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御塩殿神社(みしおどのじんじゃ)
参考関連記事
御塩浜
御塩殿神社(2014)貴重画像あり
■御祭神 御塩殿鎮守神(みしおどののまもりがみ)
御塩殿神社の境内には、神宮の神饌として神事に使う堅塩を作る施設
御塩汲入所・御塩焼所・御塩御倉・御塩殿があります。
内宮の所管社ですが、ここで作られた御塩は
外宮の神事にも使われるのだそうです。
神宮で使われる御塩は、五十鈴川河口の御塩浜で濃い塩水(鹹水・かんすい)を取り
境内の施設で荘の住民の奉仕により製塩が行なわれます。
最終的な作業、御塩焼固(みしおやきがため)の作業は神職が出向し、
身を浄めて奉仕するのだそうです。
御塩殿神社
社殿の前に鳥居はありません。
御祭神は御塩殿鎮守神(みしおどののまもりがみ)とされていますが
塩土翁(しおづちのおじ)であったとする説もあります。
境内の前にある二見町教育委員会による案内板には
「塩土翁を祀る神社」と書かれてありました。
潮の香りに誘われるように、社殿裏手に続く小径を行くと
青い伊勢湾が広がっています。
ただし境内から直接海に出ることは出来ません。
伊勢湾・二見興玉神社近くより
社殿裏手にあるのは、御塩汲入所と御塩焼所。
社殿ではありませんが、鳥居が建てられています。
砂浜に近いため、周辺は砂地。
しかし小径やこの施設の前も綺麗に掃き清められていました。
訪問したのは午後2時頃だったと思いますが、足跡は見当たりませんでした。
1.5kmほど東にある二見興玉神社は、大勢の参拝者で賑わっていました。
しかしここを訪れる人は少ないようです。
御塩汲入所
御塩汲入所(みしおくみいれしょ)は御塩浜から運ばれた濃い塩水を壷で保管する倉庫。
御塩浜にも行く予定だったのですが、うっかり忘れてしまいました。
(ここでのチョンボは、これだけではなかったのですが・・・)
御塩汲入所の建築様式は天地根元造(てんちこんげんづくり)と呼ばれるそうです。
古代の建築様式のように見えますが、それほで古いものではないと言われています。
御塩焼所
御塩焼所(みしおやきしょ)は鹹水を鉄鍋で煮込み、粗塩を得る施設。
鉄の平釜で焚き上げて粗塩を作るのだそうです。
作業は8月に行なわれます。
御塩汲入所と同様の天地根元造ですが、こちらは一回り大きく造られています。
御塩殿
御塩殿(みしおどの)は粗塩を焼き固め堅塩を得る施設です。
三角形の土器につめて焼き固め、堅塩(かたしお)に仕上げるのだそうです。
二見地域の方々は、「みしおでん」と呼んでいらっしゃるそうです。
屋根は茅葺で鳥居と板垣がありますが、社殿ではありません。
境内に入ると、鳥居もあって大きな建物なのでこちらが本殿かと思ってしまいます。
お恥ずかしい話ですが、私たちはこちらに参拝してしまいました。
御塩殿の左にある御塩殿神社は、今回は参拝どころか写真も撮りませんでした。
先に載せた社殿の画像は、昨年に撮影したものです。
昨年も写真を1枚撮っただけで、参拝しておりませんでした。
影になっていて見えにくいと思いますが、
御塩殿の向こう側に御塩殿神社の屋根が写っています。
実はあちらが「本殿」だったことは、
この記事を書くために資料を調べていて初めて知った次第です。
次回はちゃんと本殿に行き、お詫びをしなくてはいけません。
神社マニアを自称する身としては、とっても恥ずかしい大チョンボでした。
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