メンバーと比較すると今回は若干見劣りがちかも。ショーンとスミス以外だとルーガー、オーエンあたりかな?結局最後まで残ったのはスタートから戦っていたショーンとスミスでした。スミスがショーンを落として優勝かと思いきや油断してコーナーに上がったスミスを落としたショーンが優勝となりました。このときショーンは片足は付いていましたが両足が付いていなかったためセーフとなりましたが、これは後付け設定。それでも機転を利かせるあたりがショーンたる所以ですかね。
 こうしていよいよショーンがレッスルマニアのメインに登場と思いましたが意外な人物が登場します。



© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: