ジョナサンズ・ウェイク

ジョナサンズ・ウェイク

ふしぎな図書館(村上春樹)


羊男がドーナツを運んでいる表紙は佐々木マキ画。
ハルキの短編「図書館奇譚」を改稿したもので、どちらかというと子供向けかな?

小さなぼくは図書館に本を探しに来る。そして、その本があるという読書室に案内されるとそこは牢屋だった。待ち受ける不気味な老人。そして登場する羊男。ぼくは図書館に閉じ込められてしまうのか?

ふとS・キングの「図書館警察」という作品があったのを思い出した。どちらも図書館=恐怖という風に結び付けているのが興味深い。話は変わるが、ハルキ作品の中には魅力的な図書館がたびたび登場する。一度行ってみたいな。「海辺のカフカ」に出てくる図書館がいいかな。でも「ふしぎな図書館」で監禁されるのだけはゴメンだ。でも羊男とドーナツってのも悪くないかも。


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