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2009年07月19日

「かあちゃん」重松清／著

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91763)

カテゴリ：読書

かあちゃん重松清／著

【内容情報】（「BOOK」データベースより）

「お母ちゃんな…笑い方、忘れてしもうた」親友をいじめた。
誰からも助けてもらえなかったあいつは、
自殺を図り、学校を去った。
残された僕たちは、それぞれの罪を背負い、罰を受けて、
一人の年老いた「かあちゃん」に出会った─。
母が子どもに教えてくれたこと、
子どもが母に伝えたかったことを描く、
感動の最新長編。

すごく昔の、お母さん（のイメージ）を軸に
現代の子供たちと
家族模様がちりばめられて描かれてます。

いつもの重松さんの父親像と言えば
だらしなくて、天真爛漫で・・・というイメージなんですけど
おかあさんは、やっぱり「肝っ玉母さん」なんですよね。
だから、ちょっと古い。

でも、ひたむきで、家族第一で
懐の深い母親像と言うのは、やっぱりすごいなぁ・・・と思います。

で、この物語の中心は「かあちゃん」なんだけど
それとは別に
背中で語る・・・という所がある気がしますね。
人の行いで、自分を映して学ぶ。
つながってるんだ・・という最後の物語が心に響きました。

重松さんのこういう話は、読み辛い。
いじめが絡んで来ると
本当に辛い。
でも、読んだら・・・こんなに上手く行けばいいな
そうあればいいなと、思いますねぇ。

すごく好きな一冊です。

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