被災地活動最終日～前を見るしかない宮城、前が見えない福島～ | 世界一！障害者のトータルライフサポーター日記

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2011年05月07日

被災地活動最終日　～前を見るしかない宮城、前が見えない福島～

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昨日の早朝に石巻を発ち、

午前中に仙台市に着。

まずは、グループ企業である

ISFネットさんの仙台支社に訪問。

被災地の状況の情報交換も行ったが

話の大半が

事業提携など今後の話だった。

非常に前向きな話に終始しました。

その後、宮城中小企業家同友会の事務所を訪問。

職員の方に、

宮城県内の中小企業の状況について教えて頂いた。

そして、

私が役に立てることはないか

聞いてみた。

「宮城の企業は元気です、

　ということを伝えてください」

とのことだった。

皆さんのお陰で支援物資はかなり届き

目の前の衣食住は

かなり回復した。

次の段階として

経済をまわすことが必要、

とのことだ。

支援物資の送付で

経済をまわすことは出来ない。

「心配」「思いやり」から

「対等なパートナー」へ

宮城の経営者は

多くのものを失い

退路を断たれ

もう前を見るしかない。

同友会の職員の方も

被災地を回ると

経営者の皆さんの

前しか見ないエネルギーを浴びて

かえってすごく元気をもらって帰ってきます、

とのことです。

私も経験上

新たなことに挑戦できるときって

外的環境から

退路を断たれたときが多い。

宮城の企業の底力に期待しましょう。

パワーあふれる宮城の企業とのビジネスを拡大して

自社を発展させて

東北の、日本の経済復興に

参画しましょう。

宮地中小企業家同友会にあった

寄書です。

続いて、郡山にある

福島中小企業家同友会の事務所を訪問。

地震、津波と大きな被害にあった土地だが

経営者にとって

今もっとも大きな問題は

原発と風評被害。

経営以前に

原発からの距離の関係で

そこにいることが出来ない企業や

い続けることが出来るかどうか

見通しが立たない企業もある。

食品は放射能の基準値があるが

工業製品にはそれがない。

取引先から受け入れを止められても

基準値がない以上

それを強く勧めることも出来ない。

（放射能濃度は、他の場所で作ったものより

　高いことは事実なので）。

私が役に立てることはないか聞いてみたが、

自分たちで先が見えないわけだから

他人にお願いできることも見つからない

というのが実情とのこと。

福島については

状況が日々変わる。

状況変化をウォッチし続けて

東京の経営者として何が出来るか

常に探し続けていくしかない。

今回の5日間の活動の中で

被災地といっても

当たり前だがいろいろだ、

ということが改めてわかった。

ということは

私が東京で出来ることも

いろいろあるわけだ。

一つ一つをしっかりまとめて

一つ一つしっかり考えて

一つ一つをしっかり実行していきたい。

一つ一つ何を行っていくかは

一つ一つブログでも伝えていきます。

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書名：世界一の障害者ライフサポーター
著者：木村志義
出版社：講談社
定価：本体１４００円（税別）
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