きらきら* でいず

2009.03.10
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カテゴリ: 読書

昔は短編って苦手だったんですが、23歳になった今。
結構短編もイイモノだなぁって思っています。
そう思ったきっかけは多分この本のおかげ。
だから、もしかしたらこの本以外の短編を読んだから、また「あんまり好きじゃないかも」って思っちゃうかもしれないけどね(笑)

1旅する本
自分が古本屋に売った本が、数年後旅先で偶然訪れた古本屋で見つかる。
また買って、読んで、違う感想を胸に抱いてその本を売る。
その数年後も、また見つかる。そしてまた売る。
自分と一緒に旅をする本は、なんだか不思議であったり、ちょっと怖い感じもしました。
でも、昔難しかった本を数年後に読み返すと、理解できたり、感じ方が代わるのは、すごく共感。

2手紙
恋人と喧嘩して、一人で訪れた旅先で見つけた本に挟まれていた手紙。
最初は主人公の性別も良くわからなくて、私はこの主人公は気が強い、男勝りで自立した女の人なのかなぁと思いました。
ストレートの黒髪。彫りの深い顔立ちをした美人。何て☆
ちょっと意地っ張りというか強気なところが好きでした♪

3彼と私の本棚
ちょうど私も彼と喧嘩してたときに読んだ(笑)
失って、立ち直って、なんだかすごく全体的に暖かかった気がする。
文章に書かれた切なさは、読みながら泣いちゃいそうな位。
でも、読み終わった後は爽快感が残りました。

4不幸の種
自分の不幸を何かのせいにしてしまえば楽。
でも、他人から見れば不幸なことが、本人にしてみればたいしたことなかったり、逆に幸せなことだったりする。
私も、こんな風に何度も読み返して、違った感想を抱けるような本にいつか出逢いたいなと思いました。

5引き出しの奥
私にはまだ理解しにくかったかなぁ。
好きなお話だけど、同捕らえて良いかわからなかった。
ただ、主人公の女の子の抱える思いや考え方はすごく共感できました(笑)

6ミツザワ書店
商店街の小さな本屋さん。
確かに、本屋さんには世界の全てが詰まってる。私もその思いは同感。
本を愛していたおばあさんは、それと同じくらいもちろんなくなったおじいさんのことも愛していたんだなぁと思いました。
自由な図書館。そんな図書館があってもいいのかなって思います。

7さがしもの
表題作です。なるほど、おばあちゃんの言葉は一つ一つ胸に響きました。
年の功ってやつでしょうか(笑)
おばあちゃんが強い口調でいつもと代わらず気丈に振舞うのは、やっぱりそれ以上に心のどこかに不安があったからなんじゃないかなぁと思います。
そして、自分にちゃんと向かってきた孫が本当に好きだったんだなとも。

8初バレンタイン
甘酸っぱいなぁと思いました(笑)
でもどことなく主人公の考えや行動はわかる。
相手のことを大好きで仕方ないとき、完璧な自分を見て欲しいし、相手に少しでも不快な思いはさせたくないからって一人でいろいろ考えてしまう。
だけど一つだけ反対なのは!
チョコは頑張ってほしかった(笑)
人に何かを送るために必死に考える…その時間ってすごく愛おしいなって今でも思います^-^





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最終更新日  2009.03.12 12:25:34
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