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2006年03月10日

『ビフォア・ラン」重松清・著

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91816)

カテゴリ：読書

重松さんの本なのに、画像がない。（楽天様に）
なぜ～！！

「ビフォア・ラン」重松清・著

ストーリー）
高校生の物語。
授業で知った「トラウマ」という言葉に心を奪われ、
「今の自分に足りないものはこれだ」と思い込んだ平凡な高校生・優は
「トラウマづくり」のために、高一の時にクラスメイトで
ノイローゼになって退学したまゆみの墓をつくった。
しかし3年生になったある日、その同級生まゆみは彼の前に現れ、
現実ではないあらぬ記憶を口走ったばかりか恋人宣言してしまう―。
（BOOKデータベースに加筆しました）

高校3年と言えば受験ですね。
その状況の中で、もがき苦しむ優達。
まゆみの出現によって生活を乱され
おまけにノイローゼで、自殺行為をするとほのめかされたため
放っておく事も出来ず。
幼なじみの優等生の紀子さえも、いつの間にかまゆみに同調しだしてしまい
共通一次は目の前なのに・・・どうする？俺～って感じ。

なりたい自分を演出して、本来の姿ではないとじたばたして
でも、そういっている割には気持ちは優しくって
友だちっていいな・・・と思ったり。
色んな思いが溢れていました。

これは重松さんのデビュー作品らしいです。
今や大御所の重松さんですが、売れなかった時代もあるんですね。
でも、デビュー作でこれって・・・やっぱりすごいです。
重松さんの才能は枯れないんですね。

次は「見張り塔からずっと」を読む予定です。

ではまた。

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